移住したい地域

 お試し居住、週末通い、第二の古里探しなど「田舎暮らし」が人気を集めているようです。私も定年後に田舎暮らしを検討していますよ。

 移住したい都道府県はどこが人気だろうか?NPO法人・ふるさと回帰支援センターが、東京銀座にある「ふるさと暮らし情報センター」に、昨年1月から12月までの間に訪れた788人に複数回答で移住する地域を聞いたところ、第一位は福島県だった。

 アンケート結果によると、福島県は全回答924票の約31%を獲得している。田舎暮らしをしたい都道府県については、様々なランキングが公表され,例えば沖縄や北海道など,観光面で好印象を持たれている地域が上位に顔をだす傾向がある。

 こうした中で、福島県がトップになったという結果について、ふるさと回帰支援センターの高橋公事務局長の分析によると。「福島県が人気なのは、県外からの移住について、行政やNPOが充実した受け入れ・支援態勢を取っている事」に尽きる。

 実際、福島県は受け入れ態勢の整備やイベントでのPR・情報発信、誘導策の展開に力を入れている。県観光協会によると、受け入れ態勢では、知事を筆頭に、市町村や企業・団体、NPOなどで「ふくしまふるさと暮らし推進協議会」を設置。

 NPOなどを「福島ふるさと暮らし案内人」として承認し、定住希望者と県内市町村との仲介を果してもらっている。また、東京で地方暮らしの情報を発信し移住を勧めるため、2008年から、同センターに専任相談員を置き、来場者に県の魅力を伝えている。

 さらに、専門雑誌で古民家を活用した暮らしや、健康、女性のための田舎暮らしをPRし、誘導策につなげている。同課に他県からの定住者は06〜09年で、把握できる限りで少なくても224世帯、同センターへの相談は、07年の1100件から09年は1960件に増えているという。

 福島人気について、2〜3時間で移動できる首都圏からの距離感、土地の安さが要因と見ている。今年4月には、クラインガルテン下郷もオープンし若者からの問い合わせも多くなっているという。

 お試し住宅も設置され、首都圏などから利用希望者が集まっているという。お試し田舎暮らし体験してみては如何ですか?