僕らの子供時代はあの日終わった・・・・

「デニム、奴が来るぞ。
ランスロット・タルタロス
俺たちの仇」


ヴァイスがランスロットのゴリアテ上陸の情報を仕入れて、
隠れ家の教会に馬を飛ばして駆け込んで来た。


ランスロット・タルタロス・・・
ローディス教国からヴァレリアに派遣された暗黒騎士団
ロスローリアン団長
ゴリアテを襲った首謀者
僕たちの仇・・・。

カチュア姉さんは僕たちのランスロット襲撃に反対だった。
たった3人で奴を襲うなんて無理に決まっていると・・・。

ヴァイスが言う。
「忘れたのか? カチュア
奴らがした事を。」
明日へ・・・
炎の中に崩れた街
人々の悲鳴が今も耳に残っている

「俺たちウォルスタ人が人間らしく生きるためには
バグラムもガルガスタンもロスローリアンも
みんな叩くしかないんだ!」

ヴァイスが言い切る。

「ヴァイス! 無茶だとわからないの?」
「やってみないとわからないだろう!
デニム、行くぞ」

ヴァイスの言うとおりだ。

ここにいても何も変わらない・・・・
僕たちは進むしかないのだ。
自分が正しいと思う道を信じて・・・・・・・

「姉さん、行こう」

僕らは未来へ走り出す・・・。

                                                  

  

汝、ウォルスタの子らよ・・・・    
我に何を祈る・・・・?

 
                                                               何を・・・・・・



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