火打山 三田原山から新雪の火打へ            1994年4月9日(土)〜4月10日

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春の日差しを浴びて北面澄川を滑降するもくろみだったが、前日より強烈な冬型となる。火打は50cm以上の新雪が積り、初日は冬山のように厳しい山になった。翌日、澄川は下らず往路を戻ったが、火打、黒沢、三田原のビッグスロープを楽しんだ。

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火打山頂直下の菊地健

横山勝典、菊地健、生駒保子、山川徳明 (ぶなの森同人)

4月9日(土)
妙高杉ノ原スキー場(8:00-8:40)---妙高国際スキー場最上部(10:10)---三田原山---黒沢池---高谷池ヒュッテ(15:30)

4月10日(日)
高谷池ヒュッテ(8:10)---火打山(10:15)--黒沢池(12:45)---三田原山(15:30)---妙高国際スキー場(17:10)

4月上旬では、まだ笹ヶ峰まで除雪はされず、車は入らない。妙高国際スキー場の再上部から三田原山を越えていく。三田原山では、強風で顔が凍りそうで、目出帽を被る。黒沢池までの滑降はパウダーなのだが、寒くて、視界も悪く、楽しむどころではない。

黒沢池で昼食後、黒沢岳を超える。高谷池ヒュッテを見つけられるか心配していたが、幸いヒュッテ付近で視界がきくようになり、15時30分に小屋になだれ込む。
ヒュッテははしごを上り、3階の窓から入る。冬季小屋として、2階、3階部分が解放され、寝具も備え付けてあるが、布団だけで寝るのは厳しいだろうし、天候が悪ければヒュッテを発見できない恐れもある。使用料は、筒の中にいれ1階に落下させるようになっていた。無論夏季の便所は使えないが、夏のことを考え、できるだけ南側に小屋からはなれて行うようにしたい。

3パーティほどが先着していた。夕食にするが、火を焚いても気温が上がらない。寒いのでシュラフの上から備え付けの布団を被ってさっさとねてしまう。明日の天気はどうか?

夜が明けると外は明るい。火打が見事な白さでそびえたっている。50cm以上の新雪が積ったようで、この条件では澄川は降らないほうが賢明だろう。ピークを往復して往路を戻ることにする。他パーティは早くでて何処かに消えてしまった。
新雪の乗った火打山頂直下の斜面はすばらしい。私は、やや重い雪にてこずったが、若手3名は存分に楽しんでいたようだ。黒沢岳、三田原の大斜面もすばらしく、楽しんでいたら、スキー場に下りたのは、17時をまわってしまった。

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やや重いが山頂直下はパウダーだ

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黒沢岳ビッグスロープの生駒保子
山スキー初体験とは思えない

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