雁股池を探る　２００６年５月２１日（日）
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「雁股池」は、栂池自然園の南西２ｋｍ、標高１7５０ｍほどのところにあります。自然園の歩道の「やせ尾根」と呼ばれるあたりから木の間越しに見えますし、金山沢を滑るスキーヤーは地形図上で見て名前は知っているはずです。しかし実際に池の端までいった人は少ないと思います。
朝、近所の公園の草取作業があり、早立ちできないので、短時間で行けそうな雁股池に行ってみることにしました。

池周辺を除いては平坦な地形なので、ステップ付きテレマークを使うことにしました。

メンバー　　山川（単独）
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長野(8:10)===栂池ゴンドラ中間駅(9:30)+++栂池自然園(10:05)---雁股池(11：15-11:40)---栂池自然園(13.20)

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今年は残雪が多く、栂池自然園の周辺は４ｍほどの雪壁になっている。自然園もまだ、水芭蕉が咲くどころか、歩道すら出ていない。
	自然園を横断し、地形図でわかる小さな沢を横断し、南西方向の１９４０ｍほどののっぺりしたピークを目指す。 白馬乗鞍南面が、いままで見たことのない角度から眺められる。 小蓮華方面に上っていくスキーヤーが大勢見える。
	２５０００図では、１９２８．９ｍの三角点の左にも小さな池の記号があり、この写真の水たまりがそれだと思う。この先急降下になるので、１８０９ｍのピークあたりを巻いて傾斜の緩い部分を狙っておりていく。 樹林の間隔も広く、すべてスキーでいける。
	急な斜面にでると、眼下に大き目の水溜りが見える。形からみてこれが「雁股池」のようだ。結構急な斜面なので、私の下手なテレマークでは豪快に滑れず、斜滑降でソロソロと降りていく。標高差１５０ｍほどですが結構滑れる斜面です。
	よろよろと滑り、池の端につきました。ちょっと感激です。まだ水が出ている部分は少ないですが、周辺の地形から間違いなく雁股池と思う。 なんと水鳥が２羽いました。こんな高所の小さな水溜りをどうやって見つけたんでしょう。
	白馬三山を映すなかなかのロケーションだ。バックは唐松岳。さして期待はしていなかったのだが思いのほか美しい池である。 こうなると雪の無い時期に来てみたくなります。 誰か夏の雁股池にいく方法をご存知でしたら内緒で教えてください。
	帰りは急なのでシールを付ける。この辺りは白馬３山の偵察に絶好である。長走沢、杓子尾根から大雪渓に落ちるルンゼなど手に取るように見える。 通常の年のゴールデンウィークくらいの残雪の量のように思える。 栂池自然園まで上がり、平坦地をあるいて帰還。

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