赤沢岳 (屏風尾根上から赤沢滑降) 2010年5月29日(土)

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1970年代、「オールラウンド」な活動を目指す山岳会が多かったころ、針の木雪渓下の大沢小屋付近にベースを設け、赤沢岳の雪稜や、丸石尾根などのバリエーションルートをアタックする、という山登りが盛んに行われていた。
「屏風尾根」はそのころよく登られていた尾根で、大沢小屋の裏から、赤沢岳スバリ岳の中間の2494mピークに突き上げている。最近では存在すら知らない人が多いかも・・
「屏風」という名は、このあたりの山に個性を主張するピークがなく、まとめて「屏風山」と呼ばれていたことに起因するようで、「屏風山の稜線に達する最も容易な尾根」ということなんだろう。

鳴沢岳からみると屏風尾根の側面になかなかよい斜面が見える。

午後は天気が下り坂のようなので、稜線まで登らず、屏風尾根の適当なところから滑ってみるつもりで出かけてみた。

メンバー  山川
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5月29日(土) 曇りのち晴 

扇沢駅(8:10)---赤沢出合(8:55-9:00)---屏風尾根2206mピークのコル上(11:05-11:40)---スキーデポし屏風尾根2300mまで往復---
ドロップイン(12:15)---赤沢出合(12:35)---扇沢(13:15)
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赤沢を標高2100mくらいまでつめる。
左手に屏風尾根に這い上がれそうな白い斜面が見える。
スキー向きの好斜面だ。

まっすぐコルにあがれば良かったんだが、少しでも高い方、と
右手を目指したら、予想以上に急で、ピッケルを出してようやく
屏風尾根上に這い上がる。振り返れば赤沢岳の稜線

振り返って鳴沢岳の大斜面を見る。この斜面は下からはよく見えないので
たいていは見過ごされてしまっている。
隠された好斜面だ。

屏風尾根上から赤沢岳付近の稜線を望む。
屏風尾根自体は階段状で、下部はそんなに困難なものではない。

左手の尾根が屏風尾根で、そこから降りてきた。
屏風尾根から観察した限り、
条件さえつかめば、赤沢をダイレクトに
稜線まで詰め、そのまま滑降することもできそうだ。






いつも、この時期の赤沢出合はスノーブリッジが残っている程度だが今年は
一面雪で埋まっている。このあたりのスキーはまだまだ楽しめそうだ。


6月の休日は予定がつまってしまい、
今シーズンのスキーはこれでオフ宣言となりそうです。
今シーズンも「ごたてSkiParadise」をご訪問いただき
ありがとうございました。来シーズンお会いしましょう!
まだまだ滑る方はお気をつけて!

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