充実した老後の必要生活費はいくら必要か?
                               

老後(60歳以降)に必要な生活費を考察してみます。

老後2人の生活費がどのくらいかかるか、知っていますか。
生命保険文化センターがアンケート調査によりまとめた「平成21年度生活保障に関する調査」があります。これによると、老後を夫婦2人で暮らしていくのに必要と考える最低日常生活費は月額23.5万円、ゆとりある老後生活費は月額37.3万円だそうです。

老後の日常生活費として使う総額(生涯)は、最低日常生活費(月額)23. 5万円、ゆとりある日常生活費(月額)37.3万円を前提に予測すると最低日常生活費総額は7,700万円程度、ゆとりある日常生活費総額は12,200万円程度必要になります。(妻が夫より5歳年下の夫婦。夫は81歳で死亡、妻は85歳で死亡と仮定。)

一方、年金はどのぐらいもらえるのだろうか。
公的年金は個人差がありますが、普通のサラリーマン生活を送った人の場合、夫婦二人で月額20〜23万円程度が平均的な公的年金受給額だそうです。仮に月額20万円とすると、公的年金の総額は6,600万円程度となります

最低日常生活に必要な老後の総生活費は7,700万円ですから、公的年金6,600万円以外に1,100万円の資金があれば生活が出来ます。
ゆとりある日常生活をしようとすると、老後の総生活費は12,200万円ですから、公的年金6,600万円以外に必要な資金は5,600万円となります
退職したときにこれだけの資金があれば悠々自適の生活が出来ます。

実際には、日常生活費以外に住宅の修理・改築費、子供の結婚援助費用、海外旅行費用、車の買い換えや葬式代などのその他の支出が2,000万円ぐらい必要となります。この費用も資金として加算しなければなりません。また、上記の試案は、現在の年金をベースにして計算しましたが、将来年金が減ることを考えるともっと自己資金が必要となります。

残念ながら、私にはゆとりある日常生活をするだけの蓄えがありませんので、退職後も働く事としました。好きなことをしながら人の役に立つ仕事がとが出来るように勉強中です。
自分年金も検討中です。