倉本昌弘・尾崎直道・室田淳のシニアプロが大活躍

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優勝したB・ジョーンズと健闘を称え合い握手をする倉本(右)

 男子ゴルフツアーのつるやオープンは22日、兵庫県川西市の山の原ゴルフクラブ山の原コース(6778ヤード、パー71)で雨の中、最終日が行われ、史上4番目の年長優勝記録を狙った51歳の倉本昌弘は2打差の2位に終わった。4年ぶりのツアー優勝は逃したが、上がり3ホールでの連続バーディーで意地を見せた。同年齢の室田淳は8位、50歳の尾崎直道も11位とシニア勢が奮闘。ブレンダン・ジョーンズ(32=オーストラリア)が通算16アンダーで、2年連続3度目の大会制覇を果たし優勝賞金2000万円を手にした。

 それは無言のメッセージだった。首位を走るジョーンズと4打差がついた16番パー3。倉本はピン右1・5メートルにピタリとつけるスーパーショットでバーディーを奪った。続く17番パー5は6メートル2に2オンして2パットでバーディー。18番は3メートルのバーディーパットを執念でねじ込んだ。「ブレンダン(ジョーンズ)にノープレッシャーでゴルフをされたらダメだね。誰かがプレッシャーをかけないと。サイドから最大限の努力はするから、若い人には頑張ってほしいよね」

 ツアー通算30勝の大ベテランは優勝に届かなかった悔しさ以上に、国内男子ツアーの現状を残念がった。今大会の優勝は外国人選手。トップ10に入っている20代の日本人選手は27歳の谷口拓と29歳の高山、星野だけ。同い年の室田が8位、1つ年下の尾崎直も11位だった。室田も「ほかのおじさんに負けないように次は頑張るよ」と皮肉を言う寂しさだ。92年から99年まで選手会長を務め、ツアーの盛り上げに尽力してきた倉本にとっては、若手陣のていたらくに歯がゆい思いだけが募った。

 今後は11月まで米国のシニアツアーに専念する予定だ。シード権が得られる30位以内に入るメドがたてば「もちろん日本ツアーに出たい」と早めに帰国する。

 人気回復を目指して、ツアー発足以来初めて「男じゃないか。」というスローガンを立てた今季の男子ゴルフ界。見事な男っぷりを見せた倉本の声は若い選手たちに届くだろうか。

 中嶋常幸プロが参戦していれば、やはり優勝争いをしていたでしょう。

 シニアプロが活躍してくれることは大変うれしいが、同時に若手はどうしてるんだという思いもありとてもさびしいですね。 

 NHK衛星放送で日曜日に放送している、スーパーゴルフでの倉本プロの説明は大変わかりやすいです。

 25日の会社のコンペは、倉本プロの上げておろすだけのシンプルゴルフを実践してベスグロを目指します。

 

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