月編


 2003.4.29 (Tue)       「いじめ」が起こる本当の理由ってそんなことじゃないだろ

プロ野球をあまり見ない方はご存じないかもしれませんが、プロ球団にはそれぞれマスコットキャラクターがいて、球場での盛り上げ役になっています。巨人ならオレンジ色のウサギの「ジャビット」、ヤクルトならツバメの「つばくろう」とかね。その中でも「最上級のエンターティナーだ」とひそかにボクがリスペクトしていたのが、阪神タイガースの「トラッキー」です。

 とにかくよく動く。そしてパフォーマンスがウィットに富んでいる。10回連続のバック転など朝めし前。相手チームのマスコットと一緒に踊ったり、じゃれ回ったり。ヒゲ面のムーアが投げるときには自分もつけヒゲをつけて応援してみたりと、阪神ファンだけでなく、相手チームのファンをも楽しませていました。

 特に面白かったのが「宿命のライバル」と呼ばれる横浜の佐伯選手とのバトルです。といってもトラッキーはまるで歯が立たず、プロレス好きの佐伯選手にいつもいいようにやられるだけなのですが・・・(笑)。やられてもやられても懲りずに毎回立ち向かっていく、というトラッキー(を演じている人)は、「お約束」という笑いをよくわかっている人だと思います。

 ところが、最近残念なニュースを耳にしました。7年間トラッキーを演じ続けていたスタッフが解任され、トラッキーの中身が別の人に代わってしまった、というのです。球団関係者はハッキリとした理由を公表していませんが、どうやら選手などとの取っ組み合いがあまりにも過激で、「イジメを想像させるなど、子供の教育上よくないから」ということらしいです。どうもそういう団体から強烈なクレームが入ったみたいですね。

 ・・・・・この手の輩には、まえまえから言いたいことがあったんですけど、この機会に言っておきます。
  「あのな、自分の子供のしつけが出来ないのをなんでもかんでもテレビのせいにするな。」

 ボクが子供の頃にも過激なバラエティ番組はいくつもあったし、プロレスごっこも兄弟げんかも、友だちとの取っ組み合いも毎日のようにやっていました。それでも「やっていいこと」と「これだけはやっちゃいけないこと」の区別はちゃんとついていた。というよりもそういう経験の中で判断基準を養っていったんです。

 「子供に悪影響がある」って? 親の被害妄想的な勝手な判断で「あれは見ちゃダメ」「これも見ちゃダメ」と子供の目をふさいでしまうことが、結局子供の判断力を失わせることがわからないのか? そっちのほうがもっと悪い影響だとは思わないのか? 見てみないで、やってみないでいつ学ぶんですか?  

 子供は親が思っているほど無知じゃない。「子供は無知だから」と決めつける親の姿勢が、子供を無知にさせてしまうんじゃないでしょうか。

 「彼」の演じるトラッキーは間違いなく甲子園のアイドルだった。子供たちのヒーローだった。親の勝手な自己満足で、子供たちのヒーローを奪うな、と言いたい。

 

 2003.4.25 (Fri)       史上もっとも無駄な「延命措置」

オウム真理教教祖、麻原彰晃こと松本智津夫の裁判は実に7年の歳月を経て、ようやく地裁の論告求刑という「第1ステップ」にたどり着きました。当然ながら求刑は死刑、判決ももちろん死刑だと思われますが、判決が下されるのは来年になるそうです。その後、舞台は東京高裁、そして最高裁へと移っていくことになります。最高裁で死刑が確定し、刑が執行されるのはいったい何十年後になるというのでしょうか? 

 いや、そもそも「死刑執行」は実現するのでしょうか? 上告審で刑が確定するまで麻原が生き続ける保証はどこにもない。社会に復帰することはなくても、麻原が処刑を免れ、自らの寿命によりこの世を去るという「逃げ切り勝ち」を収める可能性も充分考えられます。そこまでいかなくても、坂本弁護士のお母上などは齢70を超えておられます。「私が生きている間に・・・」というのが真情なのではないでしょうか。

 この裁判に深くかかわった人間が口をそろえていう言葉は、「無駄な時間であった」「何の意味もない裁判だった」というものです。7年間、254回に上った公判の大半は、麻原についた国選弁護士による、検察側証人への反対尋問に費やされました。そのほとんどは「アラ探し」ともいえるような、事件の本質とは関係ない、意味のない尋問だったといいます。

 それは、無駄な引き伸ばし工作としか言いようがありません。いったい何のために・・・。麻原1人のために支払われた国選弁護費用(国の税金で弁護士に支払われる)は、これまでに4億4千万円を超えているそうです。莫大な金額ではありますが、10人を超える弁護団で7年間も裁判していることを考えると、長く引き伸ばしたところで、割に合う報酬が得られているとは思えません。では、いったい誰が得をするというのでしょうか。少なくとも裁判が続いている間は命が補償される麻原か?

 ボクはそれも違う気がします。弁護団は麻原と全く意思の疎通ができていない。法廷で自らの意思をしゃべろうとした麻原を弁護団が黙殺したことが原因と言われています。以後、麻原は弁護士の接見を拒否し、法廷でも居眠りをするか、意味不明の言動を繰り返すだけになってしまいました。本心を語る「権利」を奪われた彼は、真実を語る「義務」も放棄し、ただ退屈な時間が過ぎ去るのを待っているだけです。

 国民の誰もが、彼の本心を聞きたがっていた。そして、当初彼にもその意思があった。だが、失われた。あとは無駄に月日が流れただけ・・・。おそらくはこれからも・・・。いったい、何のために?

 

 2003.4.20 (Sun)       グッバイ、花粉たち。また来年な。

ひそかに花粉症終わってますよね。まだときどき目がゴロゴロするときはあるけど、くしゃみはほとんど出なくなりました。もうマスクなしでも問題なさそうですね。あー、良かった。いやーでも今年は心なしか例年より症状が穏やかだった気がします。雨の日が多くてあまり花粉が飛ばなかったっていうのもあるんでしょうが、やっぱり意地になって毎日食べ続けたヨーグルトも効果があったのかな。ボクは花粉症だけでなく、アトピー性皮膚炎でもあるんですが、ヨーグルトを食べるようになってからはそっちのほうも良くなったような・・・。気のせい? いや、そんなことないと思うけど。

 花粉症もアトピーも、基本的には一緒のものです。アレルギー症状ですからね。身体が外部刺激に対し、過敏に反応してしまう、という。「lg−E抗体」がどうのとか、「Th2細胞」がこうのとか。うろ覚えですけどね。そのバランスは腸内細菌によって大きく左右されるそうで、だからヨーグルトが効くんだそうです。

 そういえば、2、3日前のニュースで「アレルギー体質改善効果」のある新しい乳酸菌が発見されたというのを目にしました。来年の花粉症シーズンまでには、ヨーグルトなどに混ぜられて商品化されるんでしょうか。期待しています。

 そんなわけで、ヨーグルトがアトピーにも効きそうだということがわかったので、今後も食べ続けてみようと思います。アトピーにはシーズンはありませんからね。「ヨーグルトのページ」は当初、花粉症のシーズンだけの期間限定の予定でしたが、もうしばらく置いておくことにしました。「プロバイオティクス」だけにこだわっていますので、さすがに種類はもう、そうたくさん増えないと思いますが、ボクは今も「まだ見ぬ強豪」を探してスーパーのヨーグルトコーナーを渡り歩いています(笑)。

 

 2003.4.13 (Sun)       アド街ック天国

テレビ東京の「出没!アド街ック天国」っていう番組ありますよね。いろんな街の名所を紹介するやつ。「多摩ニュータウンには来ないのかな〜」と思っていたら、番組のホームページで「多摩センター」の情報を募集し始めた様子。情報を集めているってことは、近いうちに番組で取り上げる可能性があるってことですよね。多摩センターだけで名所が20〜30件あるかどうかは疑問ですけど。あんまりいいのが集まらなかったらやらないのかもね。

 そんなわけですから、多摩センターの回を成立させるためにも、皆さんおすすめのスポットがあればぜひ番組の掲示板に書き込んでみてください。「ピューロランド」や「パルテノン」、「中央公園」とか「ペンタ君」あたりは堅いでしょうけど。あとは「グランクリュ」とかかな。

 ちなみに、ボクがおすすめする多摩センターの名所は・・・・・、う〜ん・・・・・・・・・、別に無いな(笑)。

   番組ホームページ: http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/bbs.html

 

 2003.4.9 (Wed)       うれしさと不安と「やっちゃったかな?」感と

ボクの仕事場はほとんど全てが多摩市内です。会社に行ったり、NPOセンターに行ったり、いろいろなお客さんのご自宅に伺ったりと、毎日毎日ウロチョロしてますけれども、行動範囲は特別広くはない。そんな中、移動手段として何が一番便利かと言えば、自転車なんです。

 多摩ニュータウンは車が通る道と、人や自転車が通る道ははっきりと分かれていて、自転車のほうが近道をできるため、市内を移動する分には、車と自転車の移動時間はそんなに変わりません。そして何より、駐車場の心配をする必要がないのが素晴らしい。雨の日に走れないのと、荷物が積めないのが難点ですけど、運動にもなりますので、できるだけ車じゃなくて自転車を利用するようにしています。

 そんなわけで一年中自転車を乗り倒してるんですけど、そうなってくると自転車の性能が、生活の快適さに結構影響してきます。いや別に今の自転車が悪い自転車というわけじゃないんですが、できればもうちょっとアレがこーして、コレがあーした自転車が欲しいなー、なんて・・・・・ね。で、さっきから長々と何を書いてるのかというと、要するに新しい自転車を買っちゃったことの言い訳を書いてるわけなんです(笑)。

 ちなみにこんなヤツね。かっちょいい? ↓
http://www5e.biglobe.ne.jp/~fly-web/column/columnimage/tr1-s.jpg

 カナダの LOUIS GARNEAU (ルイガノ)というメーカーの自転車です。一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、割と人気のあるブランドだそうです。

 で、さっそく乗って帰ってきましたけど、も〜、坂が楽! ウチの家は最後に坂を登ってこないと行けないんですが、前の自転車では、体調の悪いときは登りきれなかったんです。それが・・、楽勝でした。 スゲーよ、ルイガノ。ルイガノ万歳って感じ(笑)。

 まあ、そんなに安い買い物ではなかったですけど、しばらくはハッピーな気分でいられそうです。いや、待てよ。ひょっとして自転車が盗まれるんじゃないかと気が気じゃなくて、眠れなくなっちゃうかも(笑)。

 

 2003.4.4 (Fri)       ボクのコラムは、松井とボブ・サップがレギュラー

みんな知ってるでしょうけど、松井のメジャーリーグ1年目はもう開幕しています。開幕3試合連続安打、連続打点を記録中。素晴らしいですね。でも何よりもすごいのは、松井が「ヤンキースの5番」として、打撃も走塁も守備もそつなくこなし、チームの3連勝への流れを全く邪魔していないことです。監督としては、そういう選手が9人集まることが理想なわけで、その意味で松井は、新人にもかかわらず、ヤンキースの主力メンバーとして充分に使っていける、と認識されたはずです。それが、すごい。

 こうなってくると、あとは松井の公式戦初ホームランがいつ飛び出すかに注目が集まるんでしょうが、ボクはあまりホームランにこだわって欲しくないと思います。松井にとっては対戦相手は全投手初顔になるわけですから、まずは球筋に慣れて、確実にヒットを打っていくことが大事。その延長線上にホームランがあればいいんじゃないでしょうか。

 前にボクは「松井はメジャーでも3割30本確実に打てる選手だ」と書きました。その評価は今も変わっていません。ですが初年度はまず、レギュラーとして定着して試合に出場し、メジャーの野球に慣れることが一番大切であり、安定した成績を出すのはその次の年からでもいいんじゃないかと思います。もちろん、初年度から3割30本に到達すれば文句なしですが、今年はどちらかの数字がクリアーできれば合格だと思います。

 ちなみにボクの予想では、
   打率 .307   ホームラン 28本   打点 93  ぐらいじゃないかと。 

 


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