諸費用って何?

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 新車、中古車を問わず車を購入する際に「車両本体価格」の他に、必ず「諸費用」というものが明細書に記載されています。諸費用は大きく分けて2種類に分類されます。

法定費用
 税金、強制保険(自賠責保険)などご購入したお車を名義変更する時、車検を受検する時に必ず必要となる費用です。これは全国どこの自動車販売店でも同じです。この費用を「非課税分諸費用」などと表記する販売店もあり統一されてないのが実状です。

法定費用内訳
1. 自動車税
 エンジンの排気量に応じて税率が変わる都道府県税で車の所有車が変更するときは新しい所有者が登録の翌月分から同年度3月分までの納税をしなければならない。

2. 自動車取得税
 新車から最長5年間、新車の販売価格に各都道府県が定める課税率(償却率)を乗じた金額の5%が税額になる。ただしマーチクラスだと3年程で取得税は発生しなくなる。税額は都道府県税事務所にて確認します。

3. 自動車重量税
 車の重量に対して課税される国税です。新車登録時や車検時に支払う税金なので車検残がある中古車は支払う必要はありません。

4. 自賠責保険
 法律で定められた強制保険で被害者の対人賠償のみの保険なので十分な保障内容とは言えない。車検の有効期間を満了する日数で加入しなければならない。自動車重量税と同様に新車登録時や車検時に支払う保険料なので車検残がある中古車は支払う必要はありません。

5. 検査登録印紙代
 名義変更や車検などの申請の際に、定められた書類に各申請に応じた金額の印紙を貼り付け車検場の窓口に提出します。印紙なのでこれも国税ですね。

6. ナンバープレート代
 ナンバープレートは必ず必要ですよね。車検場で買う必要なものということでナンバープレート代も税金と考えてもいいと思います。希望ナンバーを選ぶときは標準のナンバーとは別料金になります。ナンバー付き車両がお客様の管轄の車検場と同じ場合で(現在「名古屋」ナンバーが付いていてお客様の管轄の車検場が「名古屋」ナンバー)ナンバープレートを変更しなくても構わない場合は支払う必要はありません。

7. リサイクル料金
 新車登録時に最初に支払う費用です。現在、リサイクル料金を支払ってない車に関しては車検時、廃車時、名義変更時に支払います。この費用を支払わないと車検証がもらえません。支払い時に「リサイクル券」が発行されますので車検証と一緒に保管します。車を手放すとき、車を売る場合はリサイクル券の額面の金額を買う側に請求できます。車を使用済みと判断して解体を依頼する場合はリサイクル券を解体業者に渡すことによって解体費用を支払うことと同じことになります。そして解体業者は解体費用をリサイクル料金の預託先「自動車リサイクルセンター」へ請求します。

8. 車庫証明証紙
 所轄の警察署へ自動車保管場所申請を行う際、証紙という「印紙」を貼ります。これを払わないと車庫証明は申請できません。これも警察に払う「税金」と考えてもいいと思います。

 

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