白馬 杓子岳双子尾根から中山沢源頭    2012年5月19日(土) 
まだまだ猿倉はスキーシーズン!
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ゲレンデスキーヤーの大半は、3月が終わるとスキーをしまう。
山スキーヤーも、5月GWが終わると半分以上はオフに入ってしまう。

そんな流れにはまったく乗らない、筋金入りの山スキーヤーが集まるところがいくつかある。
白馬、猿倉もそんな場所のひとつである。今日は猿倉の駐車場には50台を越える車が駐車していた。

シーズン中、休日と好天が重ならなかったため、自分の課題を消化できなかったスキーヤーがたくさんいるのだ・・
私からはすっかり筋金が外れてしまったが、筋金入りのスキーヤーが日焼けした顔を下げてうろうろしているこの駐車場
の雰囲気は熱い!そして異常である。。

メンバー yamakawa
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猿倉駐車場(06:40-6:55)---長走沢渡渉点---長走沢---猿倉台地---中山沢源頭---双子尾根2000m地点(9:15-9:40)---

---中山沢上部から長走沢---猿倉駐車場(10:15)

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朝の猿倉 すでに50台近い車が駐車
猿倉からの林道は猿倉からスキーを履けるが、
地中2〜3箇所で雪が切れる。



鑓温泉への夏道はかなり雪が切れていたので、長走沢の渡渉点から
長走沢を詰める。かなり沢が割れており、すんなり登るのは難しい。
もう2〜3日で、沢中は滝場が出て、通過できなくなるだろう。

最近の寒気流入で、標高2300m以上はかなり降雪が
あったようで、上部は真っ白である。雪崩発生の可能性も
低くない。長走沢を上部から滑るのはあきらめ、双子尾根の
側壁に広がる中山沢の源頭を滑ってみることにした。

中山沢の最上部は思った以上に広大な斜面である。
シールでずっと詰めていくが最上部で急になり、シールでは
少々危険になってきた。でも今日はアイゼンは持っていない。
あえて双子尾根上から滑らなければいけない理由もないので
稜線の直下から滑り出すことにした。

最上部は40度くらいだが、中間からは緩い。
雪は問題ないザラメ
中山沢はそのまま下っていってしまうと、雪がなくなり、進退窮まることになる。
猿倉台地を上部で横断し、長走沢へ滑り込む。


長走沢の下部 小滝がある部分だが、もう2〜3日で沢が開いてしまいそうだ。

下部の堰堤。なんとか通過はできるが、すんなりぬけるのは初見では難しい。

3回ほどスキーを脱ぐものの、車のすぐ横まで滑ってこられた。この時期、
駐車場まで滑れるのは珍しい。

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