ノジュールで見つけた記事の「北海道滝川市で田舎暮らし」

北海道滝川市。NHKの連続ドラマ『チョッちゃん』で放映された、黒柳徹子さんの母・黒柳朝(ちょう)さんの故郷ということで記憶している人もあるだろう。札幌と旭川の間にあり、札幌からは列車でも車でも約1時間。広々とした田園風景の中では、水田を中心にそばや菜種油をとる菜の花が栽培されている。旭川方面からと富良野方面からの物資の集散地として商業が栄えた土地でもある。

そんな滝川の町は、360度のパノラマが広がる丸加高原から一望できる。

「ここで鳥の声を聴きながら町を見下ろすと、ご案内した方たちはすっかり気に入ってしまわれるんですよ」

そう言うのは、滝川で新しい生活を始めたいという人たちの窓口となっているSさん。広い空の下で風を感じることができる一方、住むのは街なかで、北海道の中では別格の都会である札幌へもかんたんに行けるところが滝川の魅力だ。

「でも、滝川は道内でも有数の豪雪地帯で、累計だと年に10mもの雪が降ります。ですから、ここに住もうと思ったら、ぜひ冬も経験してから実行に移してほしいのです。滝川市では、“ちょっと暮らし”のできる住まいとして、コテージやマンスリーマンション、アパートなどがあります。そういうところを利用して、違う季節を体験し、地元の人たちとも交流しながら物件探しなどをするといいのではないでしょうか」

滝川に定年後の住まいを定めた人が、Eさん(75)ご夫妻。Eさんは東京都練馬区に生まれ育ったが、仕事で札幌に赴任している期間が20〜30年もあった。定年になって一度は埼玉県川越のマンションを購入して居を定めた。

「子どもたちは北海道で育ったので、息子ひとりは札幌、娘が滝川に嫁いでいました。川越のマンションに住んでいても何もやることがないのです。やっぱりこちらに惹かれて、70歳のときに娘の家の近くに引っ越してきたのです」

Eさんが住んでいるのは、滝川市江部乙(えべおつ)というところ。駅で言えば、滝川の隣。昭和46年に合併するまでは江部乙町だった。

お嬢さんの家に3ヵ月泊まってこのあたりに土地を探したが、最終的に現在の地をみつけたのは、杉の木にダンボールで「土地売ります」と掲げられた看板を通りがかりに見たことだった。今も隣の土地に住む人で、リンゴ畑をやっていたが年をとって縮小したいので土地を売ろうとしたのだという。


北海道の大自然の中をついのすみかをにするというのも魅力的ですね。

滝川市総務部企画課

http://www.city.takikawa.hokkaido.jp/