2015/01/25 追加
ネタバレ熱情王の生涯  §1・誕生

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ネタ バレ
シルニェ語 HSILGNEと書いて前から読んだ物。語尾から読めば、元ネタは良く分かる。
ところが。Yで始まったりSで始まったりする言葉が多くて鬱陶しい。ので、たまにYだけ後ろに移動したりSでけ後ろに移動したりした。
それでも、まだまだ鬱陶しい。
一人称複数代名詞EWというのが気に入らない。ということで、エクスード語(EHCSTUED)からRIWを持ってきた。
それでもまだまだ。ということで、男性定冠詞REDを、いやどうしたものか。そこだけREDではなくDETに変更してしまった。
で、The ArdentからDET TNEDRA(デト・トネドラ)の出来上がり。
ラモキエラ アリス・モリなんとかが導出されるけれども、実は元ネタなし、純粋な創作。ザーリップ(残日)・テオティワケン(現在のメキシコシティー)も、全くの無関係。リフォルテップ(ピーターソン)博士も同様。
ラルテニア ロバート・シルバーバーグのSF作品で、未来から来た男が「セントラリティ(中央)から来ました」というシーンあり。いただきます。いただきました。でもラルトネックではイマイチだったのでラルテニアに設定。
ダルハニユ,グレッグ 要するにコレを書いた人。
レンラヴ RENRAV の兄弟。いや、別に、あの配信会社に恨みはない、と思う。
大祭司 原稿になる前は、「大僧正」と書いていた。それを大司教にしようとしたら、あら、カトリック。要するに「アークビショップ」の語を使いたいだけなのに。で、宗教不明の「大祭司」となる。でも「大僧正」というのは仏教臭い。仏教臭い理由は↓。
大祭司レイバップ 夏目漱石は「禅寺の坊主が金にがめつい」ような事を書いている。「事」と書いたのは理由があり、実家が禅寺の檀家だったりする。で、この作品では「棺を前に宗教論争を繰り広げる僧侶たち」というシーンが後に出てくる。多少の脚色はあるが、実話をもとにした創作。この坊主自身は、禅寺の複数坊主をモデルとしてはいるが、一応純粋な創作。
ボルストン教 実はクリ●チャンのアナグラムだったりする。つまりは、イ●ス・キリ●トが存在しないキ●スト教。一応、西洋をモデルとした架空世界。でも、読み進めると解るように、キリ●ト教もイ●ラム教はおろか仏教すら出てこない。文字どおり、架空の世界。そもそも大陸の形から違っているw。で、世界を「一般常識」からは非常に突飛に作りすぎたため、「ユリウス暦?」とかいろいろ編集やら企画やらを混乱させたりしたw。
ちなみに、大陸の形は、日本列島の犬吠埼をピンで留め、関門海峡をずずずいっとリスボンあたりまで拡大した形。
中国における日本に対する蔑称で「小日本」というのがある。ならば、「日本以外を全部小さくして日本だけを大陸サイズにしてしまえ」とした形。 日本海を「北極海」とし、瀬戸内海を地中海とした形。残りの大陸? なし! ユーラシア+アフリカはオーストラリアよりも小さい形で「トラディスタン」にした。で、南北アメリカは日本列島サイズで「コロバスタン」として登場する。
帝国連邦 アメリカ合衆国は州(ステーツ)の集まり。かつてあったソ連は共和国の連合。……では帝国の連合? ロマノフ朝のアレクサンドル一世が「神聖同盟」を提唱している。つまりは、もともと同盟。デロス同盟のようなものが、EUのようになり合衆国あるいはソ連のようになり……という創作。
ラッティア語 AILATI? ONAILATI? とりあえずAILATIが気に入らなかったので、LATIAにした。ただ瀬戸内海をイタリアにするのは抵抗感があったので、「ソイディア」という架空の国を作った(でも言語はLATIA←これでもかなり難しいのに、キニエレ(要するにギリシャ語の反対)?)(いや、ロシア語の反対もどきが最後には登場するけれども……)。ちなみにエンボイアムとテントロイートスは完全にフィクション。
セレシア 清以前の帝国を「せれすしゃる・えんぱいあ」というのが気に入らないので作った国。この国の言語を考えるのが、一番難しい。つまりはフランス語とアラビア語をそれぞれさかさまに書いて足して2で割り、それらしい響きに調整する、といったありさまなので。両言語を知る人ならば、どれだけ無謀な試みか、よく判る、かもしれない。繰り返すが、この世界(オデュプサイ・セボン)にイ●ラム教もキ●スト教も、存在しない。
トロウス・ゴルティ イワン雷帝という人がいた。でも、ロシア語でもフランス語でも「雷」とは言わず「恐」と言っている気がする。では、本物の「雷」では? と考えた名。ラテン語男性名詞風に「〜ウス」はマスト。問題は前。どうやらポルトガル語にトロヴァン(雷)という語があるらしい。しかも、語源は擬音語だそうな。それはいい、ということでトロヴァヌス、いや長い、単純にトロウスにしてしまえ。
ミドルネームが欲しい。で当初、形容詞HGUOROHTからシルニェ語の名HGUOROHTYを考えた。どうカナ書きしよう? で企画原稿段階では「ウグオルティーユ」にしていた。「トロウス・ウグオルティーユ」である。でも、長かったのか「トロウス・ウグオル」にしやがった人が出た。
書店第一版ではつづりそのままで「ゴルティ」に不承不承あらためた(「本当はウグオルティーユなのになあ」)。
で、今思うに。父親が赤子に言うにことかいて"Be thorough"?? それはないだろ(いやないとは言えないか)。どちらかいうと、"Be tough"でね?
で、そうするとHGUOTとなり、彼の名前はHGUOTYとなるはず。
やーめた!
アルファベットではHGUOTYだけれども、カナ書きでは「ゴルティ」のままで行く。
で、第1版は「まっすぐ強くなれ」にルビとして「エブ・ゴルティ」となっていた。
そこの語は、第1版では「サラブレッドのサラ」だったけれども、第2版では「タフ」に変更。で、単に「強くなれ」のルビを「エブ・ゴルティ」とした。
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