風量ダウンの原因は熱交換器やファンの目詰まり |
過負荷運転は機械の故障につながります |
熱交換器の汚れ |
上の写真のようにフィン(放熱板)は、アルミ製で隙間が2〜3mm位しかなく、運転中は常に室内の空気を循環していますので、フィルターを通過した空気中の埃、タバコのヤニ、油煙等は一度はこの隙間を通ることになります。 |
冷房中は、熱交換器は結露水で濡れた状態になりますので、汚れはフィンにへばりつきやすい状態になり、徐々に蓄積されていきます |
蓄積された汚れはやがて、風の通過を妨害するようになり、エアコンの熱交換を妨げます。効きが悪くなる一番の原因はここにあります。 |
効きが悪いと感じれば、どうしても設定温度を下げてしまい(冷房時)、室外機の稼働時間が長くなり、電気代の高騰や、機械の故障、圧縮機の焼損等を招きます。 |
効きが悪い第二の原因・風量ダウン | |
最近、天井埋込カセット形はターボファン@を採用している機種が多いのでファンの詰まりはないですが、天吊形や壁掛け型、ビルドイン形、置き形はA多翼形のシロッコファンを採用しているので埃の詰まりが激しい時、その風量の差は顕著です。どうも風の出が弱いと感じる原因はここにあります。 | |
右の写真は、埃で汚れたファンが過熱して融けて変形したケースです。火災の発生にもつながります。 |