◆ 音色 ◆

日が沈むと草叢の虫の声が響き渡ります。そんな時、促されるように取り上げるのがこの三絃。 「下手の横好き」で、虫の音が冴える夜は三絃の音色も冴えるのではないかと、虫のいいことを考えて(^_^.)

今思うと、事もあろうに全く向いていない「邦楽」を始めるきっかけになったのは何でしょう。我が家に、お琴が一張、立て掛けてあったこと。いつか習えると思っていたのに、引っ越したあとお琴はありませんでした。また、毎日一緒に学校から帰るTさんのランドセルがカタカタ鳴って、「今日はお稽古の日」と、赤い筥に入った琴爪を見せて貰ったこと・・・・等々思い出します。

年を経るごとに三絃の音がお琴より好きになったのは、私にとって幸せなことと思っています。




09. 8. 27


◆ サギソウ(鷺草) ◆

4年前の早春、華やかな洋蘭が咲き乱れる熱帯植物館(常盤公園内)で出会ったサギ草。インパクトのある小さな花! 館内でお仕事中のスタッフに花を咲かせるコツを教わったおかげで、毎年開花を楽しんでいます。ポイントは只一つ、春に出来る小さな球根を取り出し新しい水苔に植え替えること。今年はそれが遅れて4月中旬になったので球根も肥り、芽が出ていました。でもどれだけ殖えているか数えるのも楽しみ。

最初はこんなデリケートに見える野草、育てられるかしらと思いましたが、結構元気な野草で飽きが来ません。蕾が膨らみ始めると小さな鉢なのでキッチンの出窓にいくつも 並べています。











09. 8. 22


◆ 立秋すぎて ◆

週末に「立秋」の声を聞くと、いつまでもダラケていた自分を奮い立たせるように、西日が沈む頃を待って門扉の外の草を抜きはじめました。近所のおばさんも出てきて自分の家の前の草抜きを始めました。なんとなくお仲間が居るほうが作業がはかどります。時々話しかけたりして暗くなるまでに終わりました。

「きれいになりますね」と言う声に振り向くと、犬を散歩させている F さんでした。 この辺りはまだこんな時、黙って通りすぎるのではなく挨拶する人が多いのです。でも道で出会う人も見知らぬ人が多くなりました。車で通り抜けができないので皆この町内の人なのですが。





デプラデニア(キョウチクトウ科)の良いところ

虫が付かない 花の白さが変わらない
花は白いまま落ちる 葉の艶が変わらない




09. 8. 11

9月へ
7月へ