子離れする親が増えている

 内閣府の調査で、老後「子どもとは別に暮らす」と答えた人の割合

は、1996年の25%から2004年40.2%に増えているそうです。

 私は建築メーカーに勤務していますが、ここ数年2世帯住宅を建築し

て同居するケースが少なくなっているという実感があります。
 
 2世帯住宅を通して、若夫婦は親がまだ元気なうちは親に頼り、親は

老後の面倒を子ども夫婦に頼ろうとする親子の甘えが見えていました

が、現実には2世帯同居はうまく同居を続けるケースは多くはありません。
 
 お互いに我慢をして暮らしていく事の難しさや失敗した後の悲惨さ

が、メデイア等で紹介されてきた事も1つの理由であるかも知れない。
 
 最近の新聞記事等をみると子育てを終えた親が、自分達の夢を実現

するために、子離れをするケースが増えてきているようです。
 
 読売新聞に紹介されていたのは、東京都に勤務していた小学校教師

の2組の夫婦が、早期退職をして、北軽井沢に4人の夢だったレストラ

ンを開店させたという記事でした。
 
 大変驚かされたのは、2組の夫婦とも大学生の子ども達を都内に残し

たままだということです。
 
 子ども達は、小さい頃から「高校を卒業したら自立するもの」と言われ

て育ってきたが、大学に入学した3年前に、親から「2年後に家を出て、

北軽井沢に店を開く」と告げられた時はビックリしたし、卒業するまで待

ってくれてもいいんじゃないかと思ったそうです。
 
 4人は、半ば強引に「子離れ」したことに、後悔はしていないという。
 
 自分達も、大学から親元を離れ、結婚していわゆる核家族をつくった。

「子どもは親元を離れいくもの。親は自分達のことを考えるべきだ」と

4人は口をそろえる。

 私も、同じように考えています。子育てを卒業したら、夫婦で夢の実

現をするためには、NEETにさせない事と、パラサイトシングルにさせ

ないように、小さいうちから子どもを教育する必要があると思っています。
 
 出来れば今の住まいを売却して、田舎暮らしをしてみたいと考えています。

子離れする親が増えている,子供に老後の面倒を見てもらわない