※.さて、ここからは、九州ツーリングの2日目以降の紹介になります。
  フェリーで早朝に着いて夕方にはかの地を離れるという、かなりの強行軍です。
  しかも、期待とは裏腹な展開が…。
  前編に引き続いてダイジェスト版ですが、よろしければご覧下さいm(__)m

ニ日目の早朝、九州の新門司港に入港30分前に撮った、この日初めての写真です。

何の変哲もない埠頭ですが、ここはすでに私にとって未踏の地。

ここから私の九州の旅が始まります。


 

新門司港上陸直後に、振り返って撮った写真です。この船には、帰路もお世話になることになります。



新門司港のフェリーターミナルです。
実にレトロな趣きのある建物で、思わず中を散策してしまいました(^_^;)

今夕、ここへ戻るときには、一体どれほどの旅の思い出を持ち帰ることができるでしょうか…?



午前5時54分。新しい太陽が未踏の地に上ります。

いよいよ、九州を走り回るときがやってきました。



新門司港を出発して県道25を経て九州自動車道へ
予定ではそのまま南下するはずでしたが、乗る車線を間違えてしまい、いきなり最後にとっておこうと思った関門海峡に出てしまいました(^_^;)

写真は関門海峡の九州側にあるめかりSAから撮った、門司方面です。



…そして、これが関門海峡より下関方面を撮った写真です。

海峡というのは、そこに立つとその場所独特の雰囲気があります。

ここに立つのが、バイクに乗り始めてからの夢のひとつでしたから、それが叶った瞬間というのは、本当に感無量でした。




写真をクリックすると拡大できます。

関門海峡の下関と門司をつなぐ橋、関門橋です。この橋も、優美という言葉がよく似合う美しい橋でした。

ちなみに、この下を海底トンネルが通っています。




写真をクリックすると拡大できます。

こちらが、関門海峡の本州側、下関方面です。

予備知識なしでここに来たため、ここに着くまでまったく知りませんでしたが、源 義経が最後に平氏と戦った壇ノ浦がこの反対側にあります。

この関門海峡で源平最後の戦いが行われたのだと思うと、時の流れをしみじみと感じました。





★.九州ツーリング・エピソード1
  
  
さて、実は今回の九州ツーリングは、もともと阿蘇ミルクロードとやまなみハイウェイを走る
  目的で企画されていました。
  そこで、私はいったん関門橋を渡って下関に入り、今度は海底トンネルを通って再び九州
  へ戻ります。
  そこから県道25号を南下して小倉東ICから九州自動車道に入り、八幡ICで高速を降りて
  国道322号をまっすぐ南下…というのが当初の計画だったのですが、R322を南下してし
  ばらく走ると、すぐに渋滞に捕まってしまいました。
  
  この時期の渋滞はまったく予想外で、そのためあちこちを走りまわったあげくいったん福岡
  に戻って計画を練り直し、せめて大宰府だけは行こうと九州自動車道を再び南下する羽目に
  なってしまいました。
  
  この間の時間のロスは非常に大きかったです。しかも35度を超える快晴の中を走るのは
  えらくきつかった…(T_T)


大宰府天満宮に着いたのが、午後三時半。
熱中症にやられたのか、この時点で既に頭痛がひどかったです。
(これ以降13日の写真がすべて小さいのは、そのため頭が回らなかったせいです(^_^;))

ここへ来る前に立ち寄ったスーパーで出会った、地元のご家族と少し話をする機会がありました。
初めて聞く博多弁、とても大らかで優しい響きがありました。

写真は、大宰府天満宮の土産物屋街の入り口にある鳥居です。


鳥居

写真だけは撮ったんだけど、もうどこが何やら…(^_^;)


正門、でいいのかな…?

お参りを済ませたあと、敷地内の公園で30分ほどグロッキー状態でした(爆)

周りの人から奇異な視線を浴びせられたのは言うまでもありません。

ここがたぶん…

休憩を終えてやっと頭がすっきりした後で、大宰府ICより九州自動車道に入り、一路新門司港へ。

途中、福岡近郊で渋滞に巻き込まれたため、いったん高速を降りて下道を走ったりしましたが、19時半前にようやく新門司港へ到着することができました。

九州にいたのは一日足らずでしたが、そのほとんどを渋滞に悩まされるという、トラブル続きの一日でした…(^_^;)


やっと着いたときにはこの暗さ…(^_^;)



★.九州ツーリング・エピソード2

  
帰りは同じフェリーながら二等船室です。
  つまり大部屋の雑魚寝状態で、スペースは一人畳一畳分もありません。おまけに、電源の
  ある場所は既に占拠済み…。
  とりあえず、寝る場所だけは確保しつつ夕食に向かいます。

  夕食時に、九州から乗った年配の方と相席になりました。その方が言うには、この日の渋
  滞はこの時期の九州では稀なのだそうです。いったい何が原因だったのやら…。
  さらに、別府から阿蘇にかけては温泉地が林立しており、小さな温泉を巡りつつ旅をする
  のが通の楽しみ方だとか。

  バイク旅同様に、船旅の魅力もこんなところにあるのかもしれません♪


翌朝目が覚めると、フェリーはもう明石沖まで来ていました。

あれほど天気のよかった昨日とはうって変わって、瀬戸内は霧に包まれています。

写真は、霧の中にひっそりとたたずむ淡路島です。


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そして、一昨日に引き続いて明石海峡大橋です。
一昨年の四国以来、この橋を見ると旅を強く感じるようになりました。

霧を貫いて本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋。

何とも幻想的な光景です。


何度見てもこの橋は美しいです

午前9時過ぎに、フェリーは再び泉大津港に入港しました。

これで今回の九州ツーリングもひとまず終わり。後は高速をひた走って帰るだけです。

入港前の泉大津港です。

関西方面にツーリングに出ると、きまって休憩をとるSAが何ヶ所かあります。
ここ大津SAもそのひとつで、帰路に再び一服しました。

上りの大津SAから撮った大津市街です。


そしてもう一ヶ所、賎ヶ岳SAでこんな光景を見かけました。

なんとなく見ていて
微笑ましかったです。


ここだけがこの猫の専用席でした。

…そして、午後7時過ぎようやく帰宅しました。

実は、今回の九州ツーリングは、もう一日九州にいても大丈夫なだけの余裕がありました。
それをしなかった一番の理由がこれです。

私の地元で毎年お盆に行われる夏祭り。
見てのとおりあいにくの雨模様でしたが、やはりこれを見ると過ぎゆく夏を感じます。


これを見ないと夏という気がしなかったり…



★.終わりに

種々の事情からUPが一年以上遅れましたが、思い返してみると、やはり長距離のツーリング
はやってみて楽しいものです。

予想外の渋滞に見舞われて、念願だった阿蘇ミルクロードとやまなみハイウェイは逃してしま
いましたが、今までのツーリングで一番遠くの九州まで行った甲斐は十分にありました。
地図で見ると、「一体何をしに行ったのか…」という程度の距離しか走っていませんが、そこに
も、自分の日常がある街とはまた違った趣きのある生活があることが感じられたのが一番の
収穫だったかもしれません。

九州の大部分はまだ未踏の地ですから、また走ってみたいものです(^^)

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