我が家もついにDVDを購入しました。
購入したのは、ビデオ一体型DVDレコーダーDVR−120でヤマダ電機で購入しました。

 年末年始、自宅でのんびりテレビを楽しむ人も多いだろう。これで我が家も、各チャンネルとも連日、朝から深夜まで様々な特番が目白押しだ。DVDレコーダーを使えば、見たい番組をどんどん録画して空いた時間に効率良く視聴できる。気に入った映画やドラマをディスクに保存することも可能だ。

 デジタル放送が普及し、DVDレコーダーは今や出荷台数の9割以上がハイビジョン録画対応だ。価格も下がり、家電量販店の売れ筋は6万―7万円程度と買いやすくなってきた。ただ、従来のDVDレコーダーの場合、ハイビジョン番組は内蔵ハードディスクドライブ(HDD)にしか録画できない。DVDディスクに収録するには標準画質に落とさなければならない。

 「ハイビジョン番組を高画質・高音質のままディスクに保存したい」というニーズに応えるのが新世代DVDレコーダーだ。新世代DVDはソニー松下電器産業が手掛けるブルーレイ・ディスク(BD)と東芝が推すHD―DVDの2方式がある。両者はディスクの構造や容量が異なり互換性はない。当面、規格統一の動きもなく、店頭には2方式の製品が並んでいる。

 各社が昨年発売した新世代DVDレコーダーはいずれも20万円以上と高額で、消費者の関心も低かった。これに対し、今秋以降に登場した新製品は従来機種より長時間のハイビジョン録画が可能なうえ、10万円台前半の値ごろ機種も目立つ。品切れになる機種も出るなど人気は高まっており、2008年は本格普及が期待できそうだ。

 松下のBDレコーダー「DMR―BW700/800/900」はフルハイビジョン(HD)での長時間録画が目玉。映像を効率良く圧縮する技術を採用し、録画時間は従来の4倍に増えた。50ギガ(ギガは10億)バイトのBDに18時間、BW700の250ギガバイトHDDには93時間記録できる。現行のDVDディスクにもフルHD録画を可能にした。BDディスクは一度だけ書き込み可能なタイプでも大半が1枚1000円以上と高いためメリットは大きい。

 ソニーは多彩なラインアップをそろえた。最上位の「BDZ―X90」はホームシアターを想定し、高画質回路や高音質設計を採用。市販のBDソフトを迫力たっぷりに再生する。「BDZ―L70」は同社のハイビジョンビデオカメラやデジカメで撮影した映像・写真をワンタッチでHDDにダビングできる専用ボタンを備えた。ユーザーの好みを学習しておすすめの番組を自動録画するなど、録画機能も充実している。

 シャープの「BD―AV1/10」はシンプルな操作性が特徴だ。HDDは非搭載。記録媒体はユーザーが買い間違えないよう、繰り返し録画できるBD―REのみとした。ビデオデッキに慣れ親しんだDVDレコーダー初心者がビデオ感覚で使えるという。ディスクの残量をランプの数で示すメーターを本体前面に設置した。

 もう1つの新世代DVDであるHD―DVDレコーダーを商品化しているのは東芝だけ。最新機種の「RD―A301」はフルHD映像が300ギガバイトの内蔵HDDに159時間、30ギガバイトのHD―DVDに15時間半それぞれ録画できる。現行のDVDへのフルHD記録にも対応した。

 一方、録画したハイビジョン番組は見終わったら消去し、ディスクへの保存にはこだわらないという人には通常タイプのDVDレコーダーがおすすめだ。HDDが500ギガバイト前後の大容量モデルを含め大半の機種が10万円以下で購入でき、買い得感は強い。

 テレビと一体操作できるリンク機能を備えた機種も増え、店頭では「薄型テレビと一緒に同じメーカーのDVDレコーダーを買う人が多い」(ビックカメラ有楽町店ビジュアルコーナーの竹内靖法氏)。薄型テレビの人気を反映し、通常タイプではシャープや松下のレコーダーの売れ行きが目立つという。

 購入前に、まず自分がどういう使い方をするのかはっきりさせよう。家族全員で使うなら大容量HDDや2番組同時録画機能などを備えた機種が安心だが、価格は高くなる。大量のビデオテープを保有し、今後も見たいという人には、東芝「RD―W301」や三菱電機「DVR―DV735/745」などのビデオ一体型機種も選択肢に入ってくるだろう。

選ぶポイント
(1)ハイビジョンをディスクに残したい人は新世代タイプ
(2)録画して視聴するだけなら通常タイプでも充分
(3)家族全員で使う場合は大容量HDDや同時録画付きが安心