めったにこんな風におすすめのCDを紹介したりはしないんですが、 かなり私好みのヤツを発見してしまったので、 思わずここに書いてしまいます。
といわけで、右の方にも写真を置いていますが、これです。 (写真をクリックすると、 Amazon.co.jp のこのCDの紹介に飛びます)
ロマンティック・コンチェルト/セルゲイ・ナカリャコフ
さて、トランペットには全くと言っていいほど縁のない私ですが、 なんでこんなCDを紹介するかというと、 なんと!このCDではトランペットでもって ファゴットの協奏曲を吹いているからなのです。 しかもなんと4曲収録されているうちの 3曲までもがファゴット協奏曲で、しかも、その3曲が モーツァルト、ウェーバー、フンメルという3大ファゴット協奏曲 (<誰が決めた?)というお得な(?)内容。
まあ、私はトランペットのことはよくわからないので、 演奏がどうだこうだという内容は書きませんが、 なんというか、 「ファゴットの間抜けさなくして、 トランペットのかっこよさと華やかさでその分を埋めた」 というような感じの演奏になっています。 (ファゴットでの演奏はその「間抜けさ」がとてもいいという話ですよ)
モーツァルトの曲の 出だし (←私のつたない演奏を参考までに…) はよく 「ぽっぽー、はーとぽっぽー」などと歌われてしまったりしますが (いや、ファゴット吹きの間では有名な歌詞なんですってば)、 トランペットで演奏されるとファンファーレでも始まるかのような雰囲気で、 とても「はとぽっぽ」みたいな感じはしません。
…ちょっと誉めすぎかな?
まあ、ファゴット吹きにとっては、 「よくファゴット協奏曲を選んでくれた」という感動にひたれます。 なんといってもマイナーな楽器ですから。 そんでもって、 ファゴットの演奏と聴き比べてみると楽器の特性の違いというか そんなものがとてもよくわかって楽しいです。
他の楽器でも同じように演奏してくれませんかね?