相続税大増税時代 最高税率引き上げ

 政府税制調査会は11日、2011年度税制改正で、相続税の最高税率を現行の50%から55%に引き上げる方針を固めた。

 相続する財産額から差し引いて税金を安くする基礎控除は、定額部分を5000万円から3000万円に、相続人数に応じた加算額も1人あたり1000万円から600万円にそれぞれ縮減する。税率の区分は現在の6段階から8段階に増やす。15日にも閣議決定する税制改正大綱に盛り込む方針だ。

 政府内には、相続税の増税分を11年度に3歳未満の子ども手当を上積みする財源の一部にあてる案もある。

 相続税の最高税率を引き上げ、基礎控除を縮減するのは、資産を多く持つ富裕層に負担増を求め、税収増を図るためだ。約4%と極端に富裕層に偏っている課税対象件数を約6%に増やし、是正する狙いもある。

 相続税の最高税利率は、70%という時期がありました、譲与税は相続税逃れが出ないように相続税よりも税金が高くなる仕組みがありましたが、今回は贈与を有利にして高齢者の財産を早めに若い世代に移して貰うことも検討しているようです。

 相続税重税や所得税重税が行われると、富裕層が皆海外に移住してしまって大橋巨泉化してしまうんじゃないでしょうか?