退職後の生活費の見直しを考える

保険を見直すと、家計が楽になるという記事を見かけました。
子育て卒業後は、死亡保険も必要ないし医療保険も必要ないのではないか?
という内容です。
保険を見直せば、月22万5千円で暮らせるというものです。

項目 内容 毎月 年回数 年間
基本生活費 食費、雑貨、公共料金、通信費、新聞代など 12 0 144
住居費 家賃や固定資産税、管理費、修繕積立金など(住宅ローン完済) 3 20 56
社会保険料 国民健康保険料、介護保険料など 0 15 15
車維持費 駐車場代、税金、ガソリン代、車検費用等 2 0 39
保険料 生命保険、損害保険など民間の保険料 1.5 0 18
交際費・余暇費 冠婚葬祭・夫婦の小遣い、趣味等に掛かる費用、旅行費用 4 40 88
その他の支出 耐久消費財の買い替え、夫のスーツ等 0 0 20
合計 22.5 20 380

毎月の支出が、22.5万円なら年金でどうにか暮らせそうです。
旅行費等は、貯蓄の中から支出して行くということになります。
田舎に暮らせば、食費が減らせるでしょう。
都会のマンションで暮らせば、基本生活費が増えるでしょうが、車維持費は必要なくなるでしょう。

医療費負担は、意外に小額になります。

医療費が仮に100万円かかったら現役世代は、30万円と思いがちですが間違いです。
実はおよそその上限が1ヶ月単位で決められているのです。
多くの人が、自己負担は、約8万円となります。
医療費が、300万円となっても、自己負担額は、10万円を超えません。
70歳以上は、医療費がいくらかかっても原則4万200円が上限です。
サラリーマンや公務員であれば、病気などで働けない時給料の6割以上を1年半分までもらえる「疾病手当金」もあります。
健康保険組合に加入するサラリーマンや公務員には、各組合が独自に付加給付する場合もあります。
この為、医療費の自己負担は多くても月2万円ですむ人も少なくない。