頸城 新田山 923m 2011年2月26日(土)
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新田山は、頸城 笹倉温泉の裏手にある1000mにも満たない低山である。
そんな低山が最近注目されているのは、「斜面が面白いから」だそうだ。火打、焼山、昼闇といった、このあたりの周辺のジャイアントに比べると明らかにスケールは小ぶりだが、「滑って面白い」のはよいことだ。
土曜日は明け方まで冬型が続く、という天気予報なので、高山は荒れるかな、と思い、行ったことがなかった新田山へ出かけてみた。
新田山は、しんでんやま、なのか、にったさん、なのかよく分からない。焼山温泉のフロントの方にきくと、しんでんやま、が正しいようである。
メンバー yamakawa
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焼山温泉駐車場(8:40-9:05)---新田山(11:15-11:45)---焼山温泉(12:55)
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旧焼山温泉スキー場駐車場のあと |
妙高高原付近までが雪が降っていたが、天気予報は今日は全県で晴れる、と言い切っているので迷わず、焼山温泉に向かう。 以前は焼山温泉スキー場の駐車場がきれいに除雪してあったので利用できたのだが、現在スキー場は営業しておらず、当然駐車場もごらんのとおり駐車できない。焼山温泉のフロントにいき、駐車を頼んでみた。帰りにお風呂に寄ってくれればokとのことなので、とめさせてもらった。 早朝発の場合は別の場所を考えないといけないかも |
営業をやめてしまった焼山温泉スキー場 先行するトレースが美しい |
焼山温泉スキー場のゲレンデ 当然スキー客はいない。でも先行者のトレースがついており、助かる。 ポールの跡から察すると2人であるようだ。 新雪が30cmくらいは積もっており、そこそこラッセルは大変だと思う。しかしこのトレース、急な部分でも果敢に直登しているし、迷いのないライン取りといい、結構なれた方のようだ。 |
新田山の稜線向こうは鉾が岳 雪庇に注意が必要 |
中ほどの杉林を抜けたところで先行する2人のテレマーカーに追いつく。ファットなスキーを履いた、この山に慣れたテレマーカーのようだ。 私は新田山は初めてなので「ピークはどれになるでしょうかね?」ととぼけたことを聞いたが親切に教えてくれた。 礼をいってしばらくラッセルを替わるが、やはりなかなかきつい。 2人連れはほぼまっすぐに上がって遊ぶといっていたので、ピークを目指す私と途中で別れる。 私は北西斜面をほぼ中間部からトラバースしてピークを目指す。 尾根にでると正面に放山がどーんを目の前に広がる。稜線は写真のように雪庇が出ているのでうかつに乗らないように注意がいる。 尾根をしばらくたどり新田山のピークへ |
新田山頂 向こうは一の倉川 |
新田山ピークまで上がると正面に一の倉川が俯瞰できる。一の倉川は下部にゴルジュと大滝があるため、数年前までほとんど滑られなかったが、新田山の尾根を越えるルートが発表されてからは、意欲的なスキーヤーがすべるようになった。 実は今日、新田山にきたのは、この谷を偵察したい、という意図もあった。 頸城の谷らしい真っ白な大斜面が印象的だ。 |
次第に晴れてきた。 昼闇山と北東面 一の倉川のおおきな斜面 |
天候が回復して日が当たってきたので、新雪は急速に重くなり始める。でも滑降斜面は北向きなので、案外雪がかるく楽しめた。 雪が軽いとついムカシの滑り方が出て、上下動、抜重をキッカケにした滑りに戻ってしまう。 カービングを活かしたロングターンで飛ばしてみたいんだけど・・・・ 写真は昼闇山の北東尾根と一の倉川の上部斜面。 山スキーヤーなら絶対滑ってみたい斜面だろう。 先行していた2人のテレマーカーはピークにいかず北斜面を何回も登りなおして楽しんでいた。(下の写真) 私はさっさと下山し焼山温泉へ 途中で土産に魚の干物を買って、下道をのんびり長野へ帰る。海を見ながら山から帰る、というのは山行の最後を飾るにふさわしい。 夏も、富山でますのすしを買って、JRで帰るのが大好きだった。 |
新田山頂からの滑降斜面 やや重めだがパウダーだ |
先行するテレマーカーが何度も滑っていたナイスなパウダー斜面 |