トップへ戻ります。 > ギター > 好きなアルバム
好きなアルバム
My Favorite Album
サイトマップ
 

2004年10月09日
THE SUPER SESSION T

 1987年4月15日のライブ・ビデオです。

ギター:

ヴォーカル:

ブルース・ハープ:

キーボード:
     Dr.ジョン

ドラムス:
     フィル・コリンズ


 ぐっと心にしみる、ブルーズなステージです。
 見所は沢山ありますが、ギター弾きを中心に記します。


 このライブの中で2人のキング、互いの特徴的な弾き方を見る事ができます。
 手首のスナップを充分使って深いヴィブラートのB.B.キングとクラプトン。
 引っ掛ける様な激しく強力なピッキングのアルバート・キングとレイ・ヴォーン。

 また2人のキング、名前通り巨大な体型。
 特にギブソン・フライングVは普通の体型の人が使うと大きくて邪魔な部分が多いですが、アルバート・キングが構えると丁度良く見えます。大迫力。

 ストラト弾き2人に関して。
 クラプトンが1950年代製ストラト/ブラッキーを使っていたのが確か1985年頃までですが、このライブではフェンダーから提供されたと思われるガンメタリックのレースセンサ搭載ストラトです。
 コンプレッサーっぽい音してます。彼のフレージングにぴったり溶け込むいい音です。

 対するレイヴォーンは、あの塗装剥げ剥げストラト。ヴァンザント製PUの枯れた音。このPUのマグネット、一般的なアルニコXよりも磁力が落ちやすい(経年変化の大きい)アルニコUだと思います。
 何といっても使い込んだボディ、レンジの広い音が出てます。


 バターフィールドのハープも勿論、合間に聞こえるチャカ・カーンのシャウトなんかもギターで弾くフレーズっぽく聞こえます。


 ビデオの冒頭にも出てたのですが、このライブの数週間後にバターフィールドが亡くなったそうです。彼の演奏が納められている最後のライブビデオかもしれません。

 またレイヴォーンとアルバート・キングもその後亡くなるわけですが、今でも空の何処かで、「スカイ・イズ・クライング」3人でセッションしていて欲しいものです。
2003年10月16日
BLUES BROTHERS / BRIEFCASE FULL OF BLUES


ブルースは絆/ブルース・ブラザーズ・ライブ・デビュー

映画のサントラではなく、ライブ版です。
CD化されてましたが、CDR作成してみました。

 写真の手錠かけた鞄の中はハープがぎっしり詰まってるらしいです。昔読んだ解説覚えてました。タイトルがそーゆー事ですね。

 敢えて解説は読まずに感想。

 聴き直して感じたのは、ブラス・リズムセクションが恐ろしく正確に音を刻んでます。まるでスタジオ録音のように。故・ベルーシのダミ声シャウトも熱いです。

 A面のラスト、「ショットガン・ブルース」ではマットマーフィー の音を探るような指弾きが聴けます。スローブルースのじわじわ盛り上がる感じが最高です。オルガンもいい音してます。
 B面、「ソウルマン」で対照的なサウンドのスティーブクロッパー のカッティング。

 オープニング/エンディングでは勿論テーマソング、オーティスレディング の「お前を放さない」インストですが、B面ラス前ではブギ調の「フリップ・フロップ&フライ」。ダンエイクロイド が吹きまくりです。

 Tomboの巻でも書きましたが、ダンエイクロイド のハープ、俳優してるには勿体無い位の絶妙なフェイク、ベンドが決まってます。これに尽きます。

ジャケットは色褪せたレコードですが、何年経っても好きな1枚。
2003年07月07日
T-BONE WALKER / The Complete Imperial Recordings, 1950-1954



 つい最近買いました。(2枚組が安かったので)
 様々なミュージシャンに多大な影響を与えた人です。
 B.B.Kingも、この"T-BONE WALKER"の影響を大きく受けた一人です。
 このCDの中にB.B.Kingのコメントが書かれてました。

 "He made me so that I just had to go out and get an electric guitar...That was the best sound I ever heard."

 彼の憧れだったのです。

 この"T-BONE WALKER"は、ブラスセクション、ピアノをバックにギターを弾き、歌う演奏スタイルです。
 ゆったりとしたテンポの曲もあれば、ブギ調の速いテンポの曲もあり、聴けば聴くほど味わい深いフレージングのギターです。私も憧れます。
2003年06月04日
タイトゥンナップ /アーチーベル&ザ・ドレルズ


ずーっと以前から欲しかったのですが、先日忘れた頃に突然発見。
1968年のアルバムです。(ちなみに780円でした。)

 リズム&ブルースは、モータウンよりアトランティックレーベルが好きな私なのです。
 こちらのグループはソウル・ファンク系です。


 タイトルの「タイトゥンナップ 」ですが、数年前(10年位なるかも?)、ジャネット・ジャクソン が「ベルベット・ローブ」とゆーアルバムの「フリーゾーン」って曲で、途中のブレイクするパターンをリミックスして使用していました。で、気になって探してたんです。
 聴いてみると知ってる方多いと思います。

 この「タイトゥンナップ 」がパート1、パート2と2バージョン入っています。私がよく聴いてたのはパート1です。パート2はメジャー7thコーラスを被せたバージョンでした。

 ベースのリフで始まり、ドラムが絡むイントロからいきなりカッコイイんです。2コードで進んでるだけなのにカラッとしたギターのカッティングがぴったりハマります。

 解説を読むと「ジェームズブラウン のバックバンドのギターのカッティングに近い」と書いてます。複雑さは無いですが音色やノリは、そんな感じです。
 シンプルなので各パートのパターンが変わる瞬間がスリリング。


 また「ノック・オン・ウッド」や「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」も演奏しています。
 エディー・フロイドウィルソン・ピケット 顔負けのグルーブです。
 一発録りっぽい演奏が、聴いていてスカっとします。
2003年06月04日
オーティス・ラッシュ 1986年の日本公演


Pヴァインから出てるアルバムです

 コブラ・レコード界の大物 。この時バッキングを勤めたのが、ブレイクダウン/近藤房之助 ですが、彼曰く「あなたの風邪がうつった事ですら僕は光栄なんですよ・・・僕はもうオカマだ。」といった言葉を残したようです。

 彼はアルバート・キング同様のレフティですが、右弾きで追うと何故か素直なフィンガリングです。例によってかなりデカイ音で弾いてます。ES335がハウらないのが不思議。

 実は当時、FMから録ったカセットテープが手元にあるのですが、公演日違いらしく、演奏の雰囲気が若干違います。こちらのほうが好きなんですが、エンディングの「Got My Mojo Working」「Gambler’s Blues」「So Many Roads」の3曲しか無くて残念。
 バックで流れるハモンドオルガン+レズリーの音も最高です。
2003年06月04日


1971年のライブ盤

 ギブソン・ファイヤーバード弾きまくりが理屈抜きでカッコいいです。
 大好きな曲のカバーが多いんですが、彼が弾くと全然別な曲に感じます。1曲目の”グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール”は、マージービートグループのホリーズとは全然別な雰囲気。(多分同名同曲だと思いますが・・・違って聴こえます。)
 ”ジャンピン・ジャック・フラッシュ”なんかも重厚なリフの弾きまくりが今聴いても新鮮です。
 リック・デリンジャー とのツイン・リード弾きもガッツのある勢いが凄いです。
2003年06月04日
ア・トリビュート・トゥ”スティービー・レイ・ヴォーン


追悼ライブ 左の写真中央が兄:ジミー・ヴォーン。
写真小さいんですが、とても楽しそうな表情です。

 1990年夏、スティービーは、ツアー移動で乗り込んだヘリコプター事故で亡くなりましたが、彼の兄ジミー及び大御所が集まっての追悼ライブ盤。


 B.B.キング以外は、ストラト弾きなのに全員音色が違います。


左から

超ロングトーンで聴衆を湧かせてます。ストラップも揃いの水玉が御洒落。

彼も弟同様、手がデカそうです。彼の使ってるストラト(やっぱり塗装剥げてます)は、フェンダーのテキサス工場とメキシコ工場で作られた通称テックス・メックスだと思います。

彼は大勢で弾く時、こまめに、さり気無くルシールのヴォリューム絞ったりしてます。そんな人柄も憧れ。彼のアンプはドライヴしたセッティングなのに、どんな時でも単音で弾くので、聴いた感じはクリーンですね。

ギター弾き大勢で、影が薄いかも。



左から

シャウトしてますねー。

やっぱり手数王です。

個人的には、彼のストラトの音色やフィンガリングが一番好きです。
小声で”スティービー”と呼びかけてから、”ラヴ・ストラック・ベイビー”弾き始めてるとこが、いい感じ。

歌いっぷりがワルワルの不良オバちゃんな雰囲気。シャッフルのビートにギンギンにノッてて、かっこいいです。確かバーボンの瓶を切ったスライドバーですね。ステージではストラトですが、彼女のアコースティックでの演奏も大好きです。(私には、あんな風に弾けないけど)

トップ > ギター > 好きなアルバム


"Blues Boy" http://www5e.biglobe.ne.jp/~blues/