[ 撮影小物・その3] マクロの味方! アングルファインダー
 
アクセサリ紹介も3度目にして、初めての純正パーツです 。
アングルファインダーC、ファインダー接眼部の光路を90°折り曲げて、低い
位置での撮影を行う際の負担を格段に軽減してくれるお助けアイテムです。
地面に這うようにして咲く花々を撮影する時、地面にうつ伏せになってファイン
ダーを覗き込む事も良くある事です。
しかも、かなり無理な体勢だったりします。
道行くおばちゃんに行き倒れと間違われる事だってあります。
しか〜し、これがあればそんな不審な行動ともおさらばです。
胡坐の体勢でも、超ローアングルの撮影が可能になりますよ〜。
 
カメラのアイピースへ装着した状態です。
EOS-1Ds へは標準装備のアイピースアダプターEc−Cで装着可能ですが、
EOS-3/5/55/7/7s/IX E/IX50 ユーザは添付のアイピースアダプターEd-C
に換装しないと装着出来ませんので注意して下さい。
※Ec-Cは、Ed-C対応機種以外のEOSに対応します。

以前、アングルファインダーBを所持していたのですが、質感はBの方が高
級感を漂わせていたような気がします。
Cは如何にも今っぽい、工業製品って感じがしますね。
とはいえ、ファインダー倍率がアップ+可変となり機能的には圧倒的な差が
ありますので、Bは手放しました。

ファインダー倍率は、プリズム前のレバーを操作して行います。
ズームではなく、1.25倍か2.5倍かの択一となります。

使用する前に、アイカップの下にある 視度調整リングを操作して、きちんと
利き目の視度合わせを行い、ピント出しをしておきましょう。
ちゃんと合わせていないと、高倍率にする意味が全く無くなってしまいます。

アングルファインダーは光路を90°折り曲げると書きましたが、何も上だけ
に曲げられる訳ではありません。
レボルビング機構により、360°度の回転(45°毎にクリックあり)が可能
です。

ちなみに専用ケースも付属します。
キャップ関連はありませんので、使わない時はケースに入れておきましょう

 
 

実際にアングルファインダーCを覗いた時のファインダー像が、下の画像です。
左が1.25倍、わかりにくいですが視野率100%を確保しています(たる型に歪んでいるのは、撮影したデジカメのレンズの収差です)。
右が2.5倍に設定したものですが、本当は完全な円形視野です(アイレリーフが短くなるので、デジカメでは撮り切れませんでした)。
AFエリアが視野一杯に広がるくらいの範囲に狭まりますが、実用上はまったく問題が無いと思います。
もちろん、この状態でAF時のスーパーインポーズも確認可能ですが、ここまで大きく見えればMFでの精密フォーカスも容易です。

難点としては、上から覗き込んでいる為に、慣れない間は逆立ちしてファインダーを覗いているような、妙な違和感を覚えるかも知れません。
本当に慣れの問題なのですが、酔っちゃう人もいるかも。

 
左画像は実際に撮影したもの。
撮影条件を揃えれば良かったのですが、F8まで絞ってしまいました。
レンズはEF100mmF2.8 MACRO USMです。
参考までに・・・という事で。

最後に、視線入力AFについて。
残念ながら、アングルファインダーを装着しての視線入力AFは不可です
キャリブレーションをしようとしても、エラーにより完了出来ません。

当たり前と言えばそうなんですが、有用かどうかはさて置き出来たら凄い
ですよね。(記)2007.04.03
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