いろんな処ぶらりんこ  仲秋編


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ちょっと旅☆武州高麗郷・巾着田 (散策日 9月26日)

彼岸明けの日、急にお花が見たくなって埼玉県日高市にある高麗の里、巾着田に群生する曼珠沙華を見に行きました。朝9時過ぎ西武池袋線に乗り込み、飯能駅経由で高麗駅へ。 もう電車の中は巾着田に行く人ばかり。まさか、ここまですごいとは思いませんでした。(汗)高麗駅から巾着田まで歩いて15分。そもそも巾着田という地名は高麗川が蛇行して中の土地が巾着のような形になっているのでこの名がつけられたとか。おもしろいネーミング!感心しながら歩いていくと高麗川にぶつかりました。水が澄んでいてとても綺麗。 土手の部分に曼珠沙華の花が。「綺麗〜。」と思いながらも、「でも、広告で大騒ぎしているほどのモンじゃないんじゃないの?」などと不審に思いながら歩いていきました。 「マンジュシャゲ群生地はこちら」の看板が・・。それを追って更に土手を歩いていくと、あった、あった!すっごーーーい!!!



 巾着田の曼珠沙華群生地(2枚とも) この光景が延々1キロは続いている。



いやーっ、これだけたくさんの曼珠沙華の花を見たのは今回が初めてです。本当に驚きと感動で一杯でした。100万本はあるそうです。(すごい!) しかし・・・。感動に浸ってばかりもいられません。とにかく人がどんどん増えていきます。売店が一箇所に集められていて、時間もちょうど11時を過ぎた頃、お昼を求める人で押すな押すなの大騒動です。 売店も弁当や土産物屋(といっても狭山茶ぐらいしかない)に加えてどういうわけかオバサンの服を吊るして売る業者まで登場。(笑) またそれを物色しているオバサンまでいて・・(溜息)・・何の為に巾着田まで来たのかわからない場面に遭遇してしまいました。(汗) ベンチの類がほとんどないのでゆっくり座る事ができません。しかたなく立ったままおにぎりをパクリ。水車小屋と郷土資料館を見学、一度は高麗神社へ行こうかと歩き出しましたが、徒歩30分と聞いて断念しました。もうこの前の段階で50分近くは歩きっぱなし。座る事も出来ず、もし無事高麗神社へたどり着いてもまた帰り、高麗駅まで50分近く歩いて戻らなければならなかったからです。バスは1時間に1本。タクシーの姿もなし。それでいて道路は曼珠沙華を見に来た人の車で大渋滞。 さすがにうんざりしてしまった私は足早に高麗駅へ戻り、西武秩父線に飛び乗りました。
あっという間の曼珠沙華鑑賞ツアーでしたが、延々と続く赤い絨毯に心ときめく花散策となりました。

ちなみに高麗の里の「高麗」(「こま」と読む)とは続日本紀にこの地に高句麗の渡来人が移り住んだとの記載があった為ついた地名。「地名」には歴史を感じます。