基本情報


■魂の転生

<トップへ>
■魂の転生  □科学と言う名の神  □神々と魔法  □人々の役割 

 現実世界と幻想世界は、実は冥界を通じてつながっている。いや、もっと他の世界ともつながっている可能性すらある。だが、さしあたり この2つの世界についてのみ考えることにする。

 冥界を通じてつながっている・・・つまり、死した生命から抜け出た魂は、どちらの世界のものであっても、同じ場所に集うということになる。当然、前世とは異なる世界に生まれ変わることもあり得るだろう。だが、その場合 魂が持った記憶が蘇ることは通常あり得ない。実際、幻想世界に住む者の中で、現実世界のことを思い出せた者は存在しない。

 しかし、現実世界に住む者の中には、幻想世界に生きていた時のことを思い出せる者がいる。その理由は定かではないが、そうして幻想世界の記憶を取り戻した者は、現実世界が やはり魔族によって蝕まれつつある実態に愕然とする。そして、幻想世界で戦ったのと同じように、現実世界でも人知れず戦おうと決意することになる。
 もしかすると、リグナーデは現実世界のことを知っていて、この世界を魔族から守るために 魂を送り込んでいるのかもしれないが、それは誰にも分からないことである。


■科学と言う名の神

<トップへ>
□魂の転生  ■科学と言う名の神  □神々と魔法  □人々の役割 

 現実世界においても、生命が持つ魂の力は大きな意味をなしていることは前述した。そして、それが最も はっきり現われている例が"科学"である。現実世界では、科学が 世界秩序を形成する大きな要素となっているからだ。

 現実世界において、大多数の人々は科学の存在を当然のこととして受け止めている。そして、その事実が、科学という存在を神と同等の存在に押し上げているのである。それは幻想世界において 時間神や魂導神が その存在をはっきり知られていなくても、人々の魂の力を受け取って力を維持できるのと同じことなのである。
 


■神々と魔法

<トップへ>
□魂の転生  □科学と言う名の神  ■神々と魔法  □人々の役割 

 現実世界では、神々や魔法といったものが効果を現しづらい。その大きな要因は"科学"の存在であるが、幻想世界と比べて環境的に大きく異なる部分があることも忘れるわけにはいかない。

 魔法が働きづらい原因として、科学以外に考えられることとしては、魔晶の量の絶対差が挙げられる。いや、こと魔法に関して言えば、科学よりも こちらの方が問題である。何せ魔晶が無ければ、どんなに頑張っても魔法を発動させることは出来ないからだ。


■人々の役割

<トップへ>
□魂の転生  □科学と言う名の神  □神々と魔法  ■人々の役割 

 現実世界における人々の役割は、まさに「職業」と言い換えても良いものとなる。つまり、職業の数だけ役割があることになり、幻想世界にもまして多種多様である。だが、FHRでは、幻想世界と同じような手法で 以下のように分類する。

ウォーリアークラス
 鍛え上げた肉体を用いる人々。いわゆる軍隊に所属する兵士や傭兵だけでなく、警察消防関係者・武術家・スポーツ選手といったものが含まれる。

スペルユーザークラス
 現実世界における魔法・・それは科学技術である。このため、科学者・技術者といったものが、スペルユーザーに分類される。

ホーリーサービスクラス
 現実世界においても宗教関係者を表している。ただし、信じられている神が幻想世界とは異なるため、その様相は大きく変わる。なお、実際に力を持った神を信仰していないカルト集団は、アウトロークラスに分類される。

アウトロークラス
 幻想世界と同様、裏社会の構成員を表す。一般になかなか認められない新興宗教の特殊な組織も、ここに含まれるものとする。

アルチザンクラス
 幻想世界と同様、自らの技で何かを作り出す人々を表す。その内容も工芸家・芸術家など ほとんど変わらない。

フィールドクラス
 やはり野外での仕事を主にする人々を表す。農牧者・漁師・猟師など一次産業に携わる人々の他、車の運転手や飛行機のパイロットのほか、ジャーナリストも、ここに含まれる。

シチズンクラス
 現実世界においては、ここに分類される職種もかなり多い。一般的な事務員や店員などの他、公務員・教師なども ここに含まれる。

ソサエティ
 現実世界では、居住の自由が認められている場合が大半である。このため、社会的地位を表すものが主体となる。幻想世界と同様、支配者階層がここに含まれるほか、会社・学校といった組織や機関も、ソサエティとして表現される。このため、現実世界に生活する人の多くは、何らかのソサエティに属していることになる。


<トップへ>

□魂の転生  □科学と言う名の神  □神々と魔法  □人々の役割