洛北洛東洛中洛西洛南の境界ってどこ?

京都を訪れる時によく、洛北洛東洛中洛西洛南といった地域を表す言葉が使われます。いろんな書籍等にもよく出てくる言葉です。それらの間には何処か、境界のような基準があるんだろうとばかり思ってました。

ところが、色んな書籍を見ているうちにごく稀に、あるお寺が、こちらの書籍では洛北に入っているのに、あちらの書籍では別の地域に入っている、というようなことがあります。

実は、明確な統一した境界の基準はないんです。それぞれの書籍で境界を定義して使用しているんですね。ただほぼ同様の区分けとなっているので、殆どのところは同じ地域に記載されます。境界に近い微妙なところでごく稀に地域の異なるところがあるようです。

ここでは、豊臣秀吉が当時京都の町に張り巡らした「お土居」の内を洛中として基準設定し、その境界より北を洛北、西を洛西、東を洛東、南を洛南としています。詳細は京都のエリアをご覧下さい。