ピンチはチャンスなり!

倒 産 1 1 0 番

倒産・借金地獄のどん底から再起した男が
そのノウハウを語る
講演中
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今、経営難で苦しんでいる中小零細企業が少なくありません。経営者はいろいろ努力されていると思います。まだ見込みがあるのであれば、がんばるのも宜しいでしょう。
しかし明るい展望がなく、借金が増えてゆくようであれば、早めに整理・破産等の決断することです。

企業の寿命30年説がありますが、需要が減り、役割が終われば撤退もしかたないのです。決断は再起の余力のあるうちにすることです。時期を失えば、最悪の事態になるでしょう。
例えば家屋敷を失い、一家離散、自殺などです。最近そういう事例が少なくありません。

借金返済やその後の生活の問題で決断がなかなか出来ないのが現実です。しかし、不動産等を処分して借金が残っても命まではもっていかれません。生活費や生活用具、商売道具までは取られません。

憲法で基本的人権、生存権が保障されているのです。

借金が払えない時は債権者・金融機関にあきらめてもらうしかないのです。貸手責任というものがあります。割り切ることです。
しかし、個人的な借金は分割払いとか出世払いとかで誠意をもって臨みましょう。

生活は何とかなるものです。私がそうでした。プラス思考・楽天主義でやることです。その方がうまくいきます。
古老曰く「お天道様とおまんまは何処に行っても付いて来る」。他の人が手を差し伸べてくれたりするものです。「捨てる神あれば拾う神あり」です。

会社倒産した場合の経営者の人生は両極端に分かれます。① 自滅・・・大病、一家離散、ホームレス、自殺などです。
② 再生・・・ピンチをチャンスに変え、より良い人生を歩む。人物が一回り大きくなる。

どちらを選ぶかは本人次第ですが、読者には是非②の方になってもらいたいものです。それには決断力が必要です。
自宅を失って、アパート暮らしでも良いのです。そこは、「小さいながらも楽しい我が家」、になるでしょう。私たちがそうでした。子供はむしろ喜んだりします。

又、仕事に関して言えば、サラリーマンになる人もいるようですが、あまりよい話は聞きません。やはり、これまでは独立自営で来られたのですから、これからも独立自営でゆくのがよいと思います。
その基本的なノウハウはもっているはずですから。但し、最小の規模から資本をかけないで始めることです。

つまり、ゼロからスタートすることです。無から有を生み出すのです。人間力で勝負するのです。そして、商売の達人・プロフェッショナルになるのです。
それが出来るのは、隙間を狙ったビジネスです。

お店や会社を経営してきた人は、「お金の苦労は死の苦しみ」に耐え、寝ても覚めても仕事の事を考え、売上が足りない時は、いろいろなことに果敢にチャレンジしてきたはずです。

また、経理や営業等経営に関する事は一通りしてきたはずです。その努力・苦労はサラリーマンの比ではありません。
その培った「ノウハウ」と「ハングリー精神」「チャレンジ精神」があれば、成功の最も近い所にいると言えるでしょう。

独立起業は「地獄」を味わった人のほうが成功するとも言われています。これまでは月末には銀行借入返済や従業員の給料の支払いなど、資金繰りに追われて夜も眠られない日があったでしょう。死にたいと思ったこともあったでしょう。
つまり、銀行と従業員のために働いていたようなものです。私がそうでした。まさに地獄のような日々でした。

これからは自分のために働けばよいのです。
これまでは重荷を背負って坂道をやっと登っていたようなもので、これからは重荷なしで登るのです。今までに鍛えられた脚力で。
これからは物を売るのではなく自分を売るのです。在庫を抱えて悩むこともありません。設備投資もかかりません。ストレスもあまり溜まりません。

これからの時代はハードではなく、ソフトで稼ぐことです。
店舗は無くてもよいのです。その方が経費もかからず、時間的拘束もあまりありません。
これまでの生活と比べれば、かなり自由になり、精神的重圧もなくなります。これからは「人は財産なり」を信条に生きることです。

古人曰く「地を得るよりも人を得よ」。つまり人材・人脈ですね。出会いを大切にすることです。その方が楽しく充実した人生を歩むことになります。まさに「災い転じて福となす」です。

それが出来るのが、隙間を狙ったビジネス、便利屋です。

兵法書の「孫子」と並ぶ名著「戦争論」では「戦場ではピンチとチャンスは同時にやってくる。無能な将軍はピンチと捉え逃げ出す。有能な将軍はチャンスと捉え、自軍を勝利に導く」と教えています。
つまり、「ピンチはチャンスなりですね。
             

         
            
                 独立起業して一旗揚げよう!
   

倒産時の対処法

捨てる神あれば拾う神あり

リストラ・倒産時には家庭に亀裂が入り、親戚友人は離れて行きます。家族といえども裏切り行為があったり、けんかしなくてもよいことでけんかが始まります。お互い疑心暗鬼になり、まさに地獄寸前といってもよいでしょう。特にエリートで世間体を気にする人ほど、決断が後手後手になり、最悪の事態になります。こういう時は、余力のあるうちに決断することです。見栄体裁を捨て、前向きに考えることです。そうすれば予期せぬところから、予期せぬ援助の手が差し伸べられるものです。

倒産・大病・投獄

この三つを経験するとひと回りもふた回りも人物が大きくなるといわれています。こけて傷つき、地べたを這いずり回り、そして真の成長があり、真の幸福を手にすることが出来ると思う。逆境時には、それをばねにして大きく伸びる人と、反対にだめになる人に分かれてしまうようだ。ピンチはチャンスなり!です。次のチャンスはいつ来るか分かりません。チャンスは逃さないようにしましょう。

酒と上手に付き合いましょう

リストラ・倒産時には精神的重圧はかなり大きいものです。そのために胃や肝臓の病気になったりします。まじめで酒も飲まない人ほど病気になったり、自殺したりします。酒は精神的ショックに対しクッションの役目をします。酒と上手に付き合えば、人生の危機を乗り越えるのに役に立ちます。又、人生を豊かにしてくれます。又、胃潰瘍は薬を飲むより、酒を飲んでおしゃべりをした方が直るといわれています。酒は「百薬の長」と言います。北欧には「酒とサウナで病気が治らなければ、死んだほうがよい」ということわざがあります。酒と上手に付き合い、楽しく飲みましょう。ただし、飲み過ぎないように。

借金が払えなくなった時

リストラ・倒産によって、借金が払えなくなるという大きな問題があります。それにより自殺をする人がいます。しかし自殺により問題は解決しませんし、誰も喜びません。その時はどうするか。居直るしかありません。日本国民は憲法により、人間として最低の生活は保障されています。いくら借金があっても、首までは持っていかれません。必要な生活費までは持っていかれません。こういう逆境の時は、あまり世間的な善悪にとらわれないことです。家族を養うため、自分が生きるためには図太くなるのです。それが正義であると自分に言い聞かせるのです。

自己破産

借金が払えなくなった時、自己破産をする方法がある。手続きは自分でも出来るし、30万円位かかるが弁護士に頼む方法がある。しかし自己破産した人の末路は悲惨になる場合が少なくないようだ。よくよく吟味した方が良いと思う。

信念を貫く

どん底にある時は、いろいろな人の意見を聞くことは大切ですが、自分で正しいと思ったことは、周囲が反対しても貫き通すことです。それがよい結果になるのです。多数決はだめです。周囲に妥協していては、どん底から這い上がれません。

石の上に3年

リストラ倒産のときは、苦しいのは3年と思って耐え忍ぶことです。3年経つと自分の進むべき方向性が見えてきます。「石の上にも3年」です。頭に叩き込んでください。             

人は宝なり

リストラ倒産時には、最悪の場合、家屋敷を失うことがあります。一生懸命働いて築いた家を失うことは断腸の思いです。しかしこの時から頭を切り替えることです。財産は土地や家ではなく、「人は財産なり」です。家族と共に苦労を分かち合い、良き友人を求め、人脈を作ることです。それには自分自身もよく学び、人格の向上を図ることです。それにより良い人材が集まってきます。新しい展望が開けてきます。今まで以上によき人生が待っているでしょう。昔の偉い人の言葉に「地を得るよりも人を得よ」という言葉があります。これは良い人材を得、人脈が構築されれば、土地や財産は後から付いてくるという意味です。良い人材を得ることは、人生を豊かにしてくれます。毎日が楽しくなります。災い転じて福となしましょう。

離婚

リストラ倒産時に離婚するケースが多い。離婚は出来るだけ回避した方が良い。一般的には離婚すると再起が難しくなる。そういう時こそ夫婦・家族が一致協力して難局を乗り越えることだ。たとえ家を失ってアパート暮らしになっても「小さいながらも楽しい我が家」となるだろう。そこに新しい幸せが発見するだろう。今までになかった家族の絆が生まれるだろう。離婚を避けるには妻と妻の実家の理解・協力が必要だ。うまく説得することだ。信頼されるよう努力することだ。

趣味を持つ

逆境の時はじたばたして、ますます深みにはまったりするものです。そういう時は趣味を持ち、打ち込むことです。そうでないと酒の量が多くなり、体を痛めます。

お天道様とおまんまは何処に行っても付いてくる

これは昔の人の教えで、見栄体裁を捨て、裸の人間になれば何処に行っても生きてゆけるということです



  独立起業して一旗揚げよう!