蔵書一覧に戻る          索引パネルに戻る          トップメニューに戻る
我門 隆星 書評 (NA-R2F459-0004) : 聖おにいさん
[書籍データ]
書籍コード: NA-R2F459-0004
著者名:中村,光
書籍名: 聖おにいさん
(VOL:1, DUP:0, C)

 仏陀とキリストが下界で暮らす日常。desacralizationの語が思い浮かぶ(この語はコリンズの英英辞典の記述が解りやすいが)。「最聖珍道中」イエスの過去発言の「なんと信仰のなき世」という「ピスティス」はむしろ「誠意」とも訳せるので、そこは新選組の旗「誠」を描いてほしかった。「サマージャム、市民館」いや「正しい人を招くためではなく罪人を招くため」懲税吏マタイと食事した彼ならば、お友達になれるだろう(うん、確かに2代目ではあるw)。「ブッダとイエスのできるかな」いや「見よ大酒のみの大食漢」と言われたイエスならば、「お代わり」は相応しい。どうせ、その絵を使わなくとも弟子どもは下らぬことで論争を繰り返したのだからw。
蔵書一覧に戻る          索引パネルに戻る          トップメニューに戻る