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パソコン製作(創世期)
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[きっかけ]
 パソコンを買い換えずに、しぶとく長く使いたい。と思っていた1999年頃、DOS/Vパソコンの規格を熟知すれば何とかなるかなー、って事で作ってみました。
 頻繁に東京へ行く用事があり、秋葉原で性能良さそうなビデオカードを格安で入手して、製作を決意しました。




[初期の構成]
 まずマザーボードですが、当時、Slot1とSocket370の規格が混在してました。最初から変換カード使用を考えてペンティアムII用のSlot1にしました。
 Abit社のBE6。当時人気の440BXチップセット搭載。
 CPUは、探した中で最も安かったセレロン333MHz(PPGA)。ハードディスクとメモリは、使えるものがあったので流用しました。安価な部品の最小構成でスタート。

[組立]
 ネジも沢山あるし2、3日かけて組もうと思いつつ2時間で終了。普通はここで電源廻りの確認とかですが、アバウトな私は、スイッチON!ハードディスクはDOSでブート可能にしといたので、あっさりコマンドプロンプト表示。 (この瞬間ってウレシイですね。)
 ウィンドウズのインストールも特別問題なしで終了。




[色々わかってくると・・・]
 少しでも快適に使いたい欲求と、例によって部品の値下がりが進むと・・・グレードアップしたくなります。
 環境はそのままでハードディスクを交換し、メモリを増設し、・・・CPU交換。
 時代は、ペンティアムIIIでしたが、ペンティアムII/450MHzが安かったのとFSB100MHzが気になったので交換してみました。




[河童出現]
 カッパーマインのセレロン/ペンティアムIIIが登場し、気になったので、先ずはセレロン566MHzに挑戦してみました。交換する時点で、変換カードはカッパーマイン用が必要なのも知ってたので、特別問題もなく動作。

 ここで、ちょっと欲張ってみました。
 このCPUの566MHzは・・・66x8.5です。
 コア電圧も調整して強引にFSB100で動けば・・・850だ!

 結果、ウィンドウズの雲が延々と続き、起動できませんでした。残念。欲張り過ぎ?




[懲りずに]
 セレロン566MHzで十分でしたが、やはりFSB100で動かしたいのと2次キャッシュはペンティアムIIIのほうが容量が多いし・・・中古品でペンティアムIII/550MHzを入手しました。




[もう止まりません]
 ここまで来ると、メーカーで発表してた「ペンティアムIII/850MHzまでサポート」ってのを確認したくなりました。高クロックに耐えるかの確認がしたかったので、グレードアップになるかは意識せずにセレロン850MHzを入手しました。
 たぶん、566MHzに細工すると、これと同じだよなー、と思いつつ使いました。

 この時にパソコンがもう一台必要になったので、ブック(省スペース)タイプのベアボーンキットを入手して、余った部品でとりあえず組みました。(この時の出費は全部で3万円位)
 このマザーは今まで手を出せなかった、FSB133も使えるi815eチップセットです。




[意外な盲点]
 余り部品で組んだ省スペースパソコンも、使ってるうちに当然グレードアップしたくなります。しかも、思ったよりパフォーマンス良くないのです。
 在庫が無くなる直前のペンティアムIII/1GHzを思い切って購入しました。メインのAbit/BE6で普通には使えないけど。

 ところが・・・どうも安定しません。メーカーのHPで確認すると”対応”とはなってるのに。
 どうやら、省スペースパソコン専用ヒートシンクが小さく、放熱しきれてないようです。
 悩みながら設定変更して再起動すると、フリーズするまでの間隔がどんどん短くなって、しまいにBIOSの設定画面も起動できない有様。
 バラックで動かす状況のパソコンでも無かったのでインテル純正ヒートシンクがどうしても付けれませんでした。潔く断念。
 比較的新しいチップセットなのに、他にも不安定な要素があり、省スペースパソコンは派手なグレードアップは避ける事にしました。




[くじけません]
 随分値下がってから購入したとは言え、440BXのAbit/BE6では、ペンティアムIII/1GHzがFSB133なので、普通には使えません。
 私は、CPU以外の他の部品に負荷のかかるオーバークロックはしない方針。

 そこで考えました。

 このCPUの1GHzは・・・133x7.5。
 強引にFSB100で動けば・・・750だ!・・・過去の逆の発想

 とりあえずコア電圧は規定値で挑戦。
 ウィンドウズ画面直前で停止、でもダメ元でやった割には、いい感じ。

 コア電圧を”規定値-0.05v”
 起動した!と思ったら・・・途中で停止

 更に0.05v下げて”規定値-0.1v”
 安定しました。全然問題なし。インチキ・ペンティアムIII/750MHzです。
 パフォーマンスも確実に向上。




[ちゅらさん 2002年6月10日]
 世間ではペンティアム4が主流ですが、ここまで来ると、440BXの最終形を目指したくなります。
 テュラティンは、普通のカッパーマイン変換カードでは動作しない情報を入手してたので、テュラティン/カッパーマイン兼用の変換カードに予め入れ替えていました。パワーリープ製。
 問題なのが、クロック倍率。Abit/BE6の最新BIOS上で設定できる最高倍率は"x12"でした。セレロン1.4GHzはペンティアム4ソケット用なので完全に無理(間違いでした/詳細下記翌日分)。セレロン1.2GHzでもいいけど・・・

 ここで私の無謀な挑戦。
 FSB・・・マザーボードが生成
 倍率・・・あくまでCPUに依存

 私が本日買ったのは、テュラティンのセレロン/1.3GHz(100x13)
 今回は自信が無かったので購入店のお姉さんに色々確認しました。(かなり詳しい方でしたが、私の知りたい部分までは及びませんでした。)
 コア電圧は1.5v、普段より慎重にソケットへ載せグリス塗布、結果は・・・

 ・・・動きました。安定動作中です。今回は本当に驚きました。
 3年間で随分入れ替えましたが、このパソコンのCPU載せ換えは、多分これで最終だと思います。




[ちゅらさん 2002年6月11日]
 昨夜、使用中に「ピーポーピーポ」と温度アラーム発生。スレッシュは50℃。河童時代から使用していたヒートシンク・ファンの流用では放熱不足で、変換カード付属の純正品に交換。で、38℃で安定。でもウルサイ。
 心配だったので、もう一度購入店で確認したところ、40℃前後なら問題なしとの事。
 そして昨日のお姉サンが「1.4GHzなんですけど、こちらの間違いでテュラティンコアでした・・・」との説明。
 昨日、おかしいな?と思って

 私「値札のとこの表示、間違ってませんか?」
 店「いえ、1.7と1.4は、ペン4コアです。」断言してたのに・・・バシー、ダマサイダー。


また課題を残してしまった、とはいえ満足です。続きは「壱号機の変遷記」へ。

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