災害時に不足する物として、1位は「簡易トイレの備え」。断水時に困るだけでなく、避難所でも大地震が起きるたびにトイレ不足や設置の遅れが指摘される。にもかかわらず、食べ物や飲料水などは備蓄しても、被災時のトイレ事情にまで気を回している人は少ないようだ。
意識しつつも実践派は少数
家庭の防災対策について、取り組んでいる人が多かった項目のトップは「身元証明ができるものを常に携帯している」で、次いで「地域の一時避難場所、広域避難場所を正確に知っている」、「消火器や簡易消火具を備えている」の順だった。
それでも「しっかり取り組んでいる(備えている)」と回答したのは、どの項目も3割以下。自由回答では「飲料水だけは確保している」(50代女性)、「心がけなくてはいけないと思っているが何もしていない」(50代男性)といった声が目立ち、意識はしても十分な対策に結びついていない家庭が多かった。
せめて防災の日には、確認したいものです。
1 | 簡易トイレの備え 734 避難所のトイレ不足などに対応。自宅でも水道が止まれば必要に |
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2 | 家族で一緒に行う防災訓練 628 職場や学校の訓練だけでなく、家族で避難経路などの確認を |
3 | 災害用伝言サービスを試す 618 安否確認サービスは、NTTや携帯電話各社が体験日を設けている |
4 | 救急時に必要な医療情報カードの作成 589 血液型や既往症などの情報を救急隊員がわかる形で携帯したい |
5 | 被災生活で必要な情報をまとめたメモの作成 584 銀行口座番号や保険証券番号などは生活復旧の段階で必要に |
6 | ガラスの飛散防止対策 583 避難するときに負傷する原因に。防止フィルムを張る対策を |
7 | 家屋の耐震性のチェック 561 自治体などが耐震診断を実施。問題があれば改修・補強工事をする |
8 | 携帯電話の簡易充電器や予備バッテリーの備え 553 電気が止まったり、避難生活が長引いたりした時のために備えて |
9 | 家族それぞれが個別に必要とするものを用意 551 乳児用品、持病の薬、アレルギー対応食品などの事情を考慮して準備 |
10 | 地域の自主防災組織の活動への参加 535 近隣の住民と防災訓練をするなど、日ごろから声を掛け合う習慣を |