エルニーニョ「六甲おろし(六甲颪)」
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(The Rokko-Oroshi)

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 「阪神タイガースの歌」アニメーションGIF:俺様は「猛虎」かダメニャンの「眠り猫」か?俺様は猛虎眠り猫か?
          作詞:佐藤惣之助(※1)/作曲:古関裕而(※2)

  さあ、”由緒”有る応援歌アニメーションGIF:熱血トラ吉(会社クビに成りそうな虎狂)。一緒に歌おうぜ!
 1. 六甲颪(おろし)に 颯爽(さっそう)
    蒼天翔(そうてんか)ける 日輪(にちりん)
    青春の覇気(はき) 美(うるわ)しく
    輝く我が名ぞ 阪神タイガース
    オウオウ オウオウ 阪神タイガース
    フレフレ フレフレ

 2. 闘志溌剌(はつらつ) 起(た)つや今
    熱血既に 敵を衝(つ)
    獣王(じゅうおう)の意気 高らかに
    無敵の我等ぞ 阪神タイガース
    オウオウ オウオウ 阪神タイガース
    フレフレ フレフレ

 3. 鉄腕強打 幾千度(いくちたび)
    鍛えてここに 甲子園
    勝利に燃ゆる 栄冠は
    輝く我等ぞ 阪神タイガース
    オウオウ オウオウ 阪神タイガース
    フレフレ フレフレ

 

 ★★「六甲おろし(六甲颪)」の”由緒”について

 日本のプロ野球が「日本職業野球連盟」という名称で発足したのが1936(昭和11)年2月5日です。阪神球団の前身は前年の1935(昭和10)年12月10日に創立された「大阪野球倶楽部」(大阪タイガース)で、翌36年の職業野球開幕当初から参加した日本で2番目の老舗球団です(※3)。その際、応援歌「六甲おろし」が1936年に作曲され同年3月25日に発表されました。従ってこの歌のオリジナル名称は『大阪タイガースの歌』で、オリジナル版の最後のフレーズは当然

    オウオウ オウオウ 大阪タイガース

であり、韻律的に「オウオウ」は続く「オオサカ」の序奏を成して居たのです。
 その後1961年に阪神タイガースに名称変更されたのに伴い歌詞も変更され『阪神タイガースの歌』が正式名称に成りました。しかし「阪神」に韻を合わせるなら

    ハンハン ハンハン 阪神タイガース

に成って仕舞い、「ハンハン」では締まらないので、ここは「オウオウ」の儘残した訳です。「六甲おろし」という呼称は冒頭の歌詞から採った通称です。
 以上の様に、「六甲おろし」は日本のプロ野球の黎明と共に他に先駆けて誕生した最も”由緒”有る応援歌なのです。

  ★甲子園について

 序でに甲子園球場は兵庫県西宮市甲子園町に在る野球場で阪神タイガースのフランチャイズ球場。全国高等学校野球選手権大会などの会場としても有名。1924(大正13)年の甲子(きのえね)の年に完成したのがその名の由来です。

 尚、作曲家・古関裕而については私の”力作”が在りますので、▼最下行の関連リンク▼から是非御一読下さい!

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【脚注】
※1:詩人(1890〜1942)。神奈川県生れ。小唄・民謡・歌謡曲の作詞も多い。詩集「正義の兜」「華やかな散歩」「颶風の眼」など。
 補足すると、この人本業の詩人としては余り知られて居らず作詞家としての方が有名です。作曲家・古関裕而についての私の論考「古関裕而音楽の幅広さ」の中で、古賀政男・服部良一・古関裕而の3人の同世代の作曲家を対比させて論じて居ますが、彼はこの3人に歌詞を提供し名曲を生んで居ます。下の表をご覧下さい。

    <佐藤惣之助作詞のヒット曲>
  古賀政男作曲:「人生の並木路」「緑の地平線」「人生劇場」
  服部良一作曲:「湖畔の宿」
  古関裕而作曲:「六甲おろし」
  竹岡信幸作曲:「赤城の子守唄」

 少し時代懸かった歌詞が彼の特徴です。又、大の釣好きで釣に関する著書が数册在る様で、ちょっと変わっててオモロイ人でっせ。

※2:作曲家(1909〜1989)。本名、勇治。福島県生れ。歌謡曲・応援歌・軍歌などを作る。作「船頭可愛や」「露営の歌」「とんがり帽子」「長崎の鐘」「栄冠は君に輝く」「オリンピック・マーチ」など。

※3:日本で最初の職業野球球団は、読売ジャイアンツ(通称:巨人)の前身「大日本東京野球倶楽部」で1934(昭和9)年12月26日創立です。阪神タイガースの前身「大阪野球倶楽部」はこれに次ぎ日本で2番目に創立された球団です。

    (以上、出典は主に広辞苑です)


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