万内川の右岸に沿って上がっていく 一本のトレースが先行しているが
これはカンジキの形から、釣り師であろう。予報のとおり天気はよいが、
麓でも湿雪が１０ｃｍくらいつもっている。こんなんでスキーになるかなあ・・
天気がよいと動物の活動も活発。になる。
カモシカが一頭 対岸を歩いていく。
先週は流浜谷をそのまま詰めたが、今週は試しに、右岸の尾根を登ってみる。
時間的には似たようなものである。
尾根は上部で２重山稜となり、凹んだ部分を詰めていく。
上部に稜線が巨大なセッピを張り出しているのが見える。
頂稜に抜ける手前はクラックが入っており、ちょっと悪い。
山頂直下 ところどころクラストしており、クトーの出番。
新雪は２０〜３０ｃｍほど乗っているが、ずり落ちるようなことも
なく比較的安定しているようである。
山頂から紫雲谷を見下ろす。尾根上は湿った悪雪だったが、
紫雲谷は北向きの谷であり、パウダーになっているようだ。
今日はここを滑る予定ではないんだが、・・・・
絶好のコンディションのように思える。どうすべきか・・・
粟立山西のピーク 地図では今いる方が山頂であるはずだが
向こうの方がちょっと高い。砂糖菓子のように真っ白。
矢代山地の雰囲気濃厚である。矢代はこうでなくっちゃ
ゆっくり休憩。ピットを掘って雪をチェックする。
問題になるような弱層はないようだが、大毛無の北斜面に
雪崩破断面が見えるのだ・・・自分のチェックを信じ、紫雲谷と流浜谷を滑ってみること
にする。尾根を降りた場合、良い斜面は後半になってしまうので、
きっと下部では雪は超重雪で快適ではないだろう。
それならここのパウダーを滑りたい。
意を決してドロップイン！雪崩れよ起こるな！
なんと紫雲谷源頭は季節外れのパウダーであり、
雄たけびがでるような快適斜面である。
こうでなくっちゃ
１０５０ｍ付近からトラバースすると紫雲谷のコルに登り返しなしで滑り込める。
上り返すつもりならもう少し下まで、紫雲谷の斜面を遊べるだろう。
中の岳方面にはスゲー巨大な雪庇が張り出している。
先週は天気が悪くこんなものを見ている余裕がなかった・・
紫雲谷のコルから山頂を見て満足！
スキーにワックスを塗り足し、流浜谷に突入！
流浜谷も、雪がやや重いものの日当たりが少ないためかパウダーであった。
いままでパウダーは、伸身抜重系 ショートターンになってしまったんだが、
ジュールが浮く、浮く！ロングターンで飛ばせるじゃないか！！
楽しい斜面は２０分ほどでおしまい。あとは消化斜面を満足感に
背中を押されながら流していくのみ
スキーが走らないが、上部の豪快滑降には満足！にやにや
しながら降りていく光景は他人がみたら不気味
西野谷集落ではまだ１．５ｍほどの残雪がある。
春らしくなったが雪はまだまだ・・・