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北海道から沖縄本島へ 定年後の夫の決断
   
2006年11月ノジュール創刊号のこの記事を読んで沖縄に夫婦であこがれています。

「私も北海道の出身なんですよ」とこの日の受付表を見て、開口一番、切り出すOさん。

「アラッ、そうなんですか」と、北海道から観光で訪れた家族連れから小さな驚きと歓声があがった。

ここは世界遺産に登録された今帰仁城跡(なきじんグスク)の玄関口、「今帰仁村グスク交流センター」ボランティアガイドの受付カウンターだ。

今帰仁村は、沖縄本島北部に位置する本部(もとぶ)半島のほぼ半分を占める。面積は那覇市と同じぐらいだが、人口は約9600人。城跡とスイカの名産地として有名な風光明媚な村だ。

歴史と文化が豊かなことでも知られる今帰仁村では、平成17年度から城跡案内ガイドの養成講座を開講。受講終了後、希望者が当番で観光客などの要望に応じ、城跡のボランティアガイドを行っている。

現在、主に活動している約10人のうち、4人が本土からの移住者だ。そして、Oさんもそのひとり。移住して4年目を迎える。

(中略)

昭和17年、北海道に生まれ、高校卒業と同時に上京。60歳で定年退職するまで、東京と横浜で会社勤めをしていたOさんが、沖縄に移住したきっかけは何だろう。

「実は女房が今帰仁村の出身。でもそういうと、奥さんについてきたんですね、と皆さんに言われるが、うちは逆なんです。女房は住み慣れた横浜を動きたくなかったんですが、結果的に私が引っ張ってきちゃったんです」

(中略)

移住当初、沖縄出身の妻の方がうまく地域とかかわっていけるか不安だった程だが、何かにつけ気を遣ってくれ、頼りになったのが、近くに住む妹さんだ。その方角に足を向けては寝られない、と夫婦で笑った。

「主人は自分から希望しただけあって、近所の人に頼まれると地域の世話役を引き受けたり、ガイドをしたりと、偉いと思います」

「地域とのお付き合いをいやがると世間が狭くなりますからね。できるか自信はありませんが教えてください、と言って、引き受けてみると、最初は遠巻きに見ていた感じだった人たちも親しくなって、そのうち土地になじみ、人になじんでいけたんです」

こう語ると、続けてOさんは、「私たちは移住といっても、妻の故郷ですから恵まれているんでしょうね」と笑った。

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