とちぎポップ用語集

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これらの用語をマスターすれば とちぎポップ通になれるのだ

Kyoji-Travelin'[きょーじ・とらべりん]
  野沢享司の 2nd album。FOR LIFE RECORDS から1977年5月に発売(FLL-5008)された。アレンジは矢野誠が担当した。井上憲一、岡田徹、橿渕哲郎、駒沢宏季、小室等、斉藤哲夫、鈴木慶一、鈴木博文、武川雅寛、谷山浩子、矢野顕子らが参加している。また、Tom Waits の日本公演のメンバーだった Chip White(Drums)、Fitz Jemkins(Bass)、Frank Vicari(Saxophone)が、“君が気がかり”と“ほろ酔い気分で”に参加している。(文責 K.T.)

GOLDEN RIVER RECORDS[ごーるでん・りばー・れこーど]
  野澤享司の 3rd album “FENDER BENDER 遥かな海へ”の発売元。本社の所在地は栃木県宇都宮市。“GOLDEN RIVER”の由来については諸説あり。或ひと曰く、“GOLDEN RIVER とは WHISKEY RIVER のことに決まっている。”と。また或ひと曰く、“GOLDEN RIVER は、和訳すれば金川[きんがわ]である。きんがわ、と声に出していうてみい。きぬがわ、と聞こえるであろう。つまり宇都宮市近郊を流れる鬼怒川[きぬがわ]を指すのだ。”と。また或ひと曰く、“GOLDEN RIVER は金の川、金の川は金の皮、つまり陰嚢のことである。”と。また或ひと曰く、“犬の種類に GOLDEN RIVER というのがあったはずだ。おそらくそれであろう。”と。しかし、それらの説はいずれも誤りである。
  子曰く、“私は金色に輝く夕陽がとても好きでの〜。赤い夕陽にかわるまでの短い時間、おのれを空っぽにして、いつまでもこの黄金色の夕陽の中に居たいと願うのじゃ。太陽の光を浴びてキラキラと輝き流れる川。これは静かに燃えつづける火と同じで、いつまで観ていても飽きることはありゃせん。海へ、そしてやがては宇宙へと続く金色の川。 それがゴールデンリバーなのじゃ。”と。
  経営者兼所属アーティストの言葉である。重く受け止めるべきであろう。(文責 K.T./資料提供 片野)

12月23日[じゅうにがつ・にじゅうさんにち]
  野澤享司は1950年12月23日にこの世に生まれてきた。80年代後半の竹下内閣当時、この生誕の佳き日を国を挙げて祝おうという気運が日本中に高まり、多くの国民の声が政府を動かした結果、消費税導入のどさくさに紛れて祝日法が改正された。1989年よりこの日は国民の祝日となり、今日に至っている。(文責 K.T.)

地平線のない世界[ちへいせんのないせかい]
  野澤享司の“白昼夢”以前の初期作品。“おれの家がのっしのっし”なんていう歌詞の曲らしい。アヴァンギャルドというべきか、サイケというべきか、シュールというべきか。(文責 K.T.)

Do The 大森 Rock'n Roll Yah![どぅー・じ・おおもり・ろっくん・ろーる・やぁ!]
  斉藤哲夫の 6th album “いつもミュージック”(キャニオン・レコード C25A0105/1980年7月)のB面に収められた、トーキョー南部ロケンロールナンバー。作詞作曲は斉藤哲夫である。この曲に野沢享司がブルース・ハープで参加し、場末のリゾート平和島にミシシッピー・デルタの熱風を吹き込んでいる。(文責 K.T.)

とちぎポップ[とちぎぽっぷ]
  J-POP とか K-POP といった類のインチキなジャンル名。ここでは野澤享司の音楽全般を指す。とちぎポップの“ポップ”は、ポピュラー・ソングの略称であるところの“ポップ”とはいささか趣を異にし、どちらかといえばポップ・アートの“ポップ”に近い。なお、まちがってもトチギ系とはいわないらしい。(文責 K.T.)

ニューモーニング[にゅーもーにんぐ]
  斉藤哲夫の 6th album “いつもミュージック”(キャニオン・レコード C25A0105/1980年7月)のB面ラストの曲。この曲の作者が野沢享司である。野澤享司も、近いところでは2002年7月16日の横浜 GRASS ROOTS におけるライヴで歌っている。(文責 K.T.)

野沢享司[のざわ・きょうじ]
  “澤”の字を新字体“沢”で表記したもの。70年代のURC盤、FOR LIFE盤は“野沢享司”名義であった。90年代に演奏活動を再開してからは、“野澤享司”となっている。戸籍上はおそらく“野澤”なのだと思われる。こんど住基ネットに潜入して確認してみよう。(文責 K.T.)

野澤亨司・野沢亨司[のざわ・きょうじ]
  “享”の字は、しばしば誤って“亨”と記される。字形は似ているし、発音はどちらも“きょう”なので、まちがえやすい。Yahoo! などのオークション・サイトにもしばしば“野沢亨司”で出品されていて、思わぬ掘り出し物を安値で落札できる場合がある。コレクターは要チェックである。(文責 K.T.)

野澤司郎[のざわ・しろう]
  北関東言語圏を代表するマジシャン、マギー司郎の本名。なお、マギー司郎は、1946年3月17日生まれ、出身地は茨城県下館市(2005年3月28日に周辺の市町と合併して筑西市となる)、ということである。(文責 K.T./資料提供 MS)

白昼夢[はくちゅうむ]
  野沢享司の 1st album。URCレコードから1972年9月に発売(URG4016)された。樫渕哲郎、斉藤哲夫、武川雅寛、渡辺勝らが参加している。1989年9月に KITTY RECORDS よりCD化(H20K25032)された。また、1998年8月に東芝EMIよりCDの再発盤(TOCT-10390)が発売された。そして2003年3月5日には avex io より再再発盤CD(IOCD−40047)が発売された。(文責 K.T.)

FENDER BENDER 遥かな海へ[ふぇんだー・べんだー・はるかなうみへ]
  野澤享司の 3rd album。GOLDEN RIVER RECORDSよりCDの形態で1999年に発売(GRR−1001)された。プロデュース担当は中川イサト。“それでも Lucy は空に”に guest vocal として HAL-2001 が参加、また“遥かな海へ”には中川イサトが guitar で参加している。本体価格は不明だが、税込価格は、2,800円となっている。問い合わせ先は、GOLDEN RIVER RECORDS(TEL&FAX 028−624−2822)。野澤享司がライヴ会場で直接販売しているので、演奏を聞いて衝動買いしてしまう人もいるらしい。一種の催眠商法であろう。(文責 K.T.)

マイナスイオン[まいなすいおん]
  ヘア・ドライヤーやルーム・エアコンなどの家電製品や、ある種の鉱物から発せられると言われ、体によいとされている想像上の物質。野澤享司が使用しているC.F.MARTIN社製のギターのサウンド・ホールからも、マイナスイオンが大気中に放出されるようになっている。“迷走”、“大地の鼓動”、“大河の見る夢”の三曲がマイナスイオン三部作と呼ばれているのは、インストルメンタル曲の演奏時にマイナスイオンの発生量が増加し、とりわけこの三曲を演奏する時にはその発生量が最大値を示すことによる。(文責 K.T.)

MR.キョリック[みすたー・きょりっく]
  野澤享司がマジックを披露する際に用いる芸名。2001年10月ごろより使用されているが、2002年7月に、“マギー享司郎”[まぎー・きょうしろう]という芸名が突如浮上。今後は両者が併用されるのか、それともどちらかが使われなくなるのか、大いに注目を集めている。(文責 K.T.)



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