白馬鑓ヶ岳 大出原 (ごたての真ん中でラストラン)2014年5月25日(日)
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里山が紫色の藤の花で華やかになり、茶色の毛虫が道路を盛んに横断する時期、私のスキーも終盤になる。
今シーズンは関田山脈でスキーすることが多かったので、「なんだ ごたてじゃなくて『関田SkiParadise』じゃん」と
ツッコまれそうだ。(関田山脈も立派にSkiのParadiseだけどね)
それでは最後くらい、ごたて:後立山連峰らしいところへ行こう!
というわけで今回は白馬鑓ヶ岳
大出原の白い大斜面は山麓からも目を引く。ぜひ滑ってみたかった。
メンバー 山川 *===============================================================================================================================* 5月25日(日) 高曇りのち晴れ 猿倉(5:55-6:14)---小日向のコル(8:20-8:30)---鑓温泉(09:50-10:00)---主稜線2780m(12:55-13:15)---湯の入沢(13:40-13:55) ---小日向のコル(14:50-15:00)---猿倉(15:55) *===============================================================================================================================* |
6時前に猿倉の駐車場に到着。 もう30台ほどの車が駐車している。 この時期に山スキーに入ろうという人は気合いの入り方が違う。この時期しかできない、超ロングラン、超急斜面狙いのツワモノたちだ。 この仲間に入るには、明るくなってから家を出るような、生ぬるい常識的な行動をしていたのではだめなようだ・・・ 夜明け前にヘッドランプを点けて行動を開始するような連中なのだ。おそろし・・・ |
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猿倉台地までの登山道はもうだいぶ雪が消え、、スキーを担いで兼用靴で登山道を30分ほど歩くことになる。 ブッシュがカブっている場所も多く、大変歩きにくい。そこそこ時間がかかってしまった。 小日向のコルまで来ると鑓は山頂付近が雲の中。 まあそのうち取れるだろう。 ピークにはこだわっていないのでまあ稜線から大出原を滑れればよいかな。 |
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今日は真夏のように暑くなる、という予報だったが、鑓温泉からの沢に入ると風がビュービュー吹き渡っており、肌寒い。 高曇りで日差しも弱く、期待したような日本晴れではないな・・・ でも雪面もきれいでデブリもなく、快適そうである。 数人のグループが滑降していった。 |
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猿倉から3時間半ほどで鑓温泉。この時期は小屋は分解・撤去されてしまっており、ない。テントが一張り。 風呂に入っている人はまだいない。 テントの主はどこかに滑りにいっているよう。 コンディションが悪ければここで風呂に浸かってここから帰る、というのも考えていたが、まだ時間も早いし上に行ける。 ここで風呂に入ったら、そのあと行動する気にならないもんな |
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鑓温泉からは標高差がけっこうあり、思ったより時間がかかる。大出原も広大過ぎてちっとも登っている実感がなく、少々めげてくる。 主稜線に出たらすでに13時近かった。 時間があれば白馬鑓ヶ岳のピークから滑るつもりでいたが、稜線の縦走路には雪がついていない。 鑓ヶ岳の南東面も、鑓温泉方面に入るにはけっこうトラバースしなくてはならず、今一つすっきりしない。 中央ルンゼ狙い、とかでなければ、ピークに拘らず、むしろ大出原に向かって稜線からダイレクトに滑り込む方が豪快にすべれそうだ。 稜線付近で最近降った雪がストップ雪になっていたが、途中からはほぼ理想的なザラメになり快適なことこの上なし。 |
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快適なザラメを飛ばし、鑓温泉にも目もくれず、湯の入沢まで約25分で滑降。 スキーってすごいなあ これで力を使い果たしてしまい、小日向のコルへの登り返しはまったく気合い入らず。 途中で残ったおにぎりを食ったりして1時間かけて登る。 |
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小日向のコル 行きには全部見えなかった鑓ケ岳が全貌をあらわす。 あの裏から滑ってきたんだなあ、と見上げて感慨に浸る。 (ほんとうは腰が痛くて、ストレッチをしているだけ) ここからは約50分で猿倉へ。今日もよく歩いた・・・ 今日は充実したスキーとなったので今シーズンのスキーはこれでオフ宣言とします。 今シーズンも「ごたてSkiParadise」をご訪問いただき ありがとうございました。来シーズンお会いしましょう! まだまだ滑る方はお気をつけて! |