小谷温泉栃の木亭から鎌池へ ステップつきテレマークによる林道ツーリング 2006年12月3日(日)
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「林道クロカン」という言葉を提起したのは、上越の 故 蟹江健一氏である。氏は「岳人」誌上に「春はクロカンはいて軽快ツーリング」という小文を寄せている。
題名からは、軟弱なお気楽歩くスキーを想像してしまうが、実は結構過激な内容で、火打で行われる、「火打カップ・アップヒル・ダウンヒルレース」を引き合いにだし、
「コンディションを熟知して、戦略的にクロカンを使えばいままでにないツーリングをすることができる」と書いており、「クロカンで北アルプスの縦走をしてみたい。山スキーの倍のスピードで踏破できてしまうだろう」とまでいっている。(頸城で、山スキー、クロカン、テレマークをともに駆使している蟹江氏がいうといかにもできそうに思えてしまう)
その一方で、軽いクロカンを使ってもっと気軽なスキーフィールドとして、林道をツーリングすれば、一ヶ月早い山スキーライフを楽しむことができる、とも述べている。
頸城にはそのようなフィールドがそこここにあると言っているが、今回はラッセルになってしまい、ややきつかった。正直にいいましょう!今回のようなコンディションでは楽しくはありませんね。蟹江氏がいうところの「戦略」の失敗である。
春の雪の締まった時期に陽光をあびて雨飾の前沢を眺めながら歩きたいですね。
メンバー 山川(単独)
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小谷温泉栃の木亭(9:50)----鎌池(12:30-13:00)----小谷温泉栃の木亭(14:20)
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【雨飾山登山口付近から】 ここまでで一汗かかされてしまった。 ステップだけでは苦しくなり、シールをつける。 一瞬きりが晴れ、雨飾山の山頂が見える。山頂付近を除いてはまだすべれるようには見えない。 |
【雪の鎌池】 林道から鎌池によってみる。 鎌池は鬱蒼とした樹林に囲まれており、神秘的ですが開放的な雰囲気ではありません。 まだ完全に結氷してはいません。 ここまでで結構疲れました。 湯峠まで行くのはあきらめました。 |
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【鎌池と湯峠の分岐】 湯峠にはいかず、鎌池から往路を戻ることにする。 ここでシールを外し、くだりにかかる。林道は今日のような新雪ではほとんど滑りませんが大きなストライドで歩くことができるので上りよりはずっと軽快です。 |