2021/02/06 微調整
erudition-0070
蔵書管理システム仕様(1)……蔵書一覧に関する概要説明
自作「蔵書管理システム」の内部仕様とそれにまつわる薀蓄(?)ばなしというか、自分自身のための備忘録です↓。

私が私のために開発した蔵書管理システム「LIBCON(library control、『りぶこん』)」の核は書籍コードと書架コードである。 書籍コード・書架コードおよびその他のコードについて以下に列挙する。

  • 書籍コードのコード体系は下記のとおり:
    書籍コード(XX-世代管理情報-###1)

    書籍コードは、前方から、分野コード・半角ハイフン・世代管理情報・半角ハイフン・世代管理情報別採番となる。

    1. 分野コード(XX)……正式なシステム名称は「大種」という(以下、「大種」と記述。「大種」に関しては後述)。
      分野別に書籍コードを管理する区分である。大種は現状、下記の通りである。

      • AG(動画)……
        ビデオ・DVD、ダウンロード動画などを含める。
        登録はLIBCONもしくは派生システムのAV2000で行うが、ウェブページは別に出力する。
      • DR(戯曲)……
        シェークスピア全集など。なお、小説の中に戯曲を挟んだ作品も散見されるが、 この場合は「小説作品」とみなし、大種DRを採用しない。
      • MG(雑誌)……
        ビジネス誌等をこの大種とする。
        なお、コミックを「雑誌」扱いする書店もあるが、コミックは後述NAを大種コードとして採用する。
      • NA(ジンクシュピール)……
        NAはニューアートの略である。実体は、コミックを示す。
        「コミック」「漫画」「カートゥーン」等を採用しなかった理由は、ひとえに利用者の心情を慮ってのことである。
        すなわち、LIBCONは、家庭内LANを通じてネットワーク運用する計画であった。
        私の家人の中に約一名、漫画を毛嫌い(憎悪)している者がいるので、「漫画」という直接的表現を憚ったのである。
        そこで「ニューアート」という造語からコードNAが創出された。
        したがって、「ジンクシュピール」は単に隠語であり本来の意味「楽劇、歌劇」と無関係である。
        なお、漫画的絵本、写真付きブログを冊子にまとめたものも、大種NAに含める。
      • NV(小説)……
        に採用する。小説の顔をした論文・エッセーの類には原則として採用しない。
        また、論文の顔をした小説については大種NVを採用する。
        したがって一読後、大種を変更すれば、後述の「大種付け替え処理」が必要となる。
      • PA(パンフレット類)……に採用する。
      • SG(静止画)……一般に、印刷された画像関連(写真・写真集等)に採用する。
      • SN(音響)……音楽CD等に採用する。ただし、蔵書リストに出力しない。
      • SP(器楽譜)……あるいはボーカルスコア、バンドスコアに採用する。ただし、オーケストラ譜については原則として後述SRを採用する。
      • SR(総譜)……オーケストラ譜に採用する。
      • SY(エッセー)……および「小説の顔をしたエッセー」「論文の顔をしたエッセー」等に 採用する。すなわち、「より主観的な記述」のあるものという意。
      • TX(テキスト)……論文・史書、「より客観的な記述」であるものに採用する。
      • XX(分類不要)……分類不能時、かつ「分類する必要を認めない」ときに採用する。
      以上の「大種」コードについては、統合コード管理システム「ヘルメス」に記述されている。 また、「蔵書管理システムに出力する」というフラグもヘルメスが管理している。

    2. 世代管理情報別採番(###1)
      大種コード・登録日付別に、書籍単位で自動付番する。 すなわち、一日につき該当分野最大9999冊まで登録が可能である。
      「論文9999冊+小説9999冊+α」を一日に個人で登録することは、非日常的である。
      ただし、「メルクの僧院」級の大図書館を蔵書付きでぽんっとプレゼントされたら、 それこそ人海戦術で、一日にこのくらい登録する可能性がある。
      ちなみに「メルクの僧院」は、 ハプスブルク家の女帝マリア・テレジアが修道院にぽんっとプレゼントしたものである。
  • 書架コード(AABB-CC-DDEEFFFF)……
    書架コードの体系は、セキュリティーの関係から、ウェブページに記述しない。代表的な書架についてのみ以下に記述する。
    • 仮登録(0000-XX-00000000)……システムの既定値で、該当書架はない。ただし、(後述)実数カウント対象である。
    • 移動中紙袋(0000-XX-00000001)……購入状態で紙袋・レジ袋・輸送梱包状態のままであることを示す。 また、「面倒くさいので管理放置」状態にも用いる。
    • 廃棄予定(9999-01-99990000)……どこにあるかは解らないが、発見次第廃棄する予定の書籍である。 一応、実数カウント対象とする。
    • 廃棄済み(9999-02-99990000)……廃棄した書籍である。まだシステムデータが残った状態である。実数カウント対象としない。
    • 注文済み・未着(9999-XX-99610000)……インターネット・通信販売等で予約・注文したが、未着状態の書籍である。
      かつて重複注文したことがあったため、急遽システムに追加された。実数カウント対象としない。
    • 論外・購入不可(9999-Z-09630000)……蔵書管理システム上、特異なコードである。
      すなわち、「書店で見た」「ウェブページで概要を見た」結果、「購入に値しない」と判断した書籍をデータ入力するのである。
      すなわち、蔵書一覧表にあれば購入迂回するので、予め「購入に値しない」と蔵書一覧表に登録しておくためのものである。
      当然ながら、実数カウント対象としない。
    • #廃棄#(9999-ZZ-99999999)……前述「廃棄済み」書籍を「#廃棄#」することにより、該当書籍データ をCSV出力した後に、システムから完全削除する。
      したがって、ウェブページには通常出力されない。
      ただし、書籍データ削除処理を実施する以前にウェブページ出力処理を行えば、「#廃棄#」データがウェブページに出力される。
      当然ながら、実数カウント対象としない。
    実数カウント対象……
    ウェブ・トップページの文言「約####9件から」に出力される件数である。 移動先不明・廃棄データを除いた、実質的な書籍件数ともいえる。
  • 媒体区分コードの主要なものは下記のとおり:
    • B……文庫
    • H……ハードカバー
    • P……パンフレット
    • R……パンフレット・ソフトカバー等
    • S……新書
    • X……円盤状
  • セキュリティ区分について……
    セキュリティ区分は、当初、「取扱区分」であった。老朽書籍の取扱に配慮するためである。
    しかしながら、取扱区分は早期の段階で「セキュリティ区分」に改められた。
    既定は「10(一般)」もしくは「20(一般蔵書)」である。
    セキュリティ区分「90(保管厳重注意)」の書籍は、そもそもその存在自体がウェブページに出力されない。 なおかつ、書籍実数カウントの対象外となる。
    個人的なアルバム、名簿、その他個人情報記載されるもの【等】がセキュリティ区分90で登録されている。
    20<セキュリティ区分<90のデータは、「存在を認めるが、具体的書名・著者名の明示はしない」という書籍である。
    このような書籍および著者名は「マスク」される(「マスク」処理の概要についてはセキュリティの関係上、明示しない)。
  • 書籍ランクの概要は下記のとおり:
    • A……「非常に良い」と判断されたもの。近年、相当良い書籍でなければ、A査定されないように留意してある。
    • B……「良い」と判断されたもの。あるいは、拙著『熱情王(デト・トネドラ)の生涯』よりも「読みたい・再読したい・いいね」と判断されたもの。著者ランク査定をする際に、多少影響する。
      システム作成当初は「普通」の意に用いていたため、一時期「書籍登録処理」時の既定値にもなっていた。 そのため、古いデータで「普通な書籍」であってもB評価されているものが散見される。
    • C……「普通」と判断されたもの。あるいは「良書」であっても「普通な書籍」と判断されたもの。システムの既定値。
    • D……良くはない。というか、「そのような書籍を読むくらいよりは拙著『熱情王(デト・トネドラ)の生涯』を読んでいる方がいくらかマシ」と判断されたもの。
    • E……ダメだこりゃ。
    • F……全然ダメ、話にもならない。


「大種」について……
蔵書管理システムは、当初、図書館式の管理を目指して作成された。 すなわち、分類により類似書籍の検索を容易にしようとしたのである。
分野コードを四つに細分化した。それぞれ「大種」コード「大類」コード「小種」コード「小類」コードである。
「種・類」および「大・小」の組み合わせによるネーミングで、「大種」といえば一番「おおざっぱ」な分類にあたる。
大小種類の分類コード体系を用いれば、たとえば
「(大種)小説・(大類)SF・(小種)近未来・(小類)ファーストコンタクト物」
というように細かい分類が可能となる。 ただし、このような入力は煩雑である。しかも運用後すぐに大小種類区分を用いた検索自体ほとんど利用実績がない。
故に、現システム上の項目は残っているが、画面から更新されることはない。廃要素とも言える。
しかしながら、システム上の項目は「大種」という言葉が残っている。「大種」とは、現在の当システムにおいて、「分野分類コード」とほぼ同義である。


「大種付け替え処理」について」について……
書籍の分野分類を「TX(テキスト・論文)」で図書管理初期登録したが、査読の後「テキストとはみなせない(分野分類TXとするには、主観 的にすぎる)」などの場合、分野分類をTXからSY(エッセー)等に変更することが可能である。
ただし、分野分類は書籍コードの一部ともなっているので、自動的に連携・各情報を更新する必要がある。 その時に実施されるのが、「大種付け替え処理」である。
入力画面で分野分類を変更したとき、かつ既に該当ウェブページ(のデータ)がある時に、変更者にメッセージ表示し注意喚起がなされる。 このメッセージに対し「変更実施許可」の応答がなされると、「大種付け替え処理」が実施される。



以上。

メニュー   蘊蓄一覧表