捨てる神あれば拾う神あり
リストラ・倒産時には家庭に亀裂が入り、親戚友人は離れて行きます。家族といえども裏切り行為があったり、けんかしなくてもよいことでけんかが始まります。お互い疑心暗鬼になり、まさに地獄寸前といってもよいでしょう。特にエリートで世間体を気にする人ほど、決断が後手後手になり、最悪の事態になります。こういう時は、余力のあるうちに決断することです。見栄体裁を捨て、前向きに考えることです。そうすれば予期せぬところから、予期せぬ援助の手が差し伸べられるものです。
倒産・大病・投獄
この三つを経験するとひと回りもふた回りも人物が大きくなるといわれています。こけて傷つき、地べたを這いずり回り、そして真の成長があり、真の幸福を手にすることが出来ると思う。逆境時には、それをばねにして大きく伸びる人と、反対にだめになる人に分かれてしまうようだ。ピンチはチャンスなり!です。次のチャンスはいつ来るか分かりません。チャンスは逃さないようにしましょう。
酒と上手に付き合いましょう
リストラ・倒産時には精神的重圧はかなり大きいものです。そのために胃や肝臓の病気になったりします。まじめで酒も飲まない人ほど病気になったり、自殺したりします。酒は精神的ショックに対しクッションの役目をします。酒と上手に付き合えば、人生の危機を乗り越えるのに役に立ちます。又、人生を豊かにしてくれます。又、胃潰瘍は薬を飲むより、酒を飲んでおしゃべりをした方が直るといわれています。酒は「百薬の長」と言います。北欧には「酒とサウナで病気が治らなければ、死んだほうがよい」ということわざがあります。酒と上手に付き合い、楽しく飲みましょう。ただし、飲み過ぎないように。
借金が払えなくなった時
リストラ・倒産によって、借金が払えなくなるという大きな問題があります。それにより自殺をする人がいます。しかし自殺により問題は解決しませんし、誰も喜びません。その時はどうするか。居直るしかありません。日本国民は憲法により、人間として最低の生活は保障されています。いくら借金があっても、首までは持っていかれません。必要な生活費までは持っていかれません。こういう逆境の時は、あまり世間的な善悪にとらわれないことです。家族を養うため、自分が生きるためには図太くなるのです。それが正義であると自分に言い聞かせるのです。
自己破産
借金が払えなくなった時、自己破産をする方法がある。手続きは自分でも出来るし、30万円位かかるが弁護士に頼む方法がある。しかし自己破産した人の末路は悲惨になる場合が少なくないようだ。よくよく吟味した方が良いと思う。
信念を貫く
どん底にある時は、いろいろな人の意見を聞くことは大切ですが、自分で正しいと思ったことは、周囲が反対しても貫き通すことです。それがよい結果になるのです。多数決はだめです。周囲に妥協していては、どん底から這い上がれません。
石の上に3年
リストラ倒産のときは、苦しいのは3年と思って耐え忍ぶことです。3年経つと自分の進むべき方向性が見えてきます。「石の上にも3年」です。頭に叩き込んでください。
人は宝なり
リストラ倒産時には、最悪の場合、家屋敷を失うことがあります。一生懸命働いて築いた家を失うことは断腸の思いです。しかしこの時から頭を切り替えることです。財産は土地や家ではなく、「人は財産なり」です。家族と共に苦労を分かち合い、良き友人を求め、人脈を作ることです。それには自分自身もよく学び、人格の向上を図ることです。それにより良い人材が集まってきます。新しい展望が開けてきます。今まで以上によき人生が待っているでしょう。昔の偉い人の言葉に「地を得るよりも人を得よ」という言葉があります。これは良い人材を得、人脈が構築されれば、土地や財産は後から付いてくるという意味です。良い人材を得ることは、人生を豊かにしてくれます。毎日が楽しくなります。災い転じて福となしましょう。
離婚
リストラ倒産時に離婚するケースが多い。離婚は出来るだけ回避した方が良い。一般的には離婚すると再起が難しくなる。そういう時こそ夫婦・家族が一致協力して難局を乗り越えることだ。たとえ家を失ってアパート暮らしになっても「小さいながらも楽しい我が家」となるだろう。そこに新しい幸せが発見するだろう。今までになかった家族の絆が生まれるだろう。離婚を避けるには妻と妻の実家の理解・協力が必要だ。うまく説得することだ。信頼されるよう努力することだ。
趣味を持つ
逆境の時はじたばたして、ますます深みにはまったりするものです。そういう時は趣味を持ち、打ち込むことです。そうでないと酒の量が多くなり、体を痛めます。
お天道様とおまんまは何処に行っても付いてくる
これは昔の人の教えで、見栄体裁を捨て、裸の人間になれば何処に行っても生きてゆけるということです。
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