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我門 隆星 書評 (SY-R292D1-0001) : ダメ上司論
[書籍データ]
書籍コード: SY-R292D1-0001
著者名:山田咲道,*(B)
書籍名: ダメ上司論
(VOL:0, DUP:0, C)
いろいろと首肯できる点が多い。 
冷めた心はルールを無視する
#そのとおりだ。
株主資本主義に日本企業が向かってしまった
#会社は平気で「ボーナスを上げると配当が出なくなる」とぬかしやがる。
成果主義は成果の低い人の給与を下げたり据え置くこととに主眼を置くのではなく
#人件費減らしにしか見えない。
直属の上司が信頼されていなければ、「あいつに評価されるのは、まっぴらだ」という拒否反応が広がる。
#然り。
ベテラン社員の言い分は、若手のとき給与が仕事の量と質に対して低く抑えられていたので、そのぶんを現在もらっているという側面があった。急に「では、現在の仕事に応じて、給料下げるからね」と宣告されたら、「それは約束が違う」となる。
#まさしく、そのとおり。
バカ社長やダメ上司に囲まれて、やる気が上がらず「報われていない」という不満に取り憑かれると悪循環を脱せない。
#まさに、そうなった。
上司と部下の相性が悪ければ、部下は力を発揮できない。異動したとたんに士気が下がって成績が悪くなるケースもよく見かける。対立関係があるとき、天使のような部下に不真面目でセンスも悪く、人格が歪んだ悪魔のような上司がつく気の毒な状況の場合もある。部下はなかなか成果が上がらない。そこで「自分の将来真っ暗だ」と思っても仕方ない。苦境で腐ってモチベーションを下げると、スキルも磨けないし、心も荒んでいく。
#この筆者、いつの間に私の職場を見た?(笑)
ある程度きちんとした会社ならば、悪魔上司はいつかはいなくなる。
#きちんとしない会社なので、なくならないw。
成功したから失敗が始まる
#言い得て妙。
上司と部下が相互不信に陥ると、創造的な価値が生み出せなくなる。部下の側は「あいつには、尽くし甲斐がない。何かことがあれば、裏切られる」と感じる。
#この筆者、いつの間に私の(略)w。
自分の病気は自分で治せ。自分の運命は自分で開け。
#良い言葉だw。

……とまあ、首肯できる点が山ほどあるのではあるが。「論」とタイトルに書いてある割には、エッセー扱いにした。(根拠・典拠なき主張は、基本的に「テキスト」ではなく「エッセー」扱いにしているため)……次回作として「パワハラ上司取扱い法(パワハラする側・される側の徹底研究)」なんてな書籍を期待したいw。
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