「不動産投資」とはマンションなどの不動産の物件を購入し、購入した物件を他人に賃貸したり売却することによって収益を得る投資です。


 バブル期の不動産投資は購入した不動産の値上がり後に売却して利益を得る、つまり売却利益(キャピタルゲイン)を期待する投資でした。しかし、現在は購入したマンションなどを賃貸して得られる家賃収入つまり運用利益(インカムゲイン)を期待する不動産投資が主流です。

 長引くデフレ不況やペイオフ解禁、高齢化社会への急速な移行の中でアテに出来ない年金制度、定年退職後の長いセカンドライフ、将来に対する不安がつのりますよね。この厳しい低金利時代でも、不動産投資は高利回りが期待でき、サラリーマンの方にも無理なく始められる資産運用です。世間で良く言われる「自分年金」つくりの1つです。

大変に魅力ある内容のようですが、不動産投資に限らず資産運用は自己責任が原則です。特に、長期の投資は、現状では予想することの出来ない、不確実要素があります。ですから、不動産投資を始める前に「さまざまな不確実なこと」を想定し、将来ダメージを受けたとしても受け入れられるものを「自分で」「選択し」「納得する」ことが重要になります。メリット・デメリットをきちんと理解することが大切なのです。

 各社のパンフレットを見てみますと、
メリット   10パーセントの利回り
       所得税対策になる
       相続税対策になる 

デメリット  再売却する時の価格の大幅下落
       修理費用がとても掛かる

サラリーマンは、購入してはいけません。自分年金どころか元もこもなくしてしまいます。


不動産投資には手を出してはいけない