斎宮は神の妻
('Saiguu' is wife of GOD, Ise)

-- 2015.09.23 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2017.01.27 改訂

 ■はじめに - 









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 ■天照大神が女神に成った背景 - 女王卑弥呼の存在








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 ■結び - 




φ-- おしまい --ψ

【脚注】
※1:



※2:古事記(こじき)は、現存する日本最古の歴史書。3巻。稗田阿礼が天武天皇の勅で誦習した帝紀及び先代の旧辞を、太安万侶が元明天皇の勅に依り撰録して712年(和銅5)献上。上巻は天地開闢から鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)迄、中巻は神武天皇から応神天皇迄、下巻は仁徳天皇から推古天皇迄の記事を収め、神話・伝説と多数の歌謡とを含み乍ら、天皇を中心とする日本の統一の由来を物語る。ふることぶみ。


※3:蛭子(ひるこ)とは、日本神話で、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)2神の間に最初に生れた子。3歳に成っても脚が立たず、流し捨てられたと伝える。又、天照大神の別名「大日孁命・大日霊命(おおひるめのみこと)」に対して、「日る子」の意で、男性の太陽神が存在したものとも言う。中世以後、これを恵比須として尊崇。蛭の子(ひるのこ)。古事記上「子(みこ)―を生みたまひき」。
※3-1:天照大神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、伊弉諾尊の女(むすめ)。高天原の主神皇室の祖神。大日孁貴尊(おおひるめのむちのみこと) -或いは大日孁命・大日霊命(おおひるめのみこと)- とも号。日の神と仰がれ、伊勢の皇大神宮(内宮)に祀り、皇室崇敬の中心とされた。



※4:日孁/日霊/日女(ひるめ)とは、日の女神。天照大神を称える語。太陽神に仕える巫女の意とも言う。大日貴神(おおひるめのむちのかみ)。万葉集[2]「天照らす―の命みこと」。







※9:崇神天皇(すじんてんのう)は、記紀伝承上の第10代の天皇。開化天皇の第2皇子。名は御間城入彦五十瓊殖(みまきいりびこいにえ)。日本書紀に御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)、古事記に所知初國御眞木天皇(はつくにしらししみまきのすめらみこと) と在り、更に常陸国風土記に初国所知美麻貴天皇(はつくにしらししみまきのすめらみこと)と在る。四道将軍派遣、宮中に祀っていた天照大神を最終的に伊勢神宮に祭り(←これを「元伊勢」と呼ぶ)、斎宮の制を始めるなど祭祀の整備し、朝鮮半島の任那からの朝貢を受け、更に池溝の開発など、多くの業績を残し大和政権を確立した最初の天皇と考えられて居る。陵墓は山辺道上陵。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」、「日本史人物辞典」(山川出版社)より>
※9-1:始馭天下之天皇/御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)とは、初めて造った国を統治される天皇の意。ところが、神武天皇崇神天皇の2人が居る事に注意。神武紀「始馭天下之天皇」、崇神紀「御肇国天皇」
 補足すると、天皇(皇后)の名の中に「神」の字が在るのは、神武崇神神功[皇后]応神だけである。そして全て天皇を紀伝体で記す「日本書紀」の中に唯一皇后の紀伝が在るのが神功皇后です。これらの事を総合的に判断すれば、日本書紀の意図は可なり解ろうというものです。
※9-2:豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)は、崇神天皇の皇子。東国の上毛野君、下毛野君の祖と伝えられる。
※9-3:豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)は、崇神天皇の皇女。勅に依り天照大神を倭(やまと)の笠縫邑(かさぬいのむら)に遷し、大神に仕えたと伝えられる。斎宮の初め
※9-4:斎宮(さいぐう/いつきのみや)とは、[1].伊勢神宮に奉仕した皇女。天皇の名代として、天皇の即位毎に未婚の内親王、又は女王から選ばれた。記紀伝承では崇神天皇の時代に始まる -豊鍬入姫命(崇神天皇の皇女)が初代- とされ、後醍醐天皇の時代 -祥子内親王(後醍醐天皇の皇女)が最後- に廃絶斎王。伊勢物語「かの伊勢の―なりける人」。→斎院。斎女。
 [2].[1]の居所。



※15:卑弥呼(ひみこ/ひめこ)は、3世紀半ば頃の邪馬台国の女王(?~247年頃)。「魏志倭人伝」に拠れば、約30国が女王の統治下に在り、239年に使者難升米を遣わして、明帝より親魏倭王の称号を与えられ金印紫綬を授かった。又、「鬼道に事(つか)え、能く衆を惑わす。」と在り、呪術を行う巫女(みこ)であったらしい。<出典:一部「学研新世紀ビジュアル百科辞典」より>
※15-1:鬼道(きどう)とは、[1].〔仏〕六道の一。餓鬼道。鬼趣。古今著聞集13「成佐―にありといへども」。
 [2].magic, enchantment。呪術/幻術/妖術。魏志倭人伝「―に事へ、能く衆を惑はす」。






    (以上、出典は主に広辞苑です)

【参考文献】
△1:『神道の本(八百万の神々がつどう神秘的祭祀の世界)』(学研編・発行)。



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