北信濃 黒姫山   1998年3月8日
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大橋に向かう林道から黒姫山を振り返る

黒姫スキー場〜黒姫山頂〜大橋

1998年 3/8(日)快晴
9:00黒姫スキー場
9:50 リフト最上部
12:00 稜線に出る
12:40 黒姫山頂
13:40 シールを取って滑走開始
15:30 大橋の駐車場

北信五岳の一つであり、黒木がうっそうと繁っているイメージであるが、積雪期はスキー向きである。
適度な間隔の林間滑降は、まっことたのしい。
この時は黒姫スキー場最上部のリフトは動いていたが、最近
動かさないことが多いので確認して!

レポート はなおーか(ぶなの森同人)
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 スキーの師匠である山川が予定より約15分早く長野市北部(若槻)にある私の家に到着。慌ててスキー、ザックと朝飯をそれぞれの腹にほうり込み7:40、山川のレガシーと私のスーパーツインカムディーゼルバン2台で出発。

「今日は天気が良いから楽しい山スキーになるぞー」と思って順調に車を走らせる、昨日まで思っていた「黒姫ってヤブや林が多くて滑れるのかナー」と言う不安なんか天気のおかげでスッカリ忘れている。

信濃町、柏原から鳥居川沿いに行って戸隠村との境の大橋(夏の登山道入口らしい)にレガシーを置いて黒姫スキー場へ向かう。
(すでに4〜5台の車と先客の山スキーヤー達が出発準備中だった)

スキー場に近づくにつれて黒姫山の上部にスッポリとかかる雲が気にかかる、
大橋が思っていたより遠かったので「雲で視界がきかなくて降りる所を間違えたらヤバイな」とチョット心配になる。

 9:00、黒姫スキー場に到着。リフト1回券3枚購入後、スキー場の最上部へ向かう。(高速クワッドでも短く遅いリフトでも300円は少々疑問だが)

 9:50 リフト最上部、降り場のオジサンの所で2人の住所、氏名を記入してから
シールを貼って登り始める。(上を見ると山にドッカリ雲が掛かり下界での天気がウソの様、少しためらうがスキー跡が付いているのでともかく歩き出す)前日降った雪が10〜20cmあるが先行しているグループのラッセルのお陰で楽が出来る。「コリャ5人位だな」「ラッセルしてもらって助かる、先行グループが頂上につくまで追い付かない様にしようか」「人道的にそうも行かないダロー」などと言いながら登って行く。

30分もすると上空が晴れて来て次第に眺めが良くなってきた。うっすら富士山も見える(この眺めが見たくて登るようなものだから気分は VERY GOOD!)

1.5時間位で先客達に追い付く。(ゲゲ!10人を越えるグループだ) やはり「ラッセル代わりましょう」と言うと、オバサン達(失礼、お姉さん)が「ラッセルやってくれるテー!」 コリャー後にはひけない。もうすぐ稜線の雰囲気の所で山川と交替したが、ここら辺になると新雪が30〜40cmとなって結構シンドイ。

このグループは頂上からスキー場の方に降りるらしい。オジサンが「どこに降りるの?」と聞くので「大橋です」て言うと「ああ、夏道の方ネ」と言う。(俺はよく知らないんだヨー、山川に聞いてクレー!と自分は都会のスキーヤーだと自覚する)

12:00 稜線に出る。情けないが、10分位しかラッセルしていないのに結構バテた。10人グループはここで昼休みなので稜線沿いを南に頂上を目指す。地形のせいか生えてる木のせいか、稜線は凹凸がたくさんあって歩きずらい。内側に小黒姫があって、普段見ているのが外輪山だと実感する。


 12:40 黒姫山頂に到着。絶景!!先客が4人いたが昼飯を食べようとすると大橋方面に滑って行った。メニューは伝統の我が家スペシャルオニギリとカップヌードル、沸かしてもらったお湯の残りでウイスキーのお湯割りがうまい。

天気サイコー!この位置からなじみの飯縄、戸隠を見るのも良いもので、知っている場所を上から見ると妙に納得する。(知らない所はいつも山川に聞くが、しかし安易に聞くのは覚えない) 空と火打山方面の白のコントラストが見事。

 例の10人グループが到着、話を聞くと埼玉からだそうだ。県外の人は気合いが入ってるナー。ラッセルしてもらった上にビールも少々いただく(アリガタヤー)

13:40 山頂より150m位は快適な斜面なのでシールを取って滑走開始。

やはり雪が湿って来ているがまだなんとかコケずに行ける。又シールを着けて佐渡山方面に少々の登り。こっちは昼飯前の稜線に比べてとても歩き易い。登り約30分位で大橋よりの登山道に滑り降りる斜面に出た。木もまばらで良さそうだが南向き斜面のため雪質が悪そうなので北西の斜面を降りて回り込むか迷う(山川のガイドブックでは北西斜面が紹介されていた)先に滑っている跡も有るので、雪質が悪いのを覚悟して南斜面を降りる。好天による重く柔らかな雪に私の腕(アシ)では思う様に曲がれない(木がまばらでヨカッター、師匠”山川”も少々手こずっている様)

 14:30 登山道に出たあたりで一休み、残りのスペシャルおにぎりを食べて登山道を下る。斜度は無いが森林の中の滑走が楽しめる、かなり降りて来ると自然の中を歩くスキーの人達だろうか、たくさんのスキー跡があり人里を感じさせる。

 野原に出て来ると今までいた黒姫山全体が見渡せる、写真を撮ってから駐車場に向って夏道をストックで進む。以前、山川が来た時はナカナカ前進しなかったらしいが結構快調に滑ってくれる。


 15:30 大橋の駐車場に到着。歩くスキーの人達だろうかそれとも高妻あたりから降りて来たのだろうか、20人位の大部隊が帰る所だった(泊まりなのかザックがデカイ)

 想像してたより滑る所があって天気も良かったので今回は大正解!! 

                                 以上です