セカンドライフを楽しむための最大の条件は健康です。

今よりも健康の不安なく暮らせる場所はどこか?そんな思いで移住先を探す熟年世代が多くなってきた。

自治体も、温泉や花粉症対策などの強みを積極的にアピールして、熟年世代へ移住を呼びかけている。健康移住希望者も、体験ツアーや長期滞在で効果を見極める人も少なくない。健康な人生を長く楽しむ為に移住を検討したい。

国内有数の温泉地である、大分県別府市に今年1月に移転した尾池さん(84)夫婦は、「移住してから毎日2回は温泉に入り、併設のプールで運動し体の調子がとてもいい」という。

健康移住決意したのは、昨年夏に自動車事故に遭い、むち打ちと症になり思うようにリハビリが進まなかったことだそうだ。「医者に頼るよりも自分の体は自分でケアすると」おもい移住したとの事。

すまいは、55歳以上限定のマンション。介護や生活支援の設備も整っており「いざという時の生活の安心感が高い」ことも選んだ理由と話す。

このマンションの販売会社の話によると、2人暮らしの夫婦の場合、50平方メートル程度で3000万円強の物件を選ぶ人が多く、購入者の大半は県外在住者で平均年齢は75歳だそうだ。

別府は移住者が多く、マンションの共同浴場でのフロトモ(風呂友)交流が盛んだそうだ。

花粉症対策を売りにしている北海道の上士幌町がアピールしているのは、スギが無い環境で体調を整えつつ自然豊かな暮らしを楽しめるといたものだ。

北海道大学の協力で体の検査も行なう3から5日のモニターツアーを2年前から始めている。すでに愛知県から移り住んだ人もいるという。

「短期移住」「プチ移住」「2地域居住」様々な選択肢がありますが、「健康移住」もこれから注目したい。


健康移住で温泉を楽しみ花粉症対策も万全