幕末ぶらりんこ  梅雨寒編



 沖田総司 その2 (散策日 6月23日)

「総司忌」に出席するため、再度東京麻布・専称寺へ行きました。 午前10時過ぎ、六条さんと待ち合わせをした地下鉄大江戸線・六本木駅3番出口の改札へ。 無事「ご対面」。(感激!感激! 涙、涙。(笑))
焼香は11時からとなっていましたが、10時半には墓地に入る入り口が開きました。私達は10時15分頃には専称寺へ行っていたと思います。早くに並んでいたのでゆっくりお墓にお参りする事ができました。
やはり「歳三忌」の時とは違う雰囲気でした。 歳三忌はまず石田寺のご住職がお経を上げ、それからお参りだったんです。(私は遅れて行ったため、この時はお参りできませんでしたが・・。) 総司の墓にお参りした後、みなさんお墓の写真をパチリ。(もちろん私も撮ってきました。元来墓の写真を撮るのは好きではないのですが、この際そんな事は言っていられません。(笑)) その様子がなんだか超アイドルの握手会に行って握手をしてもらった後、記念写真を撮るような感じで・・・。 やはり「沖田総司」は時空を越えた超アイドルなんだなぁと今更ながら納得してしまいました。
墓参りが済んだ後、「本堂にもお参りください。」と言われ、先日門に鍵がかかっていて入れなかった本堂へ。ご本尊に手を合わせながら総司の冥福を祈りました。 しかし・・、まったく専称寺関係の方のお姿が見えませんでした。 よっぽど・・なんでしょうね。私は総司の事抜きで、この専称寺の縁起をご住職にお伺いしたい気持ちでいっぱいなんですが・・・。それが叶うのはいったい何時の事でしょう。(溜息)


沖田総司の墓



午後の伊東成郎先生の講演会は1時半からなので、その間、六条さんとカフェとイタリアン・レストランをはしご。 ほとんど2人、しゃべりっぱなしです。(笑) もちろん新選組の話。
午後1時過ぎ頃、会場である国学院大学院友会館に到着。しかし・・出遅れでした。(涙) ほぼ満席。この後帰る4時近くまでの時間、私たちは立ちっぱなしで伊東先生の講演やその他来賓の方々の話を聞く事になります。(でも、どういうわけか疲れなかった。不思議!)

伊東成郎先生のお話、相変わらずおもしろい! いつ聞いても楽しいです。 私が先生と初めてお会いしたのは昨年の7月、某百貨店のカルチャーセンターで「新選組風雲録」という講座があって、たまたま申し込むとその講師が伊東先生だったのです。先生は非常に時間に正確な方で、講座の始まる30分前には会場にいらっしゃっていました。講座が始まるまでの時間、私は先生にいろいろな事をお訊きしました。先生はお優しく、すべて答えてくださって、ある私の指摘に「今日は本当に勉強になりました。有難うございました。」とおっしゃったのです。。私は感激してしまいました。今を時めく新選組研究家の先生でありながら、まったく驕ったところがなく、本当に素晴らしい方だと思いました。それ以来、私は伊東先生の大ファンなのです。(笑)
さあ、先生と一年ぶりの再会です。なんと、先生は私のような者の事を憶えていて下さったのです。(感涙) そして昔、一緒に新選組研究をなさっていたtakeponさんからの伝言をお伝えすると「懐かしい。」と微笑んでいらっしゃいました。

この会場には伊東先生をはじめ、菊地明氏、山村竜也氏といった今を時めく新選組研究家の先生方がたくさんいらしていました。私、総司忌の少し前、山ほど菊地氏がお書きになった会津関係の本、購入してたんです〜。あぁぁ〜、持ってくればよかった〜!(サインしていただけたのに〜。ジタバタ) 
伊東先生から、また歳三の写真をいただきました。(昨年の講座の際も、いったい何枚いただいたか・・ていうくらい歳三の写真はたくさんいただきました。有難過ぎてよく見ておりませんが・・。笑) 二次会が4時半から場所を移してあるという事でしたが、六条さんも私も家に留守番がいますので(笑)、ここで失礼させていただきました。
ただ、伊東先生がおっしゃった言葉で、私が「友人と新選組関係のサークルをやっているんです。」と言うと、「深入りしない方がいいですよ。抜けられなくなりますから。」って笑いながらおっしゃったんです。今思うと・・・なんか「予言」とも取れるこのお言葉。確かにもうドップリ浸かっていますね。(笑)


講演会(写真右は菊地明氏  左は新人物の大出氏) 演武の様子



伊東先生と再会できた嬉しさに、うっかり先生の写真を撮るのを忘れてしまいました。(涙) 午後の講演会、本当に楽しいひとときでした。