相続税の課税を受けない人も相続は大変です。

 我が家は、基礎控除(5000万+1000万×相続人)以内だから相続対策は必要ないと思っている方が、多くいます。
 実際に1年間に死亡する人のうち、相続税が課税される方は、消費税分ぐらいです。
 確かに95%の方は、相続税の心配はありません。しかし争族対策は、必要です。

 円満な家族ほど遺言は必要だ!

私は思います。遺言書があればもめることなどなかったのに、家族でもめてしまい、そのあとの人生がつまらないものになっているケースもあります。
 
 相続税の課税を受けない場合は、専門家に依頼しない場合が殆どですし、
弁護士や税理士も受けてくれないでしょう。(報酬が安い為)
 
 相続税の課税を受けない人は、一般的には資産家ではないので法定相続通りに分けることが大変難しい。
 資産の多くが金融資産であれば、分けやすいのですが、不動産の場合は評価が難しく分けずらい。
多くの場合は、自宅部分などを共有で所有するケースが多くあります。
 子供の中には、住宅ローン返済中の人も、土地が欲しい人もいます。
 公正証書の遺言書があれば、円満な相続が出来たのにと残念がる方が多くいます。
 話し合いで決める事となれば、もめるケースが多くなります。
  
 家族へ愛情や感謝の気持ちを込めた遺言書を残す事で、家族が仲良く暮らす事の出来るよう備えましょう。
 不備な遺言書は問題を大きくします、専門家に相談して作成してください。
 出来るだけ公正証書遺言を作成して欲しいものです。
 保険の活用による相続対策は、資産家だけのものではありません。
自宅を相続する人,保険金や現金を相続する人、いろいろ考えて対策を練ってください。
特に奥様が、困らないように考えて欲しいのものです。