白馬双子尾根 長走沢  2015年5月25日(月)
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10日前の追上沢に続き、白馬へ
今日のターゲットは、長走沢

地味な長走沢だが、斜度もあり、雪面もきれいで、滑降の爽快さは大雪渓に優る。

今年は標高の高いエリアの融雪が早く、縦溝だらけで快適でない、もう板納め、という話を聞く。
標高の低い、長走沢ではどうか?
ネットではいちばん最近の記録で5月21日のものがあり。でも長走沢は雪が薄く、水が現れているので通過しなかった、とのこと
一方で、17日に何とかスキーで通過できた、との報告もあり

さてどっちが本当か・・・


メンバー やまかわ TamA うっちー
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猿倉駐車場(9:10-9:35)---長走沢(10:10)---双子尾根奥双子のコル直下(12:55-13:10)---

---樺平(13:20-13:35)---長走沢滑降---猿倉駐車場(14:40)
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猿倉の駐車場には数台の車あり。林道に残雪はあるが、さすがにもう
つながってはいない。板をザックにつけ、林道を歩きだす。
40分ほどで長走沢を渡る地点。かなり沢が割れているが、ラインを選べば通過
できそうだ。長走沢を詰めてみることにする。

なんとかスキーを外すことなく、滝の上へ
あと2〜3日で確実に雪は切れる。今週の週末はもう通れないと思う。
滝の上に出てしまえばあとはひたすら斜面を登るのみ


雲に隠れていた稜線が次第に明るくなってくる。
栂池の上は青空だ。周囲の山もくっきり見えてきた。
なべくら高原で仕事する2人はいつもと違う風景に感動することしきり。
なべくら高原はあれはあれで素晴らしいよん。

同行の2人はスキーアイゼンを持っていないので最上部はスキーを
ザックにつけ担ぐ。後ろのダケカンバのあるコルに出たかったが、途中急斜面だったので
一つ右の「奥双子のコル」付近を目指してあがる。
下から見ると上がり易そうに見えたが「すげー急」になってきた。


奥双子のコル直下
楽しそうな2人ですが、なかなかすごい場所でございます。
最上部雪壁なので、山川が様子を見に上がるが、梯子上がっているみたい。
無理せずここから滑っちゃうことにする。
もしかするとスキーを履いてトラバースすれば樺のあるコルまで滑りこめるかも・・


みんなスキーは上手いので、滑降モードにしたら急斜面も平気だ。
45度くらいの斜面をトラバースして樺平のコルへ
白馬鑓の東面や八方尾根の北面がきれいに見える。
とっても良い場所 降りるのがもったいないくらい



樺平からの滑降
上部は40度位 縦溝がひどいが雪が軟らかいので、場所を選べば
そこそこ快適に滑れる

長走沢中間部 うっちーとばしてます



いやあ2人ともかっこいいなあ
おじさんも若者に負けてはいられません。




楽しい時間は30分も続きません。
あっという間に長走沢の出合についてしまった。
下部は割れているところもあるので慎重に滑る。
堰堤横の1mほどの幅の雪を横滑りで通過するところもある。
ここからまたスキーを担ぎ、林道を戻ります。

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