2003/09/29 (月)
いつもの夕暮れ。バイトの時間が迫り、慌ただしく家を出る。自転車に跨り、一路バイト先へ向かう。その時だ。風に乗って、淡やかに漂う香りにふっと気を取られる。金木犀だ。「もうそんな季節なんだな…。」知らないうちに、秋は僕達の周りに姿を現し始める。いつもとはちょっと違った夕暮れ。思いがけぬ秋の贈り物に胸躍らせながら、僕は自転車を走らせた。