2010/08/12 追加
erudition-0059
画像需要度一覧表……イグノーベル賞的研究
当サイトの意味不明ページ「画像需要度一覧表」について書き散らしてみました↓。

当サイトの「画像需要度一覧表」は、「こんな画像を私が欲しい」と列挙するために作成した。
すなわち、「画像検索」するためのキーワードを画像区分(一般に「名前」)別に列挙したものである。
はたと気付いた。

画像管理システム(1997年より運用開始)のデータをそのまま出力するわけにはならない!
アイドル・俳優・政治家とか有名人の名前(一般に「三次元」)、アニメーション・ゲーム等のキャラクター(一般に「二次元」)、 飛行機や艦船の名前、土地の名前ならば、そのまま出力しても良い。
問題は、「同級生」とかの名前(卒業アルバム等)。
……それは、無断で(いや、たとえ断ったとしても)ホイホイ無分別に出力するわけにいかない。

そこは、画像管理システム上に「ウェブ出力名称」欄を設けることで解決した。すなわち、「ウェブ出力名称欄」が空白ならば、 一切出力しなければ良いのである。
#蔵書管理システムは、HP作成以前から「セキュリティ区分」を持っていた。
#「存在自体が知られてはならない本」(学校名簿等)は出力されないし、
#「あからさまに持っていると宣言するのはマズイ本」(想像されたし)は「マスク」された状態で出力される。

……ということで、一覧表を作ってみたが、二百数十件の一覧が無秩序に
#正確には無秩序ではなく、「管理連番」で整列している
出力されてくる。それは、検索しずらい。「探したい名前・キーワードが、上のほうに出てきてほしい」のである。
ということで、画像管理システム(Ishtar)のサブシステム、需要度算定サブシステム(Ki2005)を2004年5月ごろから作成にかかったのである。
#イシター(イシュタル)というネーミングが、もともと、「二次元」「三次元」の画像管理から始まったことを示唆している。
#また、サブシステム名「カイ」がナムコの「イシターの復活」に由来する(イシターに仕える巫女)ことは言及するまでもない。
#なお、2005とあるのは、2005年運用開始予定であったため(実際は、2004年夏から運用し始めていた)。
#ページデザインは、「イシター」らしく、「女性的」な配色を用いている。
#画像需要度一覧表は2009年4月ごろから休止していたが、2010年8月、運用を再開した。


まだまだ再検討の余地があるが、現状における「画像需要度一覧表」の仕様を下記に列挙する。

以後の処理において、表「画像管理システム・画像閲覧ログ」を「ログ」と記述する。

需要度分析テーブルの初期化処理:
  需要度分析テーブルの需要度を一律ゼロクリアする。
  需要度分析テーブルのキー付随情報(今回萌え指数、画像数、標準周期)を
  画像区分コントロールから最新状態に更新する。


需要度分析テーブルへの順位設定処理:
  需要度分析テーブルの項目「得点順」を事前に一律「999」に初期設定する。

  画像区分別得票集計テーブル・画像区分コントロール・ウェブ改廃理由の三つの表を
  キー項目「画像区分」でマッチングさせて、
  ウェブ改廃区分の項目「改廃区分」がゼロ(上場廃止)以外の列を
  画像区分別得票集計テーブルの項目「得票数」の降順、
  画像区分コントロールの項目「画像数」の降順で、順次全件読み込む。

  読み込む都度、順位をインクリメントしつつ、需要度分析テーブルの項目「得点順」に書き込む
  (順位の初期先頭値は1)。

表「ログ分析」の項目「日時」が「前回需要度分析実施日時」以上の、項目「間隔」の
最小値を求める(以下、「仮定的選択間隔最小値」と記述)。

なお、「仮定的選択間隔最小値」がヌルの場合(すなわち表の「間隔」がヌル、テーブル異常等)、
「仮定的選択間隔最小値」は1440分(24時間)とみなす。
また、「仮定的選択間隔最小値」が1440を超える場合は、1440とする。

この「仮定的選択間隔最小値」の算出理由は、画像管理システムの特質に由来する。すなわち、
画像区分A・B・Cの画像を閲覧したとする。すると、ログには「A選択」「B選択」「C選択」「C終了」と
出力されるはずである。すなわち、ログの中から、「C選択」〜「C終了」の間隔をもって
「仮定的なシステム閲覧時間」を算定しようというものである。
その仮定的なシステム閲覧時間は、異常事態もしくは24時間を超える場合
(とくに「終了ログ」が見当たらない場合)は、24時間と仮定する。

需要度分析テーブルにログ分析結果を反映する処理:

  需要度分析テーブルを項目「得点順」の降順に順次全件読み込む。

  ログ収集詳細処理:
    上記にて順次全件読み込み中の画像区分に関するログを
    {ログの項目「処理」の内容が「処理」(画像区分を選択)もしくは
     「終了」(該当の画像区分の画像表示中に画像管理システムを終了させた)}
    のものであり、かつログの項目「日時」が「前回需要度分析実施日時」を
    超えるものについて、「日時」の昇順に順次読み込む。

    その際、項目「処理」が「選択」のとき、
      表「ログ」項目「日時」〜同項目+
      「仮想的選択間隔最小値」以内のログに同一画像区分の項目「処理」が「終了」
      となるものがあれば、該当画像区分の「選択」〜「終了」のペアがあるものと
      みなすことができる(これを「ペアあり」と記述する)。

      「ペアあり」の場合、仮想的前回需要ポイントもしくは今回需要ポイントに1を加算する。
      「ペアなし」の場合、同様に0.8を加算する。

    項目「処理」が終了のとき、
      「ペアあり」ならば(すでに「ペアあり」分を加算しているため)、
      何もせず「ペアなし」とみなす。
      「ペアなし」ならば、同様に0.2を加算する。

  上記「ログ収集詳細処理」で得られた仮想的前回需要ポイントおよび今回需要ポイントを、
  表「需要度分析テーブル」項目「前回需要指数」・「今回需要指数」に代入、更新する。

  該当の画像区分で表「萎え設定テーブル」を検索し、項目「需要停止」が真ならば、
  (当該画像の需要は停止しているため)表「需要度分析テーブル」項目「需要度」にゼロを設定する。

  該当の画像区分の表「需要度分析テーブル」項目「得点順位」が999以上ならば
  (上場廃止のため)、同項目「需要度」にゼロを設定する。

  上記において項目「需要度」にゼロを設定しなかった場合、以下の処理を行う。
    項目「需要度」の中の値にさらに前回需要指数と今回需要指数を加算する
    (すなわち、期間範囲内の「選択」「終了」ログが多ければ多いほど、
    需要が高いものと判断される。なお、この計算処理によれば、前回分析以後に
    新規追加された画像区分については、相対的に需要度が減るように出力される。
    すなわち、本来、新規追加される画像区分は既存の画像区分に比較すると需要度が
    高いはずであるが、これは、PC資源の圧迫・全体画像数を抑制するための
    ロジックである)。

    項目「需要度」の中の値にさらに「順位の補数」を加算する
    (「順位の補数」とは、順位の最大値から順位を減算したものである。
     すなわち、画像区分Aの順位が1、画像区分Bの順位が2、任意の
     画像区分の順位が最大値999とする。その場合、画像区分Aには
     「順位の補数」998が加算され、画像区分Bには997、最大値の
     順位の画像区分にはゼロが加算される。すなわち、得点順位が高ければ
     高いほど、該当画像区分に対する需要が高いとみなされる)。

    さらに、該当画像区分で表「画像区分コントロール」を検索し、同表の項目「希少価値」
    (長整数型)を取得する。
    項目「需要度」の中の値にさらに、「20×(希少価値÷100)」を加算する
    (すなわち、希少価値が高ければ高いほど、需要が高いものと判断される。
     なお、項目「希少価値」は概ねゼロ以上100未満の値が入力されるが、
     需要度算出処理において、当項目の内容を忖度する必要はない)。

  以上で設定された需要度は「需要度分析兼裁可表」画面に一覧表示されるが、
  画面利用者が直接、システムから提案された需要度を変更入力することができる。
  また、計算結果が全般的に「不審である」と利用者が判断した場合、
  再分析を画面から指示することができる。以下は、再分析時における、需要度加算処理である:

    再分析回数がゼロを超えるとき、かつ該当画像区分の「需要度算出裁可」が偽であるとき
    (すなわち、該当画像区分に算出・提案された需要度が「不裁可」となったとき)、
    需要度が50を超える場合「1−(再分析回数÷10)」を乗算する。
    需要度が50以下の場合「1+(再分析回数÷10)」を加算する。
  表「需要度分析テーブル」項目「推移計」に、項目「需要度」−「前回需要度」を設定する
  (「前回需要度」は「分析システム終了」時、「需要度」から更新される)。

前回と同一得点の画像区分の需要度一律1割カット処理:
  表「需要度分析テーブル」と表「画像区分別得票集計テーブル」をキー項目「画像区分」で
  比較し、表「需要度分析テーブル」項目「前回得点」と表「画像区分別得票集計テーブル」
  項目「得票数」が等しい場合、表「需要度分析テーブル」項目「需要度」から1割を減算する
  (そもそも前回分析時と今回分析時と得点が同一ということは、期間内に画像に対する得点も
   画像区分に対する得点もシステム上加算されなかった、
   あるいは「得票集計時」に「頻繁に当該画像区分の画像を閲覧しなかったためボーナス得点を
   逸した」もしくは「頻繁に画像閲覧したが、ボーナス得点をシステムが提案した時
   使用者によって却下された」事により、プラス評価が一切なかったという
   意味であるので、需要が落ちているはずである)。

前回から減点時の画像区分の需要度を一律2割カット処理:
  同様に、得票数が前回得点を下回る時、需要度から一律、2割を減算する
  (分析の前段階・得票集計時、期間内に60日を超える閲覧間隔があり、なおかつ、
   減点の提案を使用者が裁可した・使用者が自ら減点を指示した場合、
   当該画像区分に関する需要は、きわめて落ちているはずである)。

萌え・萎えによる需要度調整処理:
  表「画像区分コントロール」と表「萎え設定テーブル」をキー項目「画像区分」で
  マッチングさせる。そして、表「画像区分コントロール」項目「萌え要素」マイナス
  表「萎え設定テーブル」項目「萎え度」を「総合萌え要素」とする
  (画像管理システムでは、画像区分ごとに「萌え」「萎え」を相対的数値表現で
   入力できる。一つの画像区分で「萌え」も「萎え」も同時に発生するアンヴィヴァレントな
   状態も表現できるが、需要度算定にあたって、「萌え」から「萎え」をマイナスすることに
   より、単純に画像区分に対するプラス・マイナスの感情を表現した。すなわち、
   総合的に「萌え」のある画像に対しては需要が高く、「萎える」画像に対しては需要を減算する)。

  上記の「総合萌え要素」により、需要度を調整するパーセンテージ(以後、「調整パーセンテージ」)
  を算出する:
    総合萌え要素が正数のとき:
      調整パーセンテージ=(総合萌え要素+60)÷100×希少指数とする。
      なお、画像区分コントロール項目「希少価値」がゼロならば希少指数=0.5、
      ゼロでなければ希少指数=(希少価値+100)÷100とする。
    総合萌え要素がゼロのとき:
      調整パーセンテージ=0.8とする。
    総合萌え要素が負数のとき:
      調整パーセンテージ=(100−(90+総合萌え要素÷10の絶対値)))÷100とする。

  さらに、萌え指数の変化によって、需要度を調整する:
  (前回から「萌え」が増えていれば需要は高まっており、「萎え」が増えていれば需要は減っているはずである)。
    需要度分析テーブルにおいて、「今回萌え指数」と「前回萌え指数」が異なっていれば、需要度に
    下記の指数を乗算する。
      指数=(1+(今回萌え指数−前回萌え指数)÷100)

トップランナーを100としてパーセンテージ設定処理:
  上記において算定した需要度の最大値を「トップランナー値」とする。
  「需要度」に(「需要度」÷「トップランナー値」)×100を設定する。

#「笑わせる研究」「考えさせられる研究」に送られる「イグ・ノーベル賞」、取れるかなw??

以上。

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