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タージレポート7
はじめに。
これはあるカレー屋にまつわる体験記です。従ってほぼノンフィクション。
テストとタージは必要十分条件ですか?



index プロローグ アクト1/2/3/4/5 エピローグ
プロローグ。
変人揃いのうちの塾の先生達がわざわざ隣県まで食べに行くカレー屋。
「タージマハール」
何度も回を重ねてきたタージ遠征ですが、また新たな伝説が生まれようとしています。
テスト前に剣道部の後輩を誘って回るS本さんとかいましたからね。。


アクト1。〜Beyond the Generation!〜

激動の二年一学期に別れを告げる期末考査が終わったのは7月10日。
しかしスケジュールの関係で今回のタージは7月15日となりました。

・・やっと我々の「テスト」が終わる。。

そんなわけで第八次タージ遠征勃発!

4限が終わったら武道場前に集合との隊長のお言葉。
一年生にふれて回るも、軍資金持ってこなかった等で参加断念者が多く、何人残るかちと不安に。

4限目が終了し、部活の部屋の黒板に練習内容を書き記し、迫る合唱コンクールの練習もエクソダスし、武道場前に急ぐ俺。
すると、武道場前には剣道師範(県内最強クラス、七段)が!!ばっどたいみんぐ;;
富山へカレー食べに行くと言うと、師範は部活よりも集まりがいいなとイタイツッコミを入れ、しばらく話してたあと、「私消えますんで〜」とお帰り。。

しばらくしてやっと隊長も見え、ほぼメンバー確定。かっこ内はいつも通りの形式で。

まずは我らが覇者、無敵の漢ジョニー隊長(1,2,3,4,5,6,7)
すでにグリーン2回、着実に人外の道を歩む俺、三井良(2,3,4,5,6,7,) 無理矢理グリーンレンジャーにされちゃった剣道魔神、S本さん(2,3,4,5,7)
そして新人一年生、タージ第二世代の皆様。
女子一年期待の星、黒見習さん(勿論今回のタージからきたハンドル。。
男子一年No.3、K崎
男子剣道「一般人」部員の一人H島

あとはあのMr.UG2ちゃんねらKovaさん(4,5,7)が来るはずなんですが・・現れません。

しかしそこは隊長。皆を率いてさっさとバス停へ。。
もっともKovaさんはチャリなんでね。

バスに乗って、Kovaさんに連絡のメールを入れる。
なんでってくるかなぁ・・
S本さんのがしっかり届いたみたいでいいんですが・・

その直後、同じ部の人からメールが届く。
二人分の「おみやげヨロ」だって
ブラックカシミール二つか!よしわかったぁ!!!(問答無用

Kova氏が何処にいるのやらと案じながらバスは駅へと進む。

ここでジョニさんに電話が。Kova氏からだ。
隊長「いや、しゃべっとるひまあたったら自転車こげ!」
>こぎながらかけてたそうです・・
隊長「そうか;きっとカリーは美味しいぞ。」

さあもうちょっとで駅だ、と言うとき俺はふと振り向きました。

そこには必死に自転車を飛ばすお兄さんが。。

Kovaさんだーーー!!!


→バス右折
→Kova氏を阻む赤信号。。


おぉぉぉぉぃ・・・


とりあえず駅に来たので券売機へと全力疾走する一同。
駅に着いたのが1:22くらい。
電車が出るのは1:28。。

何も考えずに820円のキップだ!と言って、キップを買い、連絡役のS本さんを残し電車へ駆け込む一行。

さてKova氏の運命やいかに!

アクト2。〜タージ日和〜

そろそろ出発かというそのときに


キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!


S本氏&Kova氏が駆け込んできました!

汗だくのKova氏を迎えた数十秒後に電車は出発しました。
数十秒遅かったらどうなってた何て想像もできないしたくない。

そしてKova氏は小型デジカメを持参していた。。
数十秒遅かったらどうなってた何て想像もできないしたくない。

一同タージテンションでトークを弾ませているうちに高岡に到着。

蒸し暑かった金沢に比べてなんか涼しい。さらに大量の銅の風鈴がお出迎え。涼しさが増します。冷や汗言うな。

城端線に乗換え、高岡の景色を眺める。やっぱ見慣れちゃったよこのサッカー場!

そして戸出に到着。。がぽつぽつと落ちてくる。これぞタージ日和!いや、俺傘持ってない・・
電車内の蒸し暑さで皆様グロッキーぎみ。
ハイ皆様歩きますよ〜〜〜

上空には謎の横断幕が。戸出の少年が、なんかサッカーの試合にでてる模様。さすがは戸出。

そして気になるのはあの店。
前回確認されたあの店。
ヤマザキショップから驚異の進化を遂げたあの店。

ぅぉー

・・さ、さらなる進化を遂げていた・・・


そろそろタージが見えるというところ。

でました

アラ

あらぴあ

で、タージの黄色い看板が目に入ったそのとき、
黄帽子黄合羽の黄色いエキストラ達。。通学路にタージってどうだ、消防達よ。。


そして来ましたタージマハール。。

数メートル手前ですでに香しいスパイスの香りが。。

ここで隊長を先頭に突入です。


アクト3。〜百聞は一口に如かず〜

店に入ればマスターのお出迎え。
奥へ向かえばいつもの席。
そして卓上には「予約席」の札。電話はしっかりしましたから。
よく見れば手書きからワープロ打ち専用じゃ・・へグレードアップ

隊長はいつも通りの席へ。。隊長から見て右手に一年左手に二年。
フリーノートに記入の後オーダーへ。
隊長・俺はタンドーリとグリーンカシミールカリー。
S本さんはスペ定とグリーンカシミールカリー。
Kovaさんはタンドーリとレッドカシミールカリー。

で、一年生達ですが、タージ遠征隊の新人に選択権はありません。。
問答無用で全員ブラックカシミールカリー。

水飲んで待ってると、ブラックがご到着。ラッシーがまだだったので、当然タンドーリチキンを食べなさいと。

チキンを口にし、なんとも言えないイイ表情の一年生達。
黒見習さんの言葉を借りれば
「幸せを噛みしめています。」

激しく同意。


続いて我々のグリーン及びレッドがご到着。。
もちろんタンドーリを食す。

「幸せを噛みしめています。」

うめ〜〜〜〜〜!!

嗚呼至福のチキン!



そこへ登場マスター。。
「まだ唸ってないから(カリーは)食べてないみたいですね(笑」

ええまだS本さんも初心者さんたちも。。

そして至福の時間はひとまず過ぎ

いよいよ突入なわけで・・


アクト4。〜その時、歴史は動いた〜
俺が初心者諸君に語った言葉をそのまま引用する

ブラックは泥沼を歩むが如し


レッドは水上を歩むが如し


グリーンは空中を歩むが如し


ハイ。スピード命です(汗


ブラックという未知の世界へ足を踏み入れた一年生三人。

典型的?な初体験者の行動に当てはまるのですが。勿論俺もそうだった。

最初は、美味しいじゃないですかと。


勿論タイムラグがあるからで


あ、ちょっと辛いかな


まだまだタイムラグなわけで



ぅぉー(表情一変)


ほうら来たヽ(´ー`)ノ
これがブラックカシミールカリーだ。。実は遅効性だけにグリーンよりキビシイのでは;まさに奇襲というかだまし討ちというか;;

さて、俺も突入しますか
目の前で約三名を苦しめるブラックの三倍の☆数を誇るグリーンカシミールカリーに。。
目の前のサラサラなブラックと比べ者にならないこの粘性(;´Д`)
スプーンから垂らすとドロッと・・

・・思えばこれでグリーンも三回目か・・・


とっとと喰え馬鹿者!!


・・・ぁぃ


で、この恐ろしい液・・液体とも呼びがたいものをご飯に全部かけ

ぅぉー


突入と同時にひたすら掻き込む掻き込む掻き込む!!!

グリーンは空中を歩むが如し!!

とにかくラッシーを消費せず半分ぐらい撃破。。
鎮火活動

その後は2、3杯ずつ掻き込んでは鎮火というお約束パターンを超えるぺース

戦っている最中に、「グリーン食べてるのに無表情」ぅぉーと言われてしまいました


表情変える余裕がないんですよ!!!


えらくウケてしまったが半分本音です。。


と言ってる間に皿が空に。。


俺様一番乗り(史上初


・・・なーんて感傷に浸る暇なんて微塵もない。。ラッシー飲み干しサラダに飛びつき後はひたすら水!

ふと見渡せばやはり一年生達はダウン気味;;
顔が真っ赤合掌よ。。
俺は唇まで真っ赤ぅぉーですがね。。
続いてS本さんフィニッシュ。流石はグリーンリピーター。。毎度毎度すごい顔ぅぉーしてますがまぁ無理はない;

そしてH島君とK崎君が終了。遂にタージの入り口ブラックカシミールカリーを制覇。。さぁサラダ食え水飲め鎮火しなさい。

おつかれ
次に隊長が終了しました。ぅぉー
コイツラッシー残ってやがる!!神め!!!

その内ラッシー無しでグリーンを完食することを期待しつつ(邪

続いてKova氏も終了。ぅぉーさぁ次はグリーン逝きましょうね。。

そんな状況で少々焦りつつ紅一点の黒見習さんが絞めました。さまお疲れ。

で、黒食べ終わった皿と緑食べ終わった皿を見比べると明らかに変。
黒の方は、カリーらしく液体が残っているのに

俺の倒した緑のさらには・・

干からびたスパイスが付着して居るのみ;;;;


リピーターどもはここからまたお楽しみ、てかそんな体力が残っている。。
サイドメニュータイム!

俺はチキンスティック。S本さんはナンと唐揚げ。隊長はかなりお気に入りらしいチャパティを。

あー、スパイスが効いてる。タンドーリや唐揚げとはまた別の美味しさがチキンスティック。。でもスパイシーポテトと同じ美味しさですが(同じスパイス

Kova氏はS本氏のナンを少し貰うと、俺のグリーンの容器に少し残ってるやつをつけて食べました。
ほー、とか言ってましたがすぐに、「でもこれだけの量でこれか・・;」
それだけで分かるグリーンの恐ろしさ;;;;



アクト5。〜凱旋香辛曲〜


お会計の時俺は頼まれていたブラックカシミールカリー(当然問答無用)を二袋購入。
ついでにチキンスティックに使われているスパイスを一袋。。これはイイ感じ。

さぁ帰ろう。

店を出て一路戸出駅へ


・・・・・



雨。大雨。てか強烈な狐の嫁入り。。


メンバーの半分しか傘持ってません。


仕方ないのでK崎君の傘にお邪魔する俺。。
それでもびしょびしょ;

大雨なんで道中K崎君にタージ遠征初参加時のことを、迷走ぶりを、ブラック初体験のことを語る俺。

まぁ他にはたいしたトラブルは無く帰りの電車へ。
強いて言うなら戸出駅のトイレには紙というものがはなっから存在しませんでした(爆

金沢へ向かう電車はほとんど居眠りしてました;

これにて第八次タージ遠征終了。




エピローグ。


さて、まずは持って帰ったカリーのその後から。
一袋目は、依頼人の1人でもある理事長(仮名)という本校の主要電波発生源に渡し
渡した次の日の昼に、教室でみんなで食べることになりました。
主なメンバーとしては、理事長、剣道部の女子の紅葉さん、くりおさん(全部仮名)
そんでS本さんとしーるずさんKovaさん。。S本さんがしっかり飲むヨーグルト用意しておりましたね。
俺は用事があって早々に退散したため、結果はS本さんからのメールで知りました。
しかし、退散する前に余興を。

ブラックカシミールカリーをちょっと水筒のコップに入れましてですねぇ

飲みました。グイッと。


ほっときゃ治りましたヨ。数十分後には;

で、S本さんの報告によると・・

くりおさんのコメント「唇が焼けた」
色白の理事長ですが顔が真っ赤になったとか;
しーるずさんはなんか飲んだみたいです。。俺出る前には弁当にかけてたけど。。

で、その宴会場前を教官数名が通りました。

彼らはまえたそうです。。

我らが担任の体育教官は一般的な反応。。
で、数学教官きゃわやてぃ氏は敵前逃亡。。。いけませんねぇ。。

そしてもうひとりの数学教官、タージレポ4のエピローグであの発言をした教官にもプレゼント。。
S本さんは人間戦車と形容した。かなりの勢いで食べたらしい;;
あとから教官に聞いてみるとやっぱり辛かったそうですがね。

で、メールの最後には

現場から(S本)@無傷がお送りしました。

コイツ食べてねぇな・・

もう一袋はと言うと、依頼主に渡したんですが、恐れをなしたのかしーるずさんに渡ったという。

そして彼はなんとそれで三食ブラックを実行してしまった・・・

新たな伝説が;


そして、このタージレポシリーズのせいか、吹奏楽部の一年生にも広まってしまい、俺が吹奏楽部率いてタージ逝ってきました。。heamさんも連れて逝きました。
時は8/27。

まぁね。俺はまたグリーンだったわけですがね。みんなダメよ。半分もカリーが残ってる。

・・・ってみ始める人達が(汗


しかしこれはあくまで前置。

道中S本氏よりメール。ブラック一袋買ってこいと。

一応誰にだ?と聞くと
依頼主は


しーるずさん


先生!中毒者を1人発見しました!!!(;;´Д`)


(完)