今、社員を使い捨てにしているブラック企業が社会問題化しています。企業経営が苦しくなり、破たん寸前になるとよくみられる現象のようです。私の身近な所でも有りました。
高度経済成長期に大きくなった企業は、この不況、大変革の時代は経営難になるようです。その為に、社員使い捨てやリストラは増えることがあっても減ることはないでしょう。それは経営者の能力や企業体質の問題だと思います。
つまり、高度成長期の成功体験から脱却できないからでしょう。
これからは会社に依存した人生設計は危険と言わざるを得ません。終身雇用制や学歴社会は過去のものになりました。これからは実力、稼ぐ力を身に付けることです。
大企業の社員といえども、いつリストラされるか分かりません。他社に転職してもこれまでの給料より大幅に減少するのが一般的です。
最近、国家財政破綻が議論されるようになりました。そうなれば歴史上例外なく超インフレになり、年金生活者、公務員、大企業のサラリーマン等が打撃を受けるようです。
この時、逞しく生き残るのは、現金を稼げる人、つまり自営業者であるといわれています。
独立起業すれば、何でも自分のやりたいように出来、やりがいがあるものです。又、自由な時間を手に入れることが出来ます。しかし、独立起業して成功する人は決して多くはありません。
事業・商売は始めるのは簡単なのです。継続させるのが難しいのです。成功の秘訣は小さく創めることです。あまりお金をかけずに創めることです。
そして継続することです。「継続は力なり」です。下積みをしっかりやリ、商売のノウハウを体得・構築することです。
資金に余裕ある人が失敗しやすいと言われています。その理由は起業に対する取り組みがどうしても甘くなるからでしょう。独立起業はハングリーの方が成功する確率が高いようです。
近江商人は子弟が学校を卒業すると、すぐに商品と片道の旅費だけを与えて、行商に出し、帰りの旅費は自分で商品を売って稼ぎ出させ、商売のノウハウを体得させるということです。人は余裕があると、どうしても楽な方に行きがちになります。
兵法に「背水の陣を布く」という教えがあります。これは川を背にし、自ら退路を断つということで、将兵は死に物狂いで戦い、活路を見出すということです。
また、「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ」という教えもあります。つまり捨身になればおのずから生きる道が開かれてくるということです。
一生に一度か二度は背水の陣になるのもよいのです。それで、無から有を生み出すノウハウが体得でき、本当の起業家としての精神が培われ、逆境になっても容易に乗り越えられます。
正しい知識を持ち、正しい努力をすれば、資本も資格も特別な技術もなくても、何とかなるものです。私がそうでした。
代理店やチェーン店では真の自由は得られません。仕事は自分でとって、お客様と直接お話して、納得いく仕事をし、お客様に喜ばれることです。
そうすれば、本当に仕事にやりがいが感じられます。そして、自由に生きられます。
今、リストラや会社倒産に直面している人は、独立のチャンスと言えるでしょう。「ピンチはチャンスなり」、です。
この大変革の時代にこそチャンスあり。沈みゆく船と運命を共にするか、己を信じて大海に漕ぎ出すか、決断の時といえるでしょう。
人生の詩
男は如何に生きるべきか
安楽な生活がいいのか。いや試練の道がいいと思う。
後々自分の為になるからだ。生き抜く力が身につくからだ。
逆境に強くなるからだ。
男は火の中、水の中を、くぐってこそ光ってくるものだ。
一回りも二回りも大きくなるものだ。存在感が出るものだ。
男はあまり群れない方がいい。
一匹狼でもいい。独立独歩生きるのだ。
時々書を読み、偉人の教えを学び、歴史を学ぶことだ。
そして確固たる信念を築くことだ。
信念は貫くことだ。
泥水を飲み、地べたを這いずり回り、
傷つくこともあるだろう。それが皆自分の財産になるのだ。
男は背が大きくなくてもいい。
出来る男は大きく見えるものだ。
高価な物を身に付け、カッコよく振舞わなくてもいい。
カッコよさは内からにじみ出るものだ。
男は金と女の尻は追わない方がいい。
金も女も後から付いてくるような生き方がいい。
そういう生き方をしたいものだ
|
|