伝兵衛号の冒険 page 4

●朝霧高原キャンプ  2003.8.23-24

 今回は留守番の女房殿を残して朝7時15分出発。
約束の東名足柄SAにつくと、既にokachinさん、S本さん到着済み、n.itouさんは 朝食中。ほどなくベティさんも来て、隊列は朝霧を目指す。
 曇天とはいえ、今年の冷夏も漸く一段落かのむし暑さ、クーラーが快適だ(^_^)v
 途中の交差点でベティさんのエンジン停止・セルが回らないので押し掛けなどのイ ベントもありつつ到着してみてビックリ。
 毛無山をバックに、ありとあらゆるトレーラーがびっしりとキャンプ。700万円超のエアストリームが4台も並んで パークなど、総数100台に迫る壮観。
  我ら5台の空冷軍団は一番奥で、 水場にも近い一等地を占拠。S本さんとokachinさんのトレーラを左右の壁にし、奥 にn.itou号と伝兵衛号、表にベティ号を配し、中庭に向かってテント・タープを張 って空冷村の構築に成功した。
 やれやれ一段落で昼食かと思っているところにゆーすけ。さんとけんいちさんが遊びに来てくれた。 早速お湯を沸かしてコーヒーとバナナの接待をしつつ、駿河屋は おむすびの昼ご飯。一服して元気回復の皆がokachin号とn.itou号に分乗して本栖 湖にカヌー三昧に出発したのを尻目に、 駿河屋は悠々のお留守番。
 タープの中を渡るそよ風を友に読書、昼寝の豊かな午後。カヌー組が夕闇に追われて帰着、近くの温泉は7時までと聞いて慌てて出掛け た。 霧の中を徒歩約10分で到着、露天風呂もあってサッパリした。さてランタン に灯を入れての夕食準備開始。駿河屋はポトフ風ぶった切り。キャベツ、ジャガイ モ、玉ねぎ、ニンジンなど全て4つに切り、ベーコンは2つに切ってダッチオーブン に放り込む。 火に掛ける前は蓋の閉まりを邪魔していたキャベツも程なくギブアッ プ、コンソメ入れてあとは待つだけ。 n.itouさんはBBQ、ベティさんは煮物、S 本さんは焼き鳥を焼いている。
 okachinさんは凄い!パン焼き、ローストビーフな どなどダッチオーブン2段積みの本格的レストランだ。そうこうしつつランタンの 音、光を背景に腹はふくらみ 、話は弾み、夜は更けていく。
ふと見回すと回りは暗い。カーテンから僅かな光が 洩れているので人が居ると知れるが、、、、
ふ〜ぅん、トレーラーのキャンプとは発電機を使い、電灯に照らされ、テレビを見ながら室内で過ごすものらしい。我らとは全く違うキャンピングスタイルだ。 まだ宴たけなわの皆さんにお休みを言い、11時就寝。朝、5時半に目が覚めた。雲は多いものの、昨日は見えなかった富士山がくっきり 。コーヒーを沸かすうちに僅かに朝焼けとなった。カッコウの声が聞こえる。 時折 、低空を鴨の隊列が鳴きながら渡っていく。
しばし写真三昧。 7時半頃、雲間から 日が差すと同時に暑くなり、慌てて厚地の長袖を半袖に着替えた。
 10時15分、 今日もカヌー?の皆さんに別れを告げて一人出発。対向車線は大渋滞のなか、スム ーズに下山、東名もスイスイ。12時30分に開成駅で女房殿をピックアップして 次女殿のライブ会場に向かった。

8月23日:出発-厚木IC-東名富士IC-東富士道路----朝霧RVパーク。
8月24日:朝霧RVパーク-東名富士IC-太井松田IC-開成町-246号線(迂回路含)-帰 宅9PM。 総走行距離240km。

●木造校舎でVW4 2003.9.13-14

 目指すは宮城県志津川町の「校舎の宿さんさん館」。
朝5時30分出発、東名・首都高から東北道に入った。お気楽さんとタンデムを組み集団登校の集合場所、東北道大和IC近くの道の駅「おおさと」を目指す。
 遂に会えたネコバス先生、なっしいさん達と共にモロヘイヤソバで腹ごしらえの後、ネコバス先生の先導で約100kmの道のりを木造校舎に向けて8台でツーリング。
 さんさん館到着し、ひと風呂浴びて浴衣に着替え、楽しい給食に舌鼓。
食後の研修室。ギター片手に歌う者あり、話に花を咲かせる者あり。旧交を温め新しい友を得つつ、 話弾む、アルコール進む。
更に6年3組の教室に移って全員が居残り補習に励む良い子達。かく修学旅行のような楽しい夜は更けていった(…筈なのだ。途中で意識を失った駿河屋は気が付いたら布団の中だったのでおじゃる(^◇^;))
 きれいな朝焼けと共に明けた二日目、当日組も合流。 遠くは神戸から、神奈川・千葉・東京・埼玉・栃木の関東勢、秋田・青森の東北勢に加え地元仙台のスタッフ兼務勢と、総勢26台のVWが木造校舎に集った。
 午前中は、近くの渓流での「イワナの手づかみ授業」に歓声をあげた。 朝2時半に仕事を終えてそのまま出発してきたNOBさんも両手つかみ技披露の おおはしゃぎ。続いての地元名人連指導の「そば打ち授業」に熱中。
面白いっ(*^_^*)!
難しいっ(^◇^;)!!
素晴らしいっ(。-_-。)!!!
捕ったばかりのイワナの塩焼きと一緒に食べる打ち立てのそばは、自分が打った欲目だけでは説明し切れぬ美味しさ。ほっぺたが落ちるとはこのことです(●^o^●)
 午後は、芝生の校庭に愛車たちを並べてのVW談義。写真の撮りっこする者あり、ただのんびりくつろぐ者あり。
駿河屋はカメラ好きkatoさんとライカ談義の楽しい時間。 いやまたほんに、ゆったりとした山際にたたずむ木造校舎で、懐かしい時代にタイムスリップした二日間だった。 全員で記念写真を撮った後、それぞれの満足を乗せた空冷達は三々五々と別れて行った。こんな素晴らしいイベントを企画運営されたスタッフの皆様、本当に有難うございましたm(_ _)m
仙台を目指す帰り道、お祭りのお神輿行列に遭遇。 日暮れが迫ったころ、同行地元チームに別れを告げ、駿河屋は新幹線で来る女房殿と合流すべく仙台のホテルを目指した。明日からは女房殿と二人で平泉方面に向かうのだ(^_^)/

9月13日:朝5時半出発-横浜IC-東名-首都高-東北道大和IC-道の駅おおさと
       -宮城県志津川町「さんさん館」走行距離520km。
9月14日:さんさん館-仙台。走行距離100km。
        …平泉家族旅行に続く…

●平泉家族旅行、だいや川キャンプ 2003.9.15-17

 木造校舎でVW4の後、新幹線で来た女房殿と合流し、毎年恒例の家族旅 行。
といっても、子供達が独立してしまった今年からは二人だけだ(^_^;
 仙台駅前のホテルで一泊、翌朝平泉へ。
 先ずは猊鼻渓の川 下り。 ゆっくりとした流れを船頭さんの竿で先ずは上り、次に同じ道を下る約1時間半の行程。石灰岩 の垂直な岩肌が100m以上も立ち上がり、静かな川面に周囲の緑と共に白い壁が 映る絶景。水面近く売店で買った撒餌を狙って魚の群がどこまでもついてく る。
 近くの幽玄洞はさほど有名でないのか、貸切状態。縦穴の底に見える水面の妖しげな青、石灰岩の壁面にはうみゆり類の化石が露出しているなど面白かった。
 そして平泉の中尊寺へ。麓の駐車場に伝兵衛号を停めて急坂の参道を登る、登る、登る、そして登る。 ゆかりのあるお堂が点在する参道のどん詰まりにすっ ぽりと鞘堂に納まった金色堂があった。オリジナルは焼失し、近年 に再現再建 されたものだそうだ。帰路の弁慶堂にお約束の記念写真用顔出しがあった。思わず パチリ。
 宿に着いてみたらそこは明日の予定、毛越寺の隣だった。平成3年に湧出 したという温泉につかり、夕食、早い就寝。
 翌朝、露天風大浴場で朝風呂三昧。 田んぼの向こうに薄墨んだ山並み。中腹付近まで朝もやが水平に張っている。朝を察する鳥の声 。のどかだなぁと見とれていたら東の空がみるみる明るくなり、山蔭 からパッと強い日が射した。同時に良く見えていた山の木々、朝靄は逆光に黒く沈 んだ。まさに盆地の典型風景。
 朝食後、毛越寺を訪ねた。四季の花が絶えぬ「花の寺」と呼ばれているらしいが、今は萩が盛りだった。
境内には大きな池があり、その対岸に広がっていたお堂達は失われたまま、僅かに 礎石だけが当時を偲ばせる風情だが、それでも平安の都の栄華をここ平泉に再現さ せようとした藤原氏の意気込みが伝わってくる。
芭蕉が<夏草や兵どもが夢のあと >と詠んだのはここだという碑が立っていた。
 10時半、平泉を出て東北道を日光のだいや川キャンプ場に向かった。 途中のスーパーで食料を仕込み、午後4時半着。
 だいや川沿いの森林4万坪に常設トレーラハウス、オートキャンプ、フリーキャンプなど合計約100サイトがゆったりと配置されている。  広い洗い場はきれいで、なんと蛇口からお湯もでる(@_@;)  更にトイレは な、なんと便座ウォーマー付水洗(゚〇゚;)
ウィークデーとあってお泊りは伝兵衛号だけの貸切状態、4万坪一人占めだっ(^_^)v
修理に苦労した2バーナー413D君も見事に働いた夕食準備。今夜のご飯は野菜たっぷりのほうとうだ。満腹後、管理棟のコインシャワーでさっぱりし、就寝。
 翌朝はサイトを縫って走る小川に沿って、木漏れ日の中をしばし散歩。鳥の声が伴奏のまさに絵に描いたような林間キャンプだ(●^o^●)
 10時、東照宮に向おうとした矢先に暗転の大トラブル発生。仙台あたりから始動時に渋っていたエンジンが、セルをいくら回せど掛からなくなった(;-_-メ;)バッテリーも上がってしまえの勢いでやっと掛かったが、トルクがない。かくなる上は息絶える前に1歩でもと東照宮をギブアップ、210kmの道をエンジンノンストップで帰宅。あー、しんどかった。
原因はポイントが劣化してヒゲが生え、点火時期メチャ狂いになっておりました。

9月15日:東北道仙台宮城IC-一関IC-猊鼻渓-幽玄洞-平泉中尊寺。
      走行距離130km。
9月16日:平泉-東北道一関IC-矢板IC-だいや川AC場。走行距離360km。
9月17日:だいや川AC場-日光宇都宮道今市IC-東北道-首都高-
      東名横浜IC-帰宅。 走行距離210km。
 ★今回旅行9月13日-9月17日の総走行距離 1320km。

●読書ピクニック 2003.9.23

 先週までとうってかわった爽やかさ。女房殿と近くの相模川まで読書ピクニック。
コーヒーを沸かし、持参のおやつを頬張りながら本を読む。木陰を渉る風がうーん、なんとも心地良い(。-_-。)
 ふと気づくと、近くにわにわにわとりが散歩してました。のどかなもんです。
本に飽きて川原を散歩していたらクルミの木を発見。 さきほどニワトリをみてもピクリとも刺激されなかった野生の本能がムラムラと湧きおこり、枯枝を拾って梢に投げた。見事に命中し飛散る獲物を拾い集めた(^_^)v
植木鉢の受皿に水を張り、ベランダで皮を腐らせたら美味しいクルミのケーキの完成真近だ。

出発-相模川高田橋付近-帰宅 走行距離15km。

●森のまきばミーティング 2003.10.11-13

 千葉県の森のまきばで2泊3日のキャンプモービルクラブミーティング。ちっと所用で東京経由で行ったら大渋滞、11時には着きたいなと思っていたが到着は昼を過ぎていた。
 直ぐ食べられるものとキャンプ場近くのスーパーに寄って凄いもの発見。 マグロの尾の身まるごと煮380円(@_@;)。
流石は海のほとりだ、海の幸の宝庫だ(#^.^#)
 キャンプ場には既に10台以上が来ていた。少しの傾斜地なのでほぼ同時についたn.itouさんと平らな場所を求めて右往左往。
 タープ張り、道具類を出す間も惜しい空腹昼飯。マグロの尾の身、うま〜〜いっ!
数人では食べきれない大きさだが寄ってたかって残ったのは骨だけの大正解。写真とる余裕もない美味しさでした(#^.^#)v
 その間にも続々と到着する仲間達、デイキャンプ組も入れて30台以上の大キャンプだ。牧場には相当数のキャンプが張られているが、それがまばらの広大なこれはキャンプ場だ。
 夕食のほうとう鍋を作っている間にポツポツと天から落ちてくるもの有り。あーあ、雨となったのだ。
 夕食を終わった満腹を抱え、アルコールを持ってセンター集会場タープに集まる皆を横目に早々と寝に入った。明日のゴルフに備えた我慢の配慮だ(;-_-メ;)
 深夜、雨の音に目を覚まして車の外に首を出すと水が溜まってタープが緩んでいる。慌てて締めた。倒壊したタープ、テントがいたほどの豪雨となってしまったのだ。
 夜が明け、朝食を食べてもまだ降っている。あー、今日はゴルフなのになぁ、ともかく行くだけ行って見るか(¨;)。ところが、出発30分前にピタリと止んだ雨、ゴルフ場に着く頃には青空がちらりと覗いた。
 ワーイ!伝兵衛号で仲間とキャンプだ、キャンプでゴルフだっ、カメラも持参だっ 、これぞ駿河屋の趣味を一網打尽の究極の至宝だっ
  v(●^o^●)v
 一夜明けた朝焼け、日は射すものの時々小雨もくる。今回のキャンプは雨だった。 帰路、海ほたるを越え、首都高を抜けて家まで5kmとなったところで突然の豪雨。前が見えないっ、あっという間に道路が大河だっ(゜〇゜;)
どうにかこうにか家に着いた頃には青空が広がっていた。

10月11日 出発-東名-首都高-東京-京葉-森のまきば 走行150km
10月12日 森のまきば-ゴルフ場往復 走行15km
10月13日 森のまきば-海ほたる-首都高-16号-帰宅 走行80km
総走行距離 245km

●道志渓谷 青根ピクニック 2003.10.19

 秋晴れに誘われて、女房殿とデイキャンプ。朝9時に出発し、知ったる道を津久井湖に向かい、道志渓谷のうねうね道に入った。
 青根キャンプ場は道から300mも下の谷底。行きはともかく帰りの上り急坂は伝兵衛号の苦手だが、日帰り料金はたったの900円、ゆったりしたフリースペース、遊べるのは渓流だけとあって来る人も少ないのが魅力の穴場だ。
 10時半に到着した時点ではお泊り組がチラホラいたが、テーブルを組み立て、パラソルを出し、炭火の準備をしている間にすっからかんとなり、伝兵衛(ともう一台だけ)が広場のど真ん中に残った占拠状態。
ゆったりだぁ(^_^)v、
のんびりだぁ(#^.^#)。
さて、今日のメニューはお好み焼き。駿河屋も女房殿も共に大阪育ち、定番の大好物なのだ(●^o^●)
 渓流のせせらぎの音を伴奏にゆっくり食べて食後のコーヒー。
散歩、道草をしてキャンプに戻るともう夕日が影を押してきていた。
追われるように帰り支度をし、家に帰りついたらもう暗かった。秋の日はつるべ落しとは良く言ったものだ。
出発-相模側堤防-津久井湖-道志渓谷-青根 往復距離約60km。


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